なにかと危ない話題の多いクリミア半島。ウクライナだったりロシアだったりするちょっと大変な地域ですが、そんなクリミアから少し変わったエフェクターブランドが上陸です。「MAK Crazy Sound Technology」というこのブランドはデジタルエフェクトの制作に長けており、スタンダードに+αを加えたような空間系エフェクトを多く制作しています。
今回は3つのペダルが入って来たようなのでそれぞれ見てみます。
MAK Crazy Sound Technology Temporal Time Machine
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Feedback、Time、Damping、Mixノブと3モードのトグルスイッチを搭載。Dampingはモードにより操作が変わります。
モードは、まずスタンダードなディレイを作るDelayモード。最大1000msのディレイとなり、Dampingノブでデジタルディレイ〜アナログディレイとサウンドを変えることが出来ます。構造はデジタルディレイです。クリアなデジタルディレイらしい音から暖かなアナログライクなサウンドまで、その中間を可変することができるということですね。
続いてCaveというモード。こちらはアナログライクなディレイにリバーブを加えて深い洞穴のような残響を作るというモードです。Dampingでリバーブの強さを調整できます。最大ディレイタイムは600msになります。
最後にDaturaというモード。ディレイとリバーブ、さらにピッチシフトが加わって個性的な音を作るというモードです。Dampingはリバーブの深さを調整。ピッチシフトは自動でかかるようです。「独創的ですが美しい音を作ることができます。ミュージシャンのためにデザインしたアルゴリズムにより、無限大の創造力を刺激し、可能性を広げます。」ということで、個性的なディレイトーンが得られるモードですね。
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MAK Crazy Sound Technology Space Reverb
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コントロールはDecay、Hi、Low、Mixと3モードのトグルスイッチ。HiとLowはそれぞれリバーブエフェクトの高域と低域をコントロールする2バンドEQです。
3つのモードは、まずナチュラルでスタンダードな残響をつくるPLATEモード。プレートリバーブをシミュレートしたモードです。続いてAMBというモード。こちらはアンビエンスモードで、やわらかなアタックとスタンダードなリバーブを組み合わせたようなトーンということです。最後にSHIMMER。リバーブにオクターブを加えた、Strymon blueSkyなどにも搭載される幻想的なリバーブですね。
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MAK Crazy Sound Technology Guitar Fairy
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1台のコンパクトペダルの中にコーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ、ヴィブラート、エンヴェロープフィルターを搭載。さらにそれぞれのエフェクトにはリバーブを掛けることもできるというペダルですね。
コントロールはReverb、Speed、Depth、Volume。エンヴェロープモード時のみ、Speedがセンシティビティ、Depthがフィルタの開度をコントロールするということです。
空間系をまとめたマルチペダル的なモデルですが、リバーブは別途常にかけることができ、またあえてディレイモードは搭載していないというところに、ギタリストが「もうちょっとほしい空間系」だけをまとめているのが分かります。これはかなり便利そうなペダルですね。
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というわけで、MAK Crazy Sound Technologyのペダルでした。ちょっとだけ個性的ですが、ツボを突いた作りで扱いやすそうなペダルだと思います。
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