先日のNAMM SHOWで発表された、フェンダーからの5Wフルチューブアンプが発売されました!
といっても正規の流通では、国内はまだなのですが、例によってサウンドハウスさんの直輸入による販売となっています。
詳細を見てみましょう。
Fender Champion 600
もともとこの「Champion」の名前は、フェンダーの小型チューブアンプに名づけられ、最初は1948年に登場した「Champion800」で、49年には、この機種と同名の「Champion600」という後継モデルが発売され、53年からは「チャンプ」の名前で売られていました。ちなみに、この800、とか600、というのはスピーカーが8インチだったり6インチだったりする、ということですね。
さて、現代に復活したこのFender Champion 600ですが、なんと革張り(たぶん合皮だとは思いますが)となっていて、部屋においてあっても違和感のない、美しいルックスとなっています。
搭載される真空管は、プリ部にはおなじみ、12AX7、そしてパワー部には6V6という、中域〜高域によったサウンドが特徴の真空管が取り付けられています。このパワー部の6V6が、このFender Champion 600のサウンドの要であることは間違いないでしょうね。まさにフェンダーアンプらしい、高域よりなサウンドとなっています。
コントロールはHIGHとLOWの2インプットに、1ヴォリュームのみというシンプル構成!これって2台使えばチャンネルリンクとかできるんですかね?12まで区切られたヴォリュームが真空管アンプらしいですね。12AX7の歪みの特徴を考えると、10を越えたあたりからぐわっと歪んでくるんでしょうか?
このFender Champion 600のサウンドですが、短いデモがこちらで公開されています。聞いてみた感じでは、細いながらもガッチリとしたフェンダーらしい泥臭いサウンドで、かなりよさそうに思います。
以前Valve Juniorを買おうかどうか迷って結局買えなかった私ですが、今回はこれ、買ってしまうかもしれません・・・。またそのときはレビューしますね。