NAMM SHOW 2008で発表されたTC ELECTRONICの最新マルチエフェクターがまもなく発売されます!たしか来週ごろだったかな?
そこで、今回はその最新マルチ、「t.c. electronic NOVA SYSTEM」をご紹介します!
ではいきましょう。
t.c. electronic NOVA SYSTEM
こちらが、その「NOVA SYSTEM」です。TCのフロアマルチといえば、t.c. electronic G-SYSTEMが「最高峰のフロアマルチ」として君臨してきたわけですが、価格がかなり高いというのがありました。もちろん、このNOVA SYSTEMもかなりの高級機種なんですが、それでもG.SYSTEMに比べると・・・という感じです。
まず、この独特の筐体ですが、2段あるスイッチがどれも踏みやすく、かつコントロール系、および接続系を蹴らないように段差や手すり(じゃないんですがw)でがっちりガードされていて、非常に実用志向だと思います。
コンプレッサー、EQ + ノイズゲート、モジュレーション、ピッチ、ディレイ、リバーブがG.SYSTEMと共通で、おそらくフットスイッチもG.SYSTEMと同じ物を使っていると思われます。30ファクトリープリセットと、60ユーザープリセットを備えています。
さて、このNOVA SYSTEM最大の特徴は、「アナログ回路の歪み系」を搭載しているという点ですね。「Nova Drive Technology」という名前がついていますが、「プリセット、およびEXPコントロールが可能なアナログオーバードライブ/ディストーション」とのことです。
最近のマルチは、歪み系をアンプシミュレータに頼ってしまっているものがかなり多く見受けられますが、こちらはあくまで「エフェクター」としての形を追求したといえるのではないかと思います。
G.SYSTEMとの大きな違いとしては、NOVA SYSTEMでは歪みは本体にアナログで搭載される代わりに、エフェクトループがなくなっています。コンパクトの歪みをどうしても使いたい、しかもプリセットができるスイッチングシステムも必要、という場合にはG.SYSTEMを、「マルチエフェクター一台で」すべてをまかなうことを前提として最強クラスのものが欲しいというばあいにはこちらのNOVA SYSTEMを、という選び方をされるのがいいのではないかと思います。
もちろん、「あの」TC ELECTRONICです。サウンドの質は期待できるかと思います!