今回は、The OVERDRIVE BOOKのインタビューコーナーから、Xoticについて書いてみたいと思います。
Xoticといえば、前回私が勝手に作った「ハンドメイドエフェクト四天王」の一角を担うブランドですね。そうそう、この「四天王」ですが、アメリカのブランド限定、というのを書き忘れていました。さすがに全世界まで入れると、「四天王」クラスが4つに収まらなくなる気がします・・・。
それはともかく、このXoticというブランドを、私は「正統派」と評価しました。まずその理由から書いていきたいと思います。
それは、「ミュージシャンとの交流を大事に」していて、「とにかく素直な音を目標として」いるからです。たとえば、Xoticのギター用歪みエフェクターとしての初号機となる、AC Boosterは、回路的には全く違うにもかかわらず、TS系ペダルの代替品としての評価を受けています。このように、「全くゼロから作り上げた回路」が、Z.VEXのような変態方向に飛ぶことなく、まさに正統派的なサウンドを作り出すわけですね。ですので私はこのブランドを「正統派」と評価しています。
さて、このThe OVERDRIVE BOOKに載っているインタビューですが、現在の総代理店であるPCIさんのページで、全文が公開されています(こちら)ので、合わせて読まれるといいかと思います。
では、これらの情報と、私なりの視点から、Xoticの歪み系3種を紹介していきます。
【Xotic(エキゾチック)エフェクター】AC−BOOSTER |
「ブースター」という名前のペダルですが、これはあきらかに「オーバードライブ」です。EQは12時の位置でフラットとなり、それ以下はカット、それ以上はブーストとなる仕様です。サウンドとしては、「幅のあるTS系」といった感じで、やたら中域に密集したTS系の歪みサウンドを、全周波数域に広げた、といった雰囲気を持っています。真空管アンプと、そしてハムバッカーとも相性のいいペダルですね。
XOTIC RC-Booster |
オーバードライブ/ディストーションXotic BB-Preamp |
というわけで、今回はXoticの歪み系について書いてみました。個人的にもずっときになっているこれらのペダル、是非試してみたいと思います。