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Bogner初のエフェクター!「Bogner Ecstasy Blue」速効レビューします!


アメリカのハンドメイドアンプブランドとして有名なBognerから、初となるエフェクターが3つ、まとめて発表され、大きな話題となっていました。そして、先日ご紹介したとおりついに発売となり、うちにもBogner Pedalがやってきました。
発売されたペダルは、名アンプ「Bogner Ecstasy」のサウンドを元にしたEcstasy BlueEcstasy Red、そしてハイゲインアンプ「Bogner Uberschall」の音を元にしたUberschallの3種類。今回は、このうち、EcstasyアンプのBlueチャンネルの音を作るという「Ecstasy Blue」のレビューをしてみたいと思います。
届いたのが数時間前で、ファーストインプレッションという感じのレビューになると思います。では、いってみましょう!

Bogner Ecstasy Blue

こちらが、その「Ecstasy Blue」です。BognerのEcstasyアンプに搭載されるBlueチャンネルの音を元にしたオーバードライブで、一般的なオーバードライブからディストーション的な音まで作ることができる、というペダルですね。いくつか写真を見ながら全体的な解説をしてみます。
 

いつもはあまり載せないんですが、すごい良く作られていたので、今回は外箱から見ていきます。黒の箱にBognerロゴ入り。かなり高級感のある箱となっています。
 

箱の側面にもBognerロゴが打ち出されています。
 

モデル名は側面右下に描かれます。
 

箱の底面にはペダル説明とシリアルナンバーが入れられています。
 

箱を開けるとこんな感じ。小さな封筒がペダルの上に乗っています。
 

遂にペダルが出てきました。こういう演出は良いですね。箱を開ける、それだけで嬉しくなってしまいます。高級ブランドならではの演出ですね。
 

付属品一覧。さっきペダルの上に乗っていた封筒の中はゴム足が入っていました。他はペダルの下に入っています。説明書、Bogner Pedalのカタログ、Bogner Pedal共通の保証書兼日本語説明書、モデル名、シリアルナンバー、製作日の書かれたカードとなっています。
感心したのが保証書兼日本語説明書です。この写真左下にあるReinhold Bognerの写真の入った紙がそれで、4つ折り、フルカラー両面印刷の説明書兼保証書です。非常に気合いが入っているのが分かります。
 

では改めて、こちらがBogner Ecstasy Blueです。
多彩なコントロールやスイッチを搭載していて、幅広い音が作れそうな雰囲気が出ています。
 

5つのノブは、左からVolume、Treble、Middle、Bass、Gainとなっていて、上部のトグルスイッチは左からVariac、Mode、Pre eq、Structureとなっています。
ノブの方は分かりやすくて、3バンドEQとVolume、Gainコントロールですね。トグルスイッチはちょっと複雑で、まず「Variac」は電圧を下げてコンプレッションと歪みのフィーリングを切り替えるスイッチ、「Mode」は、Bogner Ecstasyアンプの元になったMarshallアンプ風「Plexi」モードと、Ecstasy Blueチャンネルの音とする「Blue」モードを搭載。「Pre eq」は高域を3モードで微調整するスイッチ、そしてStructureは歴代Bogner Ecstasyの「100、101、20th Anniversary」のサウンドを切り替えられるスイッチとなっています。
2つのフットスイッチは、右がエフェクトのON/OFF、左がBoostとなります。
 

さらに、VolumeとGainノブの下にはこのように小さなノブを搭載。これはBoost ON時のVolume、Gain設定となっています。また、この写真に写っていますが、5つのチキンノブは背面にボグナーの「B」ロゴが入っているオリジナルノブを採用しています。
 

入出力端子は、Input、Outputと中央のRemote。そしてアダプター端子です。RemoteはTRS(ステレオ)ケーブルを用いてエフェクトのON/OFF、およびBoostのON/OFFを外部フットスイッチやスイッチャーで制御するための端子です。これにより、ラックにペダルを入れて使うこともできるようになっています。
アダプターは9Vセンターマイナス。他に電池でも駆動させることができ、さらに電池が切れかけたりして電圧が低下すると全てのLEDが点滅し、その後ペダルをバイパスにする「Low Battery Indicator」という機能も搭載。Low Battery Indicatorはオーディオ信号から完全に独立したデジタル回路となっている、とのことです。
電圧低下を知らせてくれる機能や、外部フットスイッチによるリモートはSuhrエフェクターにも似たタイプの機能が付いていましたね。
 

で、いつものように内部の画像を載せたいと思ったんですが・・・開けたら保証適応外になってしまうようで・・・。さすがに買ってすぐ適応外はちょっと・・・ということになってしまうので、すみませんが今回は内部画像は無いです。
 

ペダル底面。写真下部のところから電池の交換を行います。
 

ちょっとびっくり。Bogner電池です。
 

ここからじゃ内部は全然見えませんでした。とりあえず分かることとしては、スイッチはラッチングリレー式っぽい、というくらいです。また、背面端子の画像のところのアダプタ端子を見てみると、少し奥に引っ込んでいるタイプとなっていることから、基本的にほとんどのパーツは基板上にまとめられている、と考えられます。
説明によると、このEcstasy Blueはディスクリート回路で、4つのゲインステージを搭載し、レスポンスの高いドライブサウンドを作ることができる、ということですね。
 

本体はけっこう高さがあります。フットスイッチを含めるとBOSSペダルより高いです。といっても、よほど薄いタイプでも無い限りボードがひっかかるほどの高さではないと思います。

では、写真はこんな感じで、レビューの方いってみましょう。

  • 操作性

若干、複雑です。
5つのノブは多くのアンプやエフェクターと同様なので分かりやすいと思います。2つのブースト時に効く小さいノブも、すぐに分かります。問題は4つのトグルスイッチですね。
Modeのように分かりやすいものもあるんですが、あまりエフェクターでは見かけないタイプの名前が付けられているので、説明書を読まないとどういう機能なのか把握できないところがあるかもしれません。ただ、それさえ把握してしまえば後は簡単。音作りも細かくできるので、むしろ非常に便利なモデルとなることでしょう。
 

  • サウンドレポート

では、音の方いってみましょう。
冒頭で述べたとおり、届いてからまだ数時間・・・しかも今日は平日ということもあって、あまり音とかは録れていません。・・・が、気合いで