先日、ワウとパワーサプライを発売したばかりのModtoneから、まるでたたみ掛けるように次の新作ペダルが登場しました。それぞれ見ていきたいと思います。
まずはModtone Clean Boost。最近の時流に乗るかのように発売されたこちらのペダル、かなりのこだわりを持って作られているようですね。まず、先に書いてしまいますが、こちらの3機種、すべてトゥルーバイパスとなったようです。ワウも含めて、えらいとんでもないメーカーさんになってきた感じですね・・・。で、このクリーンブーストは、LevelとToneのコントロールとなっていて、Levelコントロールは12時の位置で入力と同等の音量となるように設計されている、とのことですね。ブーストは最大+25dbとなっています。入力と同等の音量になるということは、つまりバッファアンプとしても使えますし、さらにヴォリュームカットも可能になるということで、より汎用性が広がる気がします。Toneコントロールと組み合わせることで、ブーストさせる帯域を変化させてトレブルブースターやベースブースターとして使えるというのもおもしろいです。クリーンブースターって、これまで手頃なものといえばMicro AmpかCool Booster(どちらも非常にすばらしいペダルです)くらいしかなかったので、この価格帯で選択肢が増えるというのはとてもいいことだと思います。
続いて、Deep Diveというペダルです。これはオクターバですね。1オクターブ下の音を原音に付加するペダルです。今のところ確証はありませんが、どうやらこのペダルは、エレハモの名機で、今はXOシリーズとなって生産されている「OCTAVE MULTIPLEXER」をベースに作られているようです。High FilterとBass Filterのコントロールでオクターブ下の音をコントロールでき、Sub Levelは原音とサブオクターブ音のバランスを調整するようです。しかしおもしろいのが、ペダルに追加されている「モジュレーションスイッチ」で、これをONにするとリングモジュレータやアナログシンセ風の音色が作れる、という点ですね。どんな音になるのか全く想像ができないんですが、もしかして、すごくおもしろいペダルになるんじゃないかと思います。
そして、「Funk Filter」と名付けられた、エンヴェロープフィルタ/オートワウペダル。こちらはどちらかといえば正統派なエンヴェロープフィルタとなっているようです。ハイパス、ローパス、そして「ミッドパス」(バンドパスと同義だと思います)フィルタの切替が可能となっているようですね。F-FactorコントロールがFreqコントロールということになるんでしょうか。ギター側のヴォリューム等で音色をコントロールできるということなので、タッチワウ的なペダルなのではないかと思います。
どうやら、今のところはまだサンプルサウンド等が無いみたいですが、なかなかおもしろそうなペダルを揃えてきたという感じがしますね!特にクリーンブースターはとても使いやすそうだと思います。それにしても、Modtoneって去年出てきたばかりのブランドさんとはとても思えないほどのラインナップになっているのがすごいですね。
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