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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

ピッチ補正技術を用いてチューニング不要・かつ完全なピッチを実現したギター!「Peavey AT-200」登場!

ギタリストにとって、楽曲の合間はチューニングの時間です。
構造上どうしても仕方がないとはいえ、ギターのチューニングはすぐにずれてしまいます。楽屋とステージの湿度や温度の違い、照明の熱、プレイングによる弦の伸縮、全ての要素がチューニングが変わる方向に動きます。
また、ギターはその構造上、全てのフレットで完璧な音程を出すことはできません。(弦が扇形に開いているのに対しフレットは直線、ネックの微細な動き、弦高の違いなど要因はいろいろあります。)これらの問題を解決するため、ギターには様々な試みがなされてきました。ブリッジとナットで弦をロックしたり、バズフェイトンやサークルフレッティングシステム等、挙げればきりがありません。また同時に、チューニングの煩わしさを改善するため、例えばGibsonロボットギターのような自動チューニングシステムなども開発されています。
Peavyから、新たな技術でチューニングを完全に制御するシステムを搭載したギターが登場です。
この「Peavey AT-200 Auto-Tune Guitar」は、「チューニングやピッチのずれを自動的に補正する」「チューニングを自動的に合わせる」というシステムを搭載しています。前者はSolid-Tune intonation system、後者はString Tuneと名付けられています。ピッチの補正は、現在ではレコーディングなどで当たり前のように使われるシステムです。主にヴォーカルの音程を補正することで、多少ピッチがずれやすいヴォーカリストでも完璧なピッチで歌を聴かせられる、といった使い方から、ピッチ補正をわざと強烈にかけることで声にトレモロやフェイザーをかけたような感じにする、俗に言う「ケロケロヴォイス」など、補正としてだけでなく積極的なエフェクターとしてもよく使われています。
Peaveyは定番ピッチ補正プラグインソフト、Auto-Tune EFX 2を製作するANTARES(アンタレス)と共同で、ギター専用のピッチ補正システム搭載したギターを開発、完成したのがこの「AT-200 Auto-Tune Guitar」というわけですね。
Superstrat/ディンキー系のボディシェイプを持つソリッドバスウッドボディにロングスケールメイプルネック、ローズ指板24F仕様で、ネックジョイントは5ボルトによるボルトオン。ピックアップはハムバッキングPUを2つ搭載し、ブリッジはピエゾPUを搭載した裏通しハードテイルスタイルとなっています。
コントロールは1Vol、1Tone、3Wayセレクター。ですがVolumeとToneのノブがスイッチとなっており、これでピッチ補正を行うことができます。
まず、Toneノブ。Push/Pullタイプとなっています。これは通常(Push)の状態でSolid-TuneがONとなります。PullにするとOFFとなり、普通のパッシブPUを持つギターと同じになります。Solid-TuneがONの時はピッチ補正を通した音を出力するためアクティブ出力となります。Volumeノブは、String Tuneのモメンタリースイッチにもなっており、チューニングを合わせたいときに押すとチューニングの合った音が出力されます(Solid-TuneがON時)。
システムとしてはシンプルで、「チューニングを合わせたい」時は、出力される音程を6弦側からEADGBEの、いわゆるレギュラーチューニングに合わせます。演奏時はそのチューニングされた音程と実際の音程の違いから現在のピッチを判断し、その音に補正したピッチとして出力します。ギター専用モデルということで、チョーキングやヴィブラートにも完璧に追従するよう設計されています。これによりどのフレットでも完全にピッチの合った音を作ることができる、というわけですね。
さらに、「チューニングは出力される音程をレギュラーチューニングに合わせる」と書きましたが、これも大きなポイントです。これだけだとレギュラーチューニングしか出来ないように見えるかも知れませんが・・・例えば、1Fセーハの状態でチューニングを合わせると半音下げに、2Fセーハなら1音下げ、6弦2Fだけ押さえればドロップDに、1、5、6弦の2Fを押さえればオープンGに、1、2、6弦の2FならDADGADになります。もちろんオリジナルなチューニングも一瞬で可能です。つまり「チューニングをする」ことと「フレットのピッチ補正」が独立しているのが大きな特徴というわけです。さらに、12Fを基準としたバーチャルネックモードを用いることで+1オクターブまでのカポチューニングにも対応するということです。
また、このギターには通常のアウトプットの他、8PINのDINコネクターを搭載。ここから内部ファームウェアのアップデートやアドオンの追加が行えます。将来的に、このチューニング機能だけでなくギターサウンドのモデリング機能も加えられる予定ということですね。
また、今後発売される拡張キット「AT-200B」によって、アダプタ駆動やMIDIとしての出力、MIDIスイッチャーによる操作や、ギターでのMIDI対応楽器の操作も可能となります。通常は単3電池4本での駆動となります。

サンプル・デモムービー
イシバシ楽器による解説ムービー
 
手頃な価格でこういったシステムを搭載しているのもおもしろいですね。こういうハイテクなギターは見ていて楽しいです。将来的にRolandやLine6のモデリングギターやギターシンセと並ぶモデルとなるのではないかと思います。そして、こういうモデルを見ると、Gibsonのペグをモーターで回す、ピックアップの組み合わせとEQでギターの音をシミュレーションする、という、モデリングやピッチ補正とは違うアナログなアプローチ(動作はデジタルでも)のハイテクギターの面白さも際立ってくるように思います。
どちらのアプローチも、とにかく簡単に、そして快適にプレイするという方向性を向いていて、今後のギターの進化が垣間見える気がしますね。
 
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