毎年精力的に新製品の開発を行っているエレハモが、今年のSummer NAMMに出展するペダルを公開したようです。現状わかっているのがこの2機種だけなので、その他のモデルが出るかどうかはまだ分かりません・・・。
まず左側、「Germanium 4 Big Muff π」です。Big Muffというからにはファズかと思えばそうではなく、オーバードライブとディストーションを組み合わせたモデルということですね。
左側がOverdriveチャンネル、右側がDistortionチャンネルとなっていて、OverdriveチャンネルはGain、Bias、Tone、Volumeコントロール、DistortionチャンネルにはGain、Bias、Volts、Volumeコントロールが搭載されています。
このペダルにはNOSのNKT275が使われているので、Biasコントロールはそのトランジスタのバイアス調整用ということでしょうか。DistortionチャンネルのVoltsコントロールは、電圧を可変させることでトーンを調整するものだと思われます。果たしてこのモデル、Big Muffとどう関係があるのか不明ですが(回路が両チャンネルともBig Muffとかではないかと思っています)、ファズフェイスのイメージが強いNKT275をあえて採用してみたり、Big MuffなのにOverdrive/Distortionだったりとけっこう謎の多いモデルです。機構としては完全に2in1となっている・・・っぽいですね。
続いて、「44 Magnum」。こちらは先日発売されたコンパクトサイズのパワーアンプ「Electro-Harmonix 22 CALIBER」のバリエーション的なものでしょうか。22 Caliberが22W出力だったのに対して、こちらは44W出力となっているようです。コントロールはVolノブと、Bright/Wormを切り替えるスイッチのみで非常にシンプルですね。パワーアンプなので、フットスイッチはありません。また、アウトプットにはスピーカーケーブルをつないで8〜16Ωに対応したキャビネットに接続するようになっています。
実は最近破格でフルチューブ50Wアンプを入手して(そのうちまたレビューします)、たまに鳴らしているんですがMaster Volume(パワーアンプのヴォリュームコントロール・・・つまり44 MagnumのVOLコントロールです)にさえ気をつければ結構自宅でも使えるんですね。なのでこの44W出力のコンパクトパワーアンプも、自宅からスタジオ、ライブまで幅広く使うことのできるモデルとなっているのかもしれません。おもしろそうですね!
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