久しぶりにエフェクターレビューやりたいと思います。
昨年発売された、人気の高いディストーションペダル、Suhr Riotです。
遅ればせながら年末に入手しました。さっそくいってみましょう!
Suhr Riot
というわけで、Riotです。アルミ削りだし筐体で、紫のカラーもとてもきれいです。
コントロールは、Dist、Level、Toneと3段階のVoiceスイッチを搭載しています。また、Suhr Shiba Drive等と同様に、外部スイッチでの切替にも対応していて、ケーブルをインプットした際にバッテリーが減っていると警告してくれる機能も搭載しています。
内部はこんな感じです。フットスイッチはWay Huge等につかわれているのと同じ、ポコっとした感覚で切り替わる独特のものが使われています。一部モールドされているのはOpampか何かでしょうか。パーツは実装チップです。
すでに知っている人も多いペダルだと思いますが・・・さっそくレビューしていきましょう。
- 操作性
難しいことは何もありません。特に変わったコントロールもないですし、各ノブの効きも鋭すぎず鈍すぎない、バランスのよいものとなっていますので、音を出しながら調整すれば簡単に音作りができます。
サイズも一般的なMXRとほぼ同等なので、気軽に使えるペダルだと思います。
- サウンドレポート
では、音を。
このペダルですが、基本的にCAA(Custom Audio Amplifiers)のOD-100のサウンドと近いとのことです。ただ私はOD100を弾いたことがないので、似ているかどうかは分からないです。
なんというか「モダン」という言葉がとてもよく似合うディストーションペダルです。Ibanez RGのようなギターと合わせてゲインを高めにすれば、いわゆる「モダンハイゲイン」的なサウンドを作ることができます。ミッドレンジが強めに出るので、粘っこくて深く重く刻んでいくようなリフにも良く合います。ペダル自体はそれほどローエンドは重くないんですが、ギターの特性などでローが強いときは、Voiceスイッチを右に倒せばすっきりとした音になります。
レスポールで弾いてみると、音がさらにミッドに寄ったような音色となります。ゲインを下げれば、オーバードライブ的に使うことも十分可能。歪み自体がきめ細かいので、ゲインを上げると「CDから聞こえる正統派なディストーションサウンド」のような音になりますね。それほど強い分離感があるわけではないんですが、和音でも弦の動きがそのまま見えるような、独特のバランスの良い音色です。Voiceスイッチを左に倒せば、ほんの少しですがミッドを削ることもできます。
ハムバッカーばっかりだったのでストラトでも鳴らしてみました。シングルコイルで使うと、ゲインを高めにしても音の奥底にクリーントーンの響きが残っているような、上品なディストーションサウンドとなりました。音が埋もれず、それでいて主張しすぎない音色です。Voiceを右に倒すと、倍音だけに歪みがかかるような音になって面白いです。
というわけで、Suhr Riotのレビューでした。
荒々しさとかファズっぽいジャリっとした音を出すのには向いていませんが、現代的な、例えばコンポーネンツ系ストラト(それこそSuhr Guitarのような)と合わせたり、ミッドを強めに出したハイゲインサウンドを作る際などにはとても重宝するペダルではないかと思います。
ありそうであまり無かったタイプのディストーションペダルです。
John Suhrのディストーション・ペダル!希少入荷!!Suhr Amps Riot 【Distorton】 |
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