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Digitech Whammy 20th Anniversary Limited Edition


先日ご紹介したばかりの限定ワーミー、あの記事を書いてから勢いで注文してしまったんですが・・・アメリカからもう到着しました。USPSやるじゃん。ゆうぱっくがんがれ。
というわけで、さっそくレビューしていきたいと思います。このペダル、中身は現行モデルと変わらないので、普通のWhammyのレビューと考えていただければと思います。
ワーミーってずっと欲しかったんですが、買おう買おうと思いながら後回しになっていたんですよね・・・今回の限定モデル発売が背中を押してくれました。地味に初Digitechペダルですw
では、いってみましょう!

Digitech Whammy 20th Anniversary Limited Edition


こちらが、その20周年記念ワーミーです。レギュラーモデルが赤色なのに対し、こちらは限定モデルということで鏡面加工されたクロムカラーモデルとなっています。
どのくらい鏡面加工かというと・・・

このくらいです。うちのサイトのトップ画像を映してみましたw
 


外箱はこんな感じです。箱を開けた写真の右側の部分に9VACパワーサプライが入っています。けっこうでかいサプライです。普通の9VDC電源を使うエフェクターに間違えて使うと一瞬で壊れますので注意してください。
 

コントロールはON/OFFのフットスイッチ、エフェクトのかかりを調整するフットペダルと、写真のモード切替スイッチで構成されています。写真の通り、17モードの中からエフェクトを1つ選んで使用します。鏡面加工だとここの文字がものすごく読みにくいです・・・写真はがんばってできるだけ文字を見やすく撮りましたが、それでも若干読みにくいですね・・・w コントラストが強く出る撮り方のせいでホコリもやたら目立ってます・・・写真撮る前に拭き掃除してエアスプレーかけても取れなかった微粒子です・・・。こんなのどうやって取ればいいんでしょう。・・・ま、いっかw

搭載された17モードのうち左側の9つは原音にハーモニーを加えるインテリジェントピッチシフターです。加わるハーモニーを9種類設定できて、ペダルの可変に合わせてハーモニー音を調整できます・・・たとえば「▲2ND△3RD」モードではペダルを手前に倒した状態で+2度、奥まで踏み込めば+3度のハーモニー音が加わり、ペダルの動きでその間を連続可変させられるということです。(便宜上+2/+3と書くことにします。)搭載されているモードは、「+2/+3」「+3b/+3」「+3/+4」「+4/+5」「+5/+6」「+5/+7」「-4/-3」「-5/-4」「-1オクターブ/+1オクターブ」となっています。全モードとも、ペダル手前の方が低いピッチのハーモニーです。
コントロールパネル右側にはDetuneとWhammyエフェクトです。DetuneエフェクトはShallowとDeepエフェクトが搭載されています。これに関しては後ほど詳しく書きます。そして6種類のWhammyエフェクト。これは原音のピッチを可変するエフェクトで、ペダルが手前の状態で変化なし、奥まで踏み込むと設定した通りのピッチシフト効果が得られるというものです。Whammyエフェクトはそれぞれ「+2オクターブ」「+1オクターブ」「-1オクターブ」「-2オクターブ」「Dive Bomb(-3オクターブ)」「Drop Tune(-1音)」の6モードから選ぶことができます。Drop Tuneモードのみ、ペダルを奥に踏み込んだ状態が原音と同じピッチになります。
 

ペダルインプット側。MIDIによるコントロールにも対応しています。
 

こっちはアウトプット側です。原音のみを出力するDryアウトプットと、エフェクトのかかった音を出力するWet Addアウトプット(普通のエフェクターのアウトプットと同じ)が搭載されています。パワーサプライを接続する端子もここにあります。

このように、Whammyは「9VAC」電源で動作する数少ないエフェクターです。さっきも書きましたが、アダプターを間違えないように注意しましょう。
 

レギュラーモデル同様、ペダル奥側にはDigitechロゴが入っています。
 

ペダル裏面には、限定モデルであることを示すシールとシリアルが入っています。シリアルナンバーが2の10乗でいい番号ですw ・・・ってこれ2000台限定!?、で1024ってことはもうすでに半分以上・・・そのうち日本にも入ってくるだろうと思っていましたが、なんか日本で発売されるのかどうか怪しくなってきました・・・。

というわけで、写真はこんな感じです。ペダルは6角レンチがあれば開けることができるんですが・・・うちにあるレンチがミリサイズだったため開けられませんでした・・・。
ではレビューいってみましょう。

  • 操作性

アダプタが特殊なのがちょっと使いにくいところではありますが、それとモード設定の文字が読みにくい(限定カラーだから仕方ないです)という点を除けば、すばらしいと言えます。これだけいろいろなエフェクトを搭載しながら、このシンプルなコントロールでどのモードでも全く違和感なく使うことができるというのは本当にすばらしい操作系統だと思います。ペダルの重さや可変幅も問題ないですね。かなり場所は取りますが、それについては「Whammyはそういうもの」だと思いますので気にならないですね。

