Neural DSPはフィンランドにて多くのアンプシミュレーターやベースプリアンププラグインを制作してきたブランドです。QUAD CORTEXは同ブランド初のハードウェア機器となるペダルですね。
ギターだけでなくベースやマイクなどにも対応する多彩な接続が可能。29 x 19 x 4.8 cmというサイズ、1.6kgという小型軽量な筐体の中に11のフットスイッチを配置、7インチの大型のタッチパネルディスプレイを搭載したマルチエフェクターです。
クアッドコアSHARC 2GHz DSPを搭載し、8プリセット×32バンク 本体に256プリセットのサウンドを保存。4アンプモデル、ステレオリバーブ、さらにエフェクトも同時使用可能。
また、KemperやGE300などのように「Neural Capture」でアンプ、オーバードライブ、キャビネットのキャプチャが可能です。これらはCortex Cloudを用いて共有できます。
キャプチャをしなくても50以上のアンプ、70以上のエフェクト、1000以上のIRを収録していて、様々なサウンドをまとめて作る事ができます。
各フットスイッチはノブとしても機能し、タッチパネルと併せて使うことで本体のみで柔軟な操作性を実現しているのもポイント。逆に、現時点でエディタソフトはありません。
動作は大きく3つのモードに分かれています。
Stomp Mode:フットスイッチにエフェクトをアサインしてON/OFFや設定の呼び出しが可能
Scene Mode:フットスイッチで複数のエフェクトON/OFFなどを切り替え可能
Preset Mode:8つのバーチャルリグにそのままアクセス
Wi-Fiを搭載し、ワイヤレスプリセットシェアリング、クラウドバックアップ、無線ファームウェアアップデート等が可能で、USB端子はCirrus Logicコーデック対応の超低レイテンシUSBオーディオインターフェイスとなっています。
その他入出力は下記の通りです。
インプット:TS、TRS、XLR対応デュアルコンボインプット
2つのインプット個別にインピーダンス、レベルコントロール搭載、マイクプリアンプ内蔵、Phantom出力可能
デュアルエフェクトループ:モノラル、ステレオエフェクトをシグナルチェインに追加可能
アディショナルインプット/アウトプットとしても
1/4インチアウト:2モノバランスド(TRS)アウト
XLRアウト:デュアルモノバランスドXLRアウト
ヘッドフォンアウト
MIDI IN、OUT/THRU
デュアルエクスプレッションインプット:2台までのekuspペダルセクゾく可能。ワウやボリューム、ピッチなどに割り当て可能
USB:USBオーディオ、ファームウェアアップデート、USB-MIDI等
全ての端子はNeutrik製
すでに高いサウンドクオリティで話題性のあるモデルですね。Axe-Fx IIIやKemper、Helix、GT-1000、Headrush、Amplifire、GE300などのトップクラスモデルの中に入るクオリティの高いペダルとなっています。
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