Petersonがクリップオンストロボチューナーを発表！？

ほんの2年ほど前、ギタリストにとって最強のチューナーは、といえばStrobo Stompだという答えが返ってきたのではないかと思います。トゥルーバイパスのストロボチューナーで反応も良く、プログラミング機能を備えていてコンパクト、こんなチューナーは当時他にはありませんでした。
当時はコンパクトチューナーの人気はBOSS TU-2かKORG DT-10に二分され、機材に強いこだわりを持つ方がPetersonを･･･という感じで分かれていました。
しかし、KORGがで安価なトゥルーバイパスチューナーを発表して話題となり、さらに>Sonic Researchがコンパクトでトゥルーバイパスのストロボチューナーが登場、そしてポリフォニックチューニングを実現させたPolytuneの登場･･･という昨今の流れの中、Petersonのチューナーは誰もがその実力を認めながらも、どこか「過去の栄光」的な存在になりかけているように思えました。
でも、老舗で実力もあるメーカー、Petersonが黙っているはずはありませんでした。
ちょっと前振りが長くなりましたが･･･先ごろ行われたフランクフルトムジークメッセ2010にて、Petersonが新作のチューナーを発表しました。
先日私はふざけてポリフォニックストロボチューナーみたいなのを考え出したんですが、正直それ以上のインパクトのある新製品です。それは「クリップオンストロボチューナー」！！
ギタリスト向けのチューナーは大きく4つの種類に分けられます。まずはTU-12などに代表されるポータブルチューナーです。続いて、プロの方などに多いのがステージで視認性抜群のラック型チューナー･･･これは最近は少し使ってる方も減ってきたかも知れませんね･･･。そして、コンパクトエフェクターの台頭に併せて登場し、現在でも人気のフットスイッチを搭載した、オンボードタイプのチューナーです。さらに、第4の勢力というか･･･地味なようでいて実は愛用している方が一気に増えているのが、ギターのヘッド等に取り付けるタイプのクリップオンチューナーです。KORG AW-2Gをはじめ、各社が製作しているこのクリップオンチューナーの特徴は、持ち運びが簡単で、基本的に安価なモデルが多く、またケーブルを接続しないのでバイパス音がどう、といった話とは一切無縁という点なんですね。
一方欠点としては小型なためどうしても視認性が低く、そのためかあまり精度を高くしすぎることができないということがあります。また、どうしても価格を下げないと売れにくいものでもあるのか、長いこと使っていると特にヒンジ部の耐久性が弱くなってくるというのも弱点の一つですね。
しかし、Petersonが発表したこのクリップオンチューナーは、ストロボチューナーです。まだ詳細なスペックは出ていないのでなんとも言えませんが･･･少なくとも精度の高さは疑う余地はないと思います。また、このデザインを見たところ、現在発売されているクリップオンチューナーの中でも特に「がっちりとした」印象を受けました。あくまで印象ではありますが･･･しかしこのモデルは非常に衝撃的だと思います。
まさかクリップオンタイプにストロボチューナーが出るとは思いもよりませんでした･･･。これはきになりますね。価格等にもよりますが･･･もしかするとPitchblack/ST-200/Polytune/AW-2Gといった今の大人気定番チューナーに並ぶモデルとなるのかもしれません。発売が楽しみです。
･･･さて、ポリフォニッククリップオンストロボチューナーのコラ画像でも作りますか･･･www
　
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