アメリカ、デトロイトから新しいエフェクターブランドが登場です!
この「Red Panda」というブランドは、モジュラーシンセサイザーの経験を元にエフェクターを製作し、非常に幅広い音作り、時には超個性的なサウンドも実現するエフェクターをラインナップしています。
2モデル、それぞれ見てみましょう!
Red Panda Particle
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5つのディレイモード、3つのピッチシフトモードを搭載し、それを組み合わせることで早いコーラスや壊れたスプリングリバーブ、トレモロ、リバースディレイ、ピッチシフトがかかるディレイ等、とにかく「変わった」ディレイサウンドを出力することができるペダルです。
コントロールはBlend、Chop、Delay/Pitch、Param、Feedback、およびディレイとピッチシフトモードの切替スイッチとなっています。このペダルの特徴は、入力音を細かいGrain(粒子)に刻んでそれぞれの密度等を設定出来るというもの。Chopノブでその粒子のサイズを調整できます。
ディレイモードは、dens、lfo、rev、pitch、rndの5モードです。モードによってParamノブとDelay/Pitchノブのコントロールが変わります。まずdensモードですが、Delay/Pitchはディレイタイム、ParamはGrain Density(密度)のコントロールとなります。500msまでのディレイタイムで、「VOSIM」シンセサイザー風の音を出すことも出来ます。他のモードでは900msまでのディレイタイムとなります。
次にlfoモード。このモードではDelay/Pitchは最大ディレイタイム、ParamがLFOのスピードコントロールとなります。Chopノブでディレイタイムを段階的に設定し、短いディレイタイムではフェイザー風、長くすればロボットヴォイスのようなサウンドを得られるということです。
続いてrevモード。リバースディレイですね。Delay/Pitchでディレイタイム、Paramでリバースディレイの方向(ディレイサウンドのリバースと通常の割合)を調整します。Chopノブの設定によってディレイタイムのコントロールレンジが変わります。
次はpichモードです。ピッチシフトのかかるディレイとなります。Delay/Pitchでディレイタイム、Paramでピッチシフトレンジの調整が行えます。
そしてrndモード。ランダムなディレイタイムのサウンドとなります。MASF Pedals POSSESSEDのような感じのモードでしょうか。Delay/Pitchで最大ディレイタイム、Paramでランダムに変わる率を調整します。
続いてピッチシフトのモードを見てみます。こちらはdtune、lfo、densの3モードがあります。まずdtuneですが、これはピッチシフトをランダムに行うというモードです。Delay/Pitchで-1/+1オクターブのピッチシフトをセットし、ParamでDetuneのレンジを調整。Chopコントロールによって、ピッチシフトの動きのスムーズさを設定できます。
次はlfoモード。こちらはLFOでピッチを揺らすモードです。Delay/Pitchでピッチシフトレンジ、ParamでLFOのスピードを調整します。
最後にdensモード。音を細かく刻んでトレモロ風の音も作れるというモードです。Delay/Pitchでピッチシフト量、ParamでGrain Density(密度)コントロールとなります。
一応、各モードについて書きましたが、正直言葉じゃ伝わらないですね。個性的すぎて・・・w
サンプルムービー1
サンプルムービー2
サンプルムービー3
サンプルムービー4
サンプルムービー5
サンプルムービー6
ということで、いろいろなサンプルムービーを載せてみました。見てみると分かると思いますが、基本的に変わった音が出ます。ただ、通常のディレイとして使えないこともないって感じですね。そして、様々なオーディオソースに対応していて、さらにディレイの音質がすさまじく良いのも特徴ですね。特にサンプル1の音なんかはものすごい好きです。
これはおもしろいペダルですね。飛び道具として、またノイズ系やインスト系の楽曲にもおもしろい効果が得られそうです。
Red Panda Context Reverb
【新商品】【正規輸入品】【予約受付中:11月上旬入荷予定】Red Panda Co... |
ディレイがあんな感じだったので、これも個性的なモデルかと思えば、こちらは非常にスタンダードで、かつ高品質なリバーブペダルとなります。
コントロールはBlend、Delay、Decay、Dumpingと、6種類のリバーブアルゴリズムの選択となります。分かりやすいです。Delayはプリディレイ、Dumpingは高域の調整です。リバーブのモードは、Room、Hall、Cathedral、Gated、Plate、Delayの6モード。Room、Hallはそのまま、Cathedralはさらにブライトなサウンドで大聖堂の反響を演出、Gatedはおもにドラムで使用されるゲートリバーブで、入力音が小さくなるとリバーブをあえて切ることで、歯切れの良いリズムとリバーブの派手なサウンドを両立させるというもの、Plateはプレートリバーブで、Delayモードはディレイペダルとして使うことができるようになります。
サンプルムービー1
サンプルムービー2
サンプルムービー3(Bass)
サンプルムービーを見ると分かるんですが、このペダル・・・ディレイもそうでしたが、すごい高音質なんですよね。もちろん動画だけでは分からない部分もあるんですが、こと残響系の、ディレイやリバーブの場合、高音質かどうかというのは(録音環境がしっかりしていれば)分かりやすいポイントだと思います。
このリバーブの方は使いやすいペダルという感じですし、音も非常に良いのではきになりますね。若干タイプは違いますが、Strymon Blueskyと並ぶハイクオリティコンパクトリバーブの定番となるかもしれません。これは欲しい。
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