1971年から少しの間作られ、生産終了となっていたFOXX TONE MACHINEが、今回復刻されました。また、それにともなってペダル型の新製品も登場しているので、それを紹介したいと思います。
FOXX TONE MACHINE
レッド、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、イエローと、6種類のカラーリングラインナップを持ち、ZZ TOPやBeck、Nine Inch Nails等も使用しているというFOXX TONE MACHINEは、切り替え式スイッチでオクターヴファズとしても使える、幅広いトーンをもった柔軟性のあるファズ、とのことです。エフェクターとしてはちょっと面白い形をしているのもポイントですね。表面はスエード、つまり裏革を模した手触りになっており、まさに「FUZZ(毛羽立った)」というにふさわしいですね。
FOXX FUZZ WAH VOLUME
TONE MACHINEと同様6色のラインナップとFUZZY FINISHという毛羽立った手触りはそのまま、さらに多数の機能をつめこんだペダルが登場です。サイドの3つのコントロールと一つのスイッチは、そのまま前述のTONE MACHINEと同じく、VOLUME、SUSTAIN、FUZZ TONE、オクターヴ切り替えスイッチとなっています。回路もTONE MACHINEと同じもののようですね。そして前面、というか奥側にあるコントロールはブライト、メロウ、ファンキー、そしてメロウプラスというワウのトーン切り替えとなっており、ペダルの奥にあるフットスイッチはワウとヴォリュームペダル、およびファズのON/OFF切り替えですね。使い勝手がどの程度かちょっと分からない部分もありますが、これだけ機能満載な、個性的なワウペダルは少ないと思います。変態的なサウンド作りもできそうですね。
今回はなかなか面白いペダルを見つけました。TONE MACHINEは現代のファズと比べるとシンプルで正統派といった雰囲気ですが、FUZZ WAH VOLUMEはなかなか面白そうですね。あっちこっちに飛び出したスイッチはコントロール類もいい感じです。