料理のメニューみたいなタイトルをつけてみましたw
ギタリストにとってチューニングは最も大事な行為というか、ある意味儀式といってもいいかもしれないことです。今回はチューニングの必要性を分かった上で、あえて気軽に使える面白いチューナーを取り上げてみたいと思います。あと、最近プレイヤーシーンにも台頭してきたストロボチューナーについてもちょっと触れます。
まず、今回紹介するチューナーは、当然しっかり機能するものばかりですが、針式、または反応のいいLED式のクロマチックチューナーを一つは持っておいてください。
どういうことかというと、今回のは特に小型ということにこだわったものなので、機能が限定されるからです。音程というものを理解する上でも、また、チューニングの安定性を高める上でも、家庭での練習時ではBOSS TU-12に代表される高性能なものを使われることをオススメします。
それでは、持ち運びに便利な小型チューナーを見てみましょう。
SEIKO / ST01 |
さて、ストロボチューナーというのが登場していますが、今後一般的になっていくかもしれませんので、ちょっと詳しくみてみましょう。
ストロボチューナーは元々、楽器製作やリペア工場では必須の装備といっていいと思います。光を使って破裂音的な瞬間の音程も測定でき、さらにデジタルのものとは比べ物にならない正確さを誇ります。例えば、ギター用のデジタルチューナーとして今のところ最高峰ともいえるKORGのラックマウント式チューナー、DTR-2000は、1音を1/100まで分割して測ることができますが、ストロボチューナーで一般的なものは1/1000まで分割することができます。LED視認のもので作ろうとすれば単純に考えてDTR-2000の10倍のスペースが必要ですね。上記で紹介している、ストロボ光にLEDを使ったものは簡易版なのでそこまでの機能は持ちませんが、それぞれで触れたとおり、反応のよさと感覚的に見やすく、使いやすい点にも注目したいですね。
それでは、ストロボチューナー専門ともいえるメーカー、Petersonのコンパクトチューナーを紹介しましょう。
ペダル型チューナーの最高峰Strobo Stomp!Peterson StroboStomp2 |
Peterson Strobo FLIP |
見ていただくと分かるように、現状ではまだ、デジタルモノよりも相当値段が高いです。ですが10万を超えるものであったことを考えると、かなり値段も下がってきていますので、そのうちこのストロボチューナーが主流になる時も来るだろうと思います。しかし、個人的にチューナーに対して不満な、「反応の悪さ」という点が解消されているだけでも、これらを選ぶ理由には十分ではないかと思います。今後さらなる求めやすい製品が登場してくることを楽しみにしたいと思います。