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EMMA ReezaFRATzitz VS ReezaFRATzitz II


今年、非常に人気の高いディストーションペダル「EMMA ReezaFRATzitz2」が発売され、話題となりました。評判も良く、また旧モデルを以前試奏して良い印象を持っていたこともあり、早速買ってみたんですが…買ってみると旧モデルとの違いがどうなのかきになって仕方が無くなってしまいましたw
偶然旧モデルのUSEDを見つけたので、早速比較レビューしてみたいと思います。では、いってみましょう!

EMMA ReezaFRATzitz & ReezaFRATzitz II


何を考えているのかと思われそうですが・・・新旧ReezaFRATzitzです。以前これは「リーザフラズィッツ」と読むと書いた気がしますが、代理店公式情報によりますと、どうやら「リーザフラットズィッツ」って読むのが正しいらしいですね。意味は分かりませんw
EMMAは元t.c.electronicのエンジニアが独自に立ち上げたデンマークのブランドですね。北欧ブランドです。北欧のエフェクターブランドってすごい質が高いものが多いですよね。デンマークのEMMAやt.c.electronic、T-Rex、Carl Martin、スウェーデンのBJFE、Himmelstrutz Elektro Art、フィンランドならMad Professor・・・といった感じです。北欧、というかスカンジナビア半島周辺という土地柄は何か独特の風合いがある気がします。
 

こちらが、旧モデルのReezaFRATzitzです。赤くてきれいですw
コントロールはLevel、Tone、Bias、Gainが搭載されています。
 

そしてこちらが現行モデルのReezaFRATzitzIIです。ペダル全体にヨーロピアン風のデザインが施されています。コントロールはLevel、Bass、High、Bias、Gainです。旧モデルのToneがIIでは2バンドEQに変わったわけですね。
 

裏蓋を開けてみると、どちらもほとんど同じようなけっこう違うような、という感じですね。
 

こちらが旧モデルの基板です。驚異的にパーツが少ないですね。いやオーバードライブやブースターなら分かりますが、ディストーションペダルでこれはびっくりと言わざるを得ません。Satchuratorもかなりパーツが少なかった覚えがありますが、それ以上ですね。トランジスタが1つで、クリッピングらしき部分は見あたりません・・・。
 

旧モデル基板裏側。裏面にはとくにパーツはありませんので、やはり表にあったものが全てですね。これほどシンプルな回路というのは素晴らしいです。
 

んで、こちらがIIの基板です。裏蓋を開けて見える面を表としますが、表側にはパーツはありません。注目はこのはんだです。旧モデルは明らかに手作業でしたが、こちらのはんだはちょっと雰囲気が違います。
 

裏面を見てみると・・・ってこれじゃ分からないですねw
 

これが答えです。パーツが全て表面実装チップになっています。ちなみに、何故か表面実装チップ=イマイチ、的な風潮が一部であるみたいですが、別にそんなことはありません。そりゃ確かに、ヴィンテージパーツがたくさん使われているのを見るのは楽しいですが、ReezaFRATzitzは旧モデルでも特にヴィンテージ高級パーツを使っていたというわけでもないようですし、またこの方が製品の品質を一定に保つという意味では有利と言えるでしょう。そして何より、大事なのは出音ですから、(派手な見た目の基板は大好きですがw)チップだからダメと決めつけるような風潮はよくないですよね。
ちなみにフットスイッチはどちらも6ピンのDPDTタイプが使われています。UnTrue Bypassという手法で結線されているとのことですが、仕組みはよく分かりませんw
ReezaFRATzitz IIのスイッチ左下には「True Bypass」の表示がありますが、どうやら初期モデルだけのミスプリントで、現在公式に掲載されている写真によると「unTrue Bypass」と表示されているようです。このペダル、旧モデルも現行もそうなのですが、ペイントではなく、デザインの書かれた金属板がケースに付けられているんですよね。なのでいったん作ってしまった分は修正ができなかったんでしょうね。

写真はこんなところでしょうか。では音を。

  • 操作性

旧、現行ともにとても使いやすいです。Input、Output、DCジャック全てがペダルの奥側にまとめられています。また、MXRのPhase100サイズの筐体を採用しているため、4ノブ・5ノブのペダルですが狭く感じることもありません。
各ノブの役割も分かりやすいですし、Biasノブだけはちょっと特殊ではありますが、使っていて迷ったりすることはないと思います。

  • サウンドレポート

両方のReezaFRATzitzに共通することですが、潔いほどの「クラシックディストーション」です。荒さのあるザクザクとした歪みを作るには持ってこいのペダルで、ガンガン弾いていて気持ちの良い音を出すペダルです。
共通点としては、Biasノブの存在も無視できません。これは中域周りの出方に作用するコントロールで、上げれば音が密集して若干ブライトになり、下げれば逆にミッドレンジが削られてすっきりとしたサウンドになります。
旧モデルと現行モデルの違いは、まずはイコライジングですね。Toneコントロール1つだった旧モデルに対し、HighとLowのコントロールを搭載した現行モデル。これはもう単純に音作りの幅が現行の方が広いです。2バンドEQになったことで操作性は少し複雑化していますが、難しいというほどでもありませんし、これは良いバージョンアップと言えるのではないでしょうか。どちらの方が好みかはまた別の問題ですけどねw
そしてもう一つの違い・・・先ほどの写真でも見たとおり、パーツの違いによる音の違いですね。定数が同じかどうかまでは確認していませんが、基本的に回路は同じと考えて良いと思います。出音や歪みの特性は非常によく似ていますし、公式でも現行モデルは旧モデルをベースにしていると書かれています。
しかし・・・並べて比べると音は違いますね。ToneとEQの違いによる音の違いではなく、本質的な歪みというか、出音が違います。どう違うかというと、現行モデルの方が音がクリアです。ダイナミックレンジの違いなのかとも思ったんですがそういうわけでもなさそうですし、また現行の方がゲインが低いというわけでもありません。歪み自体がクリアで立体的になっています。旧モデルの方が、ほんの少しの違いですが荒っぽさが残っていますね。ハイファイになった・・・といえるかもしれません。本当に微少な違いです。
また、Toneコントロールが変わったことで、当然ですがわずかながら、旧モデルにしか作ることのできない音もありますね。ただ、現行にしか作れない音の方が圧倒的に多いです。
 
それにしてもこのペダルは本当にすごいです。ピッキング等への反応性も十分ですし、ディストーションなのでクリーンやクランチも、というわけにはいきませんがかなりコントローラブルな歪みを作ります。チューブアンプのような歪みと言われている所以でしょうか。
本当に良いペダルだと思います。踏めばしっかり歪んで安定したサウンドを作り出す、昔ながらの「ディストーション」としては最高レベルと言っても良いのではないでしょうか。音も良いし、使いやすいです。

 
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