Voxから、ヴィンテージワウを丁寧に再現したワウペダルが登場です。
まずはこちら、「VOX V846 VINTAGE」。
1967年の通称クライドマッコイワウを再現したペダルです。それも「V846の究極に理想的な個体」と同じ特性を持つ新品のワウを目指して作られています。
そのためにまず理想的な個体を探し、オリジナルの周波数特性を解析し、テストを繰り返したということです。
Haloと呼ばれる当時のインダクタを再現し、アグレッシブなトーンで高域強め、広いスウィープレンジとなっています。
ポットも「ヴィンテージから取り外し、同じカーブになる様に調整」されたものが使われます。
トランジスタには缶タイプのBC109を搭載。ただ、同じ缶タイプのBC109といってもヴィンテージ個体と比べて音が異なったため、それを調整するための回路を追加したとのことです。
抵抗は1/2Wサイズのカーボンフィルム抵抗を採用。1968年のワウと同様のスタイルとのことです。
コンデンサも細かく選別を行い、メタライズドポリエステルコンデンサを用いて深みのある音色を再現。
そして、ケースも完全に専用設計。ヴィンテージの個体のペダル部とケース部を3Dスキャンし、全く同じ角度で動くよう再現。
素材はアルミで、これはヴィンテージと同じですが、当時のアルミ材との違いによる音色の違い(高域が弱くなる)を調整するため、ケースのグランドの取り方を調整。さらにジャック部分で高域がカットされないよう、ワッシャが追加されています。
さらに裏蓋も含めて調整し、ヴィンテージ同様のサウンドを再現したとのことです。
さらに配線も太めのものを使って音色の芯がしっかりするよう作られたということです。
そしてもう1つ、「VOX VRM-1 REAL MCCOY WAH」。
こちらも同じくクライドマッコイの再現ですが、V846 VINTAGEと異なる音色特性となるよう作られています。
よりミッドが強く暖かなトーンです。この違いはインダクタの特性に加え、ポットの抵抗値とカーブの違いによるものです。またVRM-1はペダルにトップ部にあるVOXロゴがないものとなっています。
さらに、こちらのバージョンはクロムメッキを施した限定モデル「VOX VRM-1 LTD」も出ています。
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