新商品Akai EIE |
【送料無料】【代引き手数料無料】Akai EIE Pro |
2種類のモデルが発売されるようですね。どちらもサイズは同じで、200×155×103mm程度。 一般的なオーディオインターフェイスとしては極端にコンパクトなサイズというわけではないんですが、このサイズに搭載されている機能が多いというのが特徴です。
赤い方、「AKAI EIE」と白い方の「AKAI EIE Pro」が出ていますが、基本的な機能自体は大きく変わりません。EIEというのはElectroc Interface Expanderの頭文字です。
4In4Outのオーディオインターフェイスで、MIDIインターフェイスとしても機能します。フロントパネルにはPhantom電源対応のXLRとフォンプラグに対応したマルチプラグのインプットを4つ備えていて、背面にも4つのインプット端子(フォンプラグ)を搭載しています。フロントのインプットはライン/マイク用、リアはギター等の楽器用のインピーダンスとなっています。アウトプットはフォンプラグのみで4つと、フロントにヘッドフォン端子が1つあります。
フロント側のコントロールは、4つのインプットそれぞれのGainコントロールと、フロント側/リア側のインプット選択スイッチ、Phantom電源のON/OFFスイッチ、Ch.1/2のマスターレベル、Ch.1/2のステレオ/モノラル切替スイッチ、モニターミックスコントロール(Inputとモニタをミックスすることでレイテンシによる演奏のずれを解消するミックス)、ヘッドフォンアウトの切替(Ch1/2、Ch3/4、全チャンネル)、Output Volume、メーターの表示切り替えスイッチとなっています。アナログメーターは左側がCh1/2もしくは3/4、右側がインプットかアウトプットのレベルを表示できるようになっています。このサイズとしてはかなり高い機能性ではないかと思います。
また、これはアイディアだなと思ったのが、このインターフェイス、アダプタ駆動なんですが、それを生かして3つのUSB端子を装備し、USBハブとしても使用できるようになっているという点です。たしかにオーディオインターフェイスってつなぎっぱなしですから、USBハブの機能があるのはかなり助かりますね。
さて、ここまでの機能はEIE、EIE Pro共に共通です。では違いは何でしょうか。
それは、内部スペックです。まず音質。EIEは16bit、44/1KHzなのに対し、EIE Proは24Bitで44.1/48/88.2/96kHzのレコーディングに対応します。続いて、USBハブ自体もEIEはUSB1.1なのに対しEIE ProはUSB2.0となっています。あとはダイナミックレンジが、EIEはIN/OUT共に93dBに対し、EIE ProはInputが96、Outputが98dBとなります。
要するに、同じような使い方はできますが、EIE Proの方が音質が良い(あとUSB2.0ハブ)という違いです。
どちらを選ぶかはそれぞれの環境と使い方次第だと思います。
しかし、AKAIのデザインってなんでこう、魅力的なんでしょうか。スタイリッシュ・・・というわけではないように思うんですが、独特の風合いが良い感じですよね。