60〜70年代のアグレッシブなファズサウンド【エフェクター NEW-CEF-MXR021】エフェクター ファ... |
水色のカラーリングから、去年、元Way HugeのJorge Tripps氏監修で話題になったJim Dunlop JH-F1 Jimi Hendrix Fuzz Faceを思い浮かべますが、実際、そのJH-F1同様のBC-108シリコントランジスタを使ったファズフェイススタイルのファズペダルとなっていて、108の名前もそこから取られているようです。
バイパス方式はどうやらトゥルーバイパスだそうで・・・コントロールはVolumeとFuzz、そして「Bufferスイッチ」が搭載されています。ファズペダルの後ろにワウをつないだときに起こる可能性がある発振を防止したり、また音痩せを防いだりするときにこのBufferをONにするといいようですね。
ちなみにBC-108トランジスタは、実際に60年代の終わりから70年代にかけて、ジミ・ヘンドリクスが使用していたといわれるファズフェイスにも搭載されているものだそうで、アナログマンのSun Face FuzzのシリコンバージョンにもBC-108が使われていたりします。
どうやら音質自体も、JH-F1とかなり似ているようですが、ペダルサイズが大きくて場所を取るJH-F1と比べると、Phase100サイズとはいえ、かなり小さく、また四角いので使いやすくなっているといえるのではないでしょうか。ちゃんと右側にINPUT、左にOUTPUTがありますし、9VのDC INPUTもしっかりついています。そしてバッファのON/OFFが選択できるということで、かなり使いいやすい仕様になっていると思われます。LEDもついてますしw
オリジナルを忠実に再現したのがJH-F1なら、それに現代的な使いやすさをプラスしたのがこの108 Fuzzという感じがしますね。
ちなみにサウンドですが・・・こちらが108 Fuzz、でこちらがJH-F1のサウンドです。どちらもYOUTUBEで有名なProGuitarShopさんというところの音源ですので、比較するにはちょうどいいのではないかと。これを聴くと、やはりかなり音は似ていますね。BufferはONにすると多少ゲインとヴォリュームが上がるように思います。状況に応じて使い分けていけそうですね。
MXRって、どちらかといえば定番で、悪い言い方をすればあまり進歩がないメーカーさんのように思っていましたが、最近のMXRは、特に親会社のJim Dunlopに元Way Hugeのジョージさんが入ってからかなり変わりましたね。ジョージさんはLine6に入ればDL4を作り、ジムダンにいけばJH-F1やCarbon Copy Analog Delayなど、とにかく話題性のあるペダルを作っていく人ですね。さすがというかなんというか…天才的なビルダーさんだと思います。
今月は本家Way Hugeも復活の予定ですし、目が離せないですね。
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