1999年、多機能ディレイペダルというジャンルを切り拓いたペダルですね。開発にはWay Hugeの主宰であり、現在はDunlopに所属するジョージ・トリップス氏が関わったことも有名ですね。
そんなDL4のアップデートバージョンが、この「LINE6 DL4 MkII」です。
当時のペダルの面影を残しつつ、よりスマートな筐体となりました。
ちなみに旧DL4は250(W)×150(D)×55(H)mm 重量 1.75kg、新しいDL4 MkIIは 235(W)×114(D)×51(H)mm 重量 0.92kgと、全体的に小さく、軽量になっています。
左側の16モードのロータリースイッチでディレイタイプを選択、TIME/SUBDIV、REPEATS、TWEAK、TWEEZ、MIXコントロールを搭載。そして4つのフットスイッチを搭載しています。
オリジナルDL4の15ディレイタイプに加えてさらに15種類、合計30タイプのディレイサウンドを収録。ルーパーは最大240秒となり、マイクロSDカードを使ってより長いループを作る事もできます。また、オリジナルのクラシックルーパーをあえて使うこともできます。
ディレイタイプは、ALTボタンを押して切り替えることで旧タイプ、そのまま選択すれば追加されたHXディレイタイプとなります。
さらに、ALTボタンを押しながらセレクターを回すと、15タイプのリバーブサウンドを選択することができます。
リバーブとディレイは同時に使うことができ、直列での接続順変更やパラレルのディレイ/リバーブセッティングも可能となっています。
収録されたディレイ・リバーブタイプは下記のとおりです。
●新ディレイタイプ
- Vintage Digital:80sラックディレイ
- Crisscross:LR個別のデジタルディレイ
- Euclidean:8ステップシーケンスを元にしたリズムディレイ
- Dual Delay:2つのディレイを組み合わせたディレイ
- Pitch Echo:ピッチシフトディレイ
- ADT:オートダブルトラッカー、音を太くするディレイ
- Ducked:ダッキングディレイ
- Heliosphere:モジュレーション、ステレオディレイ、ロングリバーブの組み合わせ
- Transistor:マエストロEP-3テープエコーディレイ
- Cosmos:Roland Space Echo系ディレイ
- Multi Pass:マルチタップスタイルディレイ
- Adriatic:BOSS DM-2ディレイ
- Elephant Man:デラックスメモリーマン系ディレイ
- Glitch:オクターブとリバース、スライスシーケンスでグリッチを作るディレイ
●旧ディレイタイプ
- Digital:デジタルタイプ
- Digital w/Mod:モジュレーションディレイ
- Echo Platter:Binson Echorec系ディレイ
- Stereo:ステレオで音を拡げるディレイ
- Ping Pong:ステレオピンポンディレイ
- Reverse:リバースディレイ
- Dynamic:TC2209のダイナミックディレイ
- Auto Vol:スウェルディレイ
- Tube Echo:マエストロEP-1系ディレイ
- Tape Echo:マエストロEP-3系ディレイ
- Multi Head:Roland Space Echo系ディレイ
- Sweep:Tube Echoモデルを元にトーンを調整できるディレイ
- Analog:BOSS DM-2系ディレイ
- Analog Mod:デラックスメモリーマン系ディレイ
- Lo Res Delay:初期ラック系デジタルディレイ
●リバーブタイプ
- Room:ルームリバーブ
- Searchlights:奥行きの広いリバーブ
- Particle Verb:ピッチシフトレイヤーを加えた広いディレイ
- Double Tank:プレートディレイにCaveを追加
- Octo:シマーリバーブ
- Tile:タイル部屋のようなリバーブ
- Ducking:ダッキングリバーブ
- Plateaux:プレートリバーブ
- Reverb Off:リバーブオフ
- Cave:洞穴のようなリバーブ
- Plate:プレートリバーブ
- Ganymede:より深いプレートリバーブ
- Chamber:エコーチェンバー
- Hot Springs:真空管アンプに搭載されたスプリングリバーブ
- Hall:ホールリバーブ
- Glitz:リバーブテイルを柔らかくしたリバーブ
4つのフットスイッチを使って6つのプリセットをロードできます。
2つのバンクを使ってA~Fのプリセットをロードでき、さらにMIDIを使えば最大128種類のプリセットをロード可能となります。
また、バイパスタイプをトゥルーバイパス、バッファードバイパス、DSPバイパス、キルドライから選択できます。
入出力端子はステレオイン、ステレオアウト、EXPペダル/2フットスイッチ、マイク端子(LEVEL追加)、MIDI IN、OUT/THRU、マイクロSDスロット、USBタイプC端子となっています。
電源はセンターマイナスDC9Vで500mAとなっています。
つまり、ギター・ベースだけでなくマイクを接続することも可能となっています。
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