Lovepedal Karl 【送料無料】 |
では、いってみましょう!
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コントロールはVolumeとIntense(=Fuzz?)のみのシンプル仕様で、フットスイッチは最近のLovepedalに多い電子式でなく、機械式のトゥルーバイパスタイプでした。お店では新品でしたが、生産時期はすこし前の個体なのかもしれません。
では、セッティングいってみましょう。
メーカー:Fender USA【送料無料】FENDER USA American Standard Telecaster |
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オレンジ ギターアンプ ORANGE AD30TC |
しかしオレンジのアンプっていいですね。見た目もいいですし、音も・・・ブリティッシュ系のサウンドですが、好きです。では、レポートいってみましょう。
- 操作性
Love;edalらしい操作性を持つペダルだと思います。コントロールの役割がしっかりしていて、「これを動かせばこうなる」というのが感覚的にわかりやすく、それでいて入力からの反応がいいので柔軟性に富んでいて、音作りの自由度も高い・・・んで出てくる音はやっぱりLovepedalサウンド、というタイプのペダルですね。
音が作りやすく、それでいて奥が深い。幅広い音作りができるけれど、そのペダルならではの音を持っている・・・いろいろなペダルを弾いてきましたが、特に歪み系において評判のいいペダルというのはだいたいこういう傾向があると思います。人気の高いBOSS BD-2やMT-2も、そういう方向性があるように思いますし、まただからこそ人気があるんでしょうね。
今回のKARLもそういうタイプで、使いやすくて奥が深いタイプだと思います。
- サウンドレポート
というわけで、サウンドです。Lovepedalのファズって、White Dragonも200lbs of Toneもそうでしたが、扱いやすいオーバードライブよりのファズサウンドというのが多いと思います。KARLにもやはり同じ傾向があって、オーバードライブっぽい音も作れるんですが、使われているのがシリコントランジスタだからでしょうか、White Dragonや200lbs of Toneと比べると、もっとファズらしさがあるペダルだと思います。
とはいえ、いわゆる「クラシックファズサウンド」ほどは毛羽立ったタイプではなく、どちらかといえばスムーズなサウンドを作るタイプですね。
ファズペダルらしく、和音よりも単音が得意で、音抜けが非常にいいと感じました。特にフロントPUでギターのTONEをしぼってのリードギターサウンドは、「艶やかなサウンド」という言葉がまさに当てはまるような音だと思います。
「ゲルマニウムトランジスタ」はたしかに貴重で、使うとどうしても値段が上がってしまう傾向があるため、シリコンよりゲルマニウムの方が上、みたいに思ってしまうこともあるかと思うんですが、少なくとも出音に関してはどちらが上、というのはあまり関係ないですね。このKARLって、同時期にゲルマニウムトランジスタを使った、値段が高いWhite DragonやBlack Beautyが作られていたこともあってか、Lovepedalのファズとしてはあまり日の目を見なかったペダルのように思いますが、実際弾いてみると、どっちが上とは言い難いですね。同じファズですが、まったく違う音なので、上位機種とかそういうのではないんだな、と思います。
というわけで、Lovepedal KARLのレポートでした。Lovepedalらしく反応性も高いですし、ファズペダルとしては抜けもいい、特にソロ用のペダルとしてはとても使いやすいのではないかと思います。見かけたら是非、試してみてください。
そういえばLovepedal、こんなの出たみたいですね。日本にはなかなか入ってこないかも知れませんが・・・また楽しみです。