この「Kirk Hammett Flying V Aged」は1979年製の、本人が持つFlying Vの完全コピーモデルです。カーク・ハメットは、ステージにおいては主にESPのシグネチャーモデルを主に使用しているのであまりGibson Flying Vのイメージはないかもしれないんですが、どうやらカークがMetallicaに加入する前に在籍していたExodus結成よりさらに前に購入したフライングVが元になっているようです。そのころ彼はマーシャルアンプを買うためにバーガーキングで働いてお金を貯めていたそうです。
話を戻しましょう、このKirk Hammett Flying V Agedは、当時のFlying Vを単純に再現したモデルではなく、Kirkによるカスタマイズまで全て再現されたモデルとなっています。
ボディは1ピースマホガニー、ネックもマホガニーで、ローズ指板22F、まぁここまではFlying Vですからそうなりますよね。フレットにはJescarのジャンボフレットを採用しています。
ピックアップはフロントにEMG 81、リアにEMG Hを搭載し、2Vol、1ToneコントロールとPU切替スイッチが付いています。ノブはブラックのスピードノブです。
ブリッジはストップテイルピースと、Stars Guitars StyleというモディファイがなされたTune-O-Maticを搭載。ペグはSchaller M6です。また、ストラップピンもSchaller Strap Lockが付いています。
で、本人のモデルを再現しているので、各所にある傷や打痕はもちろんのこと、ペグを交換する際に残った、元のペグのための穴や、ボディの裏に貼られたビニールテープまで完全に再現しています。
まさにファンの方のためのギターですね。全世界100本の限定モデルとなります。
このモデルの元になったFlying Vをプレイするカーク・ハメット
こういうモデルって見ていて楽しいです。
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