英国から新しいエフェクターブランドが上陸です。この「 TEACHING MACHINES FuzzBillion 」は、かなり変わったスタイルのエフェクターです。
ノブは1つ、ボリュームです。そして「0」という数字が書かれたスイッチが11個。
これは0~9のモードを選択できるスイッチです。数字の書かれた場所の上下のボタンを押すことで、番号が上がったり下がったりします。
これらのスイッチは左から順にシグナル内部で接続されています。左から順に下記のようになっています。スイッチのことをホイールと言います。
セッティング0はバイパス、1~4はOpampゲインブーストで、5~8はシングルトランジスタブースト、そして9はトランジスタを追加したブースト
10段階のゲインコントロールです。
ホイール3と4がそれぞれ、波形の上、下のクリッピングを切り替えます。
0:ゲルマニウムダイオード:低電圧でスムースなクリッピング
1:1N60Pシリコンダイオード:高電圧でシャープなカットオフ
2:1N4148シリコンダイオード:より高電圧でシャープ
3:LED:ゲインによってハードなクリッピング
4:ダイオードではなくコンデンサを使用:トレブルカットされたサウンド
5:クリッピングなし
6~9:0~3の設定に抵抗を追加し、電圧を高めたモード。
4のコンデンサはホイール3と4で容量が異なります。6~9はクリッピングが少なくなります。
10段階のトーンコントロールです。
ホイール6がオクターブファズの歪み、ホイール7はオクターブファズのミックスです。なのでホイール7が0のときはホイール6は無効です。
Phase Locked Loopという意味で、オシレーターのような動作をします。ある程度音量が高くないと動作しません。不安定な音やリングモジュレーターのような音を作ります。
これは波形を変えずに上下にオフセットします。クリッピング設定などとの組み合わせによって、音が微妙に変わったりします。
アウトプット前に通すクリッピングです。選択できるのは下記です。
0:OFF
1:ブルーとグリーンLED:ハーモニクスを少し加え、シグナルの上部を少しカットします。
2:赤LED:ハードでブライトなサウンド
3:1N4148シリコンダイオード+1K抵抗:小音量でハードなクリッピング
4:1N60Pシリコンダイオード+47Nコンデンサ:トレブルをカットし、ミッドレンジが強いサウンド
5:1N60Pシリコンダイオード+1μFコンデンサ:よりトレブルをカットしたサウンド
6:1N60P+1K抵抗:ブライトでサステインが長い
7:1N4148ダイオード:ハードクリッピング
8:1N60Pダイオード:より強いクリッピング
9:ゲルマニウムダイオード:最もクリッピングが強く、サステインが長い
最終段のトーンコントロール(ローパスフィルター)です。
これらを組み合わせることで、多彩なサウンドを実現。数字の組み合わせをメモしておくことで、セッティングをいつでも完全再現できるのもポイントということです。
インプットとアウトプットそれぞれにギター/ラインレベル切り替えが可能となっています。ギター・ラインはそれぞれ同じ設定にするとトゥルーバイパス、インプットアウトプットの設定を変えるとバッファードバイパスとなります。
ラインレベルではTRSバランスド端子として使えます。
VIDEO www.youtube.com
VIDEO www.youtube.com
VIDEO www.youtube.com
VIDEO www.youtube.com
Lineアカウント からブログ更新をお知らせ! がっきや速報 人気blogランキングへ