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Catalinbread WIIO


現在アメリカでも大ブレイク中というエフェクターブランド、Catalinbreadの新製品WIIOが、少し長い予約期間を経て手元にやってきたので、さっそくレビューしてみようと思います!
珍しいHIWATT系サウンドをシミュレートしたというオーバードライブですね。さっそく、いってみましょう!

Catalinbread WIIO


こちらが、そのWIIOです。「ウィーオー」と読むそうです。なんかかわいらしい名前ですね。2つのIの間に横棒を入れると有名なバンド名になるとかならないとか・・・w
コントロールは、GAIN、MASTER、TREBLE、BASSの4ノブ仕様で、このペダルがシミュレートしたと思われる、HIWATT CP103のコントロールを再現しています。ペダルのカラーリングや名称の字体も、それに似せて作られていますね。

内部はCatalinbreadお得意の全面基板仕様です。そして、基板にはいつもの遊び心が・・・。
名盤「Who's Next」に収録された、My Wifeという曲の歌詞が入れられています。CatalinbreadのビルダーさんはどうやらThe WhoとHIWATTが好きらしく、このペダルも自分の趣味に合わせて作ったようなもの、だそうですね。

では、レビューいってみたいと思います。

  • 操作性

特に難しいコントロールは無いと思います。しかし、このペダルは本当にオリジナルアンプを再現していて・・・TrebleとBassの2バンドEQの効き方が、古いチューブアンプにありがちな「微調整用」といった感じで、さらにGainコントロールも、「なかなか歪まないHIWATTアンプ」そのものなので、3時くらいまで上げないとがっつりと歪ませられないという、ちょっと癖のある仕様になっています。Catalinbreadなら、もっと使いやすくすることもできたはずですが、あえてここまで再現するとは、さすが趣味、ってだけのことはあるでしょうかw

  • サウンドレポート

では、音を・・・まずはいつも通り、サンプルサウンドからいきましょう。ストラトとGVA Customを使ってのサンプルです。WIIOのEQは12時設定です。あと、今回は時々ご要望をいただいていた、「複数のペダルを組み合わせたサンプル」に挑戦してみます。うまく伝えられると良いのですが・・・。

サンプル1
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まずは、Gainコントロールを12時にしてのサウンドです。最初のコードがクリーンで、アルペジオのところからペダルをONにしています・・・ホントです。まるでずっとクリーンで弾いているように聞えるかも知れませんが、ペダルOFF時に比べてON時にはやはり倍音成分が増え、非常に奥行きのある音になっていると思います。

このペダルがチューブアンプを再現しているのなら、クリーンセッティングにブースターをかけたらどうなるかと考えました。そこで・・・

Sex Driveを使って、ブーストしてみたのがこちらです。

サンプル2
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最初はWIIOのみで、そこからブーストしています。ちゃんと歪んでますね。クランチ程度のゲインですが、ものすごく広いレンジなのが分っていただけると思います。ピッキングへの反応も非常に高いので、強く弾けば歪んで、軽いアルペジオではクリーンサウンド、といったことが可能です。

じゃあ、もうちょっと歪む、ブースター系オーバードライブを使ってみましょう。HIWATTと相性が良いペダルといえば・・・

これ、でしょうか。Klon Centaurです。ゴールド筐体に絵がないモデルですね。これのレビューはまた今度させていただくとして、このセッティングならどんな感じになるでしょうか。ちなみにケンタウロスのGainは9時くらいで、そんなに歪ませてません。

サンプル3
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最初はWIIOのみ、そしてCentaurをONにしています。
Sex Driveの時よりもしっかりと歪んでいますね。もちろん、この歪みはCentaurだけで作り出した物ではありません。CentaurだけだとGain9時ではほとんどクランチな感じになります。

じゃあ、もっと歪ませてみましょう。

RAT系の回路を搭載した、Landgraff MO-D Distortionです。全てのノブが12時の、単体でもがっつり歪むセッティングにしています。

サンプル4
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これは、歪みのほとんどをディストーションで作っていますので、コンプレッションの感じとかはLandgraffらしいサウンドになっているんですが、低域の張り出し方と全体的にすこしバリっとした感じ・・・スタックアンプ風?な雰囲気は、WIIOの特性です。Landgraff単体だと、もう少しオーバードライブっぽいと言うか・・・まとまった音になります。
というわけで、WIIOのゲイン12時のセッティングで、他のペダルを使うとこんな感じになります。では、続いてWIIO単体での歪みを・・・

サンプル5
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WIIOのGainをフルアップにしたサンプルです。最初からONにしています。途中のアルペジオでは、ギターのヴォリュームを5あたりまで絞って、そこからまた戻しています。全体的に、非常に広いレンジと、高い反応が分っていただけるかと思います。

サンプル6
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おなじく、WIIO単体、Gainフルのセッティングで、単音を弾くとこんな感じです。いい曲ですね。

というわけで、サンプルサウンドでした。このWIIOというペダルは、本当にオーバードライブというよりもまるでプリアンプとして使うことが出来るペダルだと思います。反応性が本当に高くて、そしてクリアで立体的、そして豊かな倍音成分・・・よくあるオーバードライブペダルの売り文句ですが、それらをここまで高い次元で融合したペダルってそうそうないと思います。しかも、今回(あえて)一緒に使ったペダルと比較すると、格段に手頃な価格なのも良いですね。常にONにしておきたいペダルですね。これは素晴らしいです。
アンプライクなオーバードライブ、って今は非常にたくさんありますが、その中でも「アンプライクさ」はトップクラスに入るのではないかと思います。「歪み方」だけじゃなく、クリーンの出方や、ブースターと組み合わせたときのサウンド、反応性、イコライザの動き・・・本当の意味で、アンプライクなペダルです。まだ届いたばかりですが、これは本当に気に入りました。



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