  • サウンドレポート

では音を。まずは「Whammyモード」から。モードの切り替えで原音を+2〜-3までのオクターブアップ/ダウンできるこのモード、非常にわかりやすくておもしろい効果ですね!一応、同様のことができるエフェクターはたくさんあって、たとえばBOSS PS-5やEventide PitchFactorにエクスプレッションペダルをつなぐことで同様の効果を得ることができます。PS-5は持ってないので分かりませんが、Eventideならもっと細かい設定も可能です・・・でも何か違うんですよね。ただただピッチを変えているだけなんですが、Whammyの音はやっぱりWhammyでしか出せないんだと再認識しました。その「Whammyの音」っていうのも現行のWhammy4、XP100、Whammy2、初代Whammyと、20年の歴史の中ではそれぞれ音が違うそうですが、これに関しては比較したことがないので分かりません・・・ただ少なくとも、アーティストがWhammyを使って出した音に近い音を出すならやはりWhammyが必要なんだと思いました。実際、たとえば設定の細かさだけでなく、ピッチシフトの反応性や音色自体のハイファイさなど、Eventideの方が優れている部分は多いです。ただやはりEventideはEventideの音にWhammyはWhammyの音になるんですよね・・・。あえてEventide PitchfactorのPitchFlexモードとWhammyの音を比較すれば、Eventideの方が繊細で、原音に対する味付け(エフェクト効果とは別です)がほとんどないのに対して、Whammyは若干「えぐい」かかりかたをします。粗野というか荒っぽいというか・・・でもそこが良いですね。個人的な好みで言えば、クリーンサウンドに使うならEventide、歪みと合わせて使うならWhammyです。これはWhammyモードだけでなく、Harmonyモード、いわゆるインテリジェントピッチシフターについても同様でした。
逆に、Drop Tuneモードに関しては、「お手軽ダウンチューニング」として使うには若干「エフェクトをかけました!」的な音色になりすぎてしまうような印象でした。普通に1音下げるモードのワーミーエフェクトとして使うのが良いかと思います。こうなるとMorpheusがどんな感じかきになってきてしまいますねw
で、Harmonyモードです。このモード、おもしろいですね!ペダルの動きで簡単に和音を変えられる・・・というのは機能をみれば一目瞭然なんですが、これが実際に使ってみると非常に効果的で楽しいです。あえて中間で止めて変な音にすることもできますw 曲の途中で長調から短調に移行したりするような時に特に効果的ですね。むしろHarmonyモードに合わせた曲を作りたくなるようなエフェクトだと思います。
そして、Detuneモードです。Detuneモードは、インプットシグナル・・・つまり原音と、原音にほんの少しのピッチシフトをかけたサウンドをミックスすることで独特の音色を作り出すモードです。BOSS PS-5にもDETUNEという同じ名称で入っているエフェクトですね。Pitchfactorで言えばMicroPitchモードになります。効果としては、「揺れないコーラスサウンド」というのがもっとも近いかと思います。このモードでは、ペダルでMixを調整できます。コーラスエフェクトでいえばIntensityやDepthコントロールのような役割となります。
搭載されるShallowとDeepモードの違いは、原音にかけるピッチシフト量の違いです。Deepの方がピッチシフトが強くかかり、原音と混ぜたときの音程差が大きくなることで、より深いコーラス風サウンドとなります。ちなみに、揺れないコーラスといえばBOSSのDC-2やDC-3が有名ですが、あれとは全く方法が違うものの、「理論上やりたいこと」は似通っています。ただもちろん、方法が違うので出音にも違いがあります。DC-2持っているので比べてみると、DC-2が「揺れないコーラス(ホントは若干揺れる)」であるのに対し、Detuneモードは「揺れないコーラス風」で、原音の後ろにコーラスが鳴っているようなイメージの音色ですね。おもしろい音です。
 
というわけで、Digitech Whammy 20th Anniversary Limited Editionのレビューでした。今更ワーミーのレビューってのはどうなのかと思いましたが・・・やはり定番には定番になるだけの分かりやすさや使いやすさがあるんだと再認識させられました。
最後にちょっとしたオマケです。Whammyは、以前コメントで質問されたこともあったんですが、長いこと使っていると物理的にどうしてもペダルにゆるみが出て、ペダルを戻しきった状態でも原音とちょっとしたピッチの差異が出ることがあるそうです。
ただWhammyにはそんな時にペダルのピッチを調整する機能が付いているので、それについて説明します。
まず、パワーサプライを本体から抜き、フットスイッチを押したままパワーサプライを差し込み、エフェクトモードのLEDが点滅するまでスイッチを押しっぱなしにします。するとWhammyはセットアップモードに入ります。その状態で、ペダルを奥まで踏み込み、そのあと手前まで戻しきります。そしてもう一度フットスイッチを押すと、Whammyが「ペダルの可変幅」を記憶し直して設定終了です。ピッチがずれるような症状が出たときは試してみてください。



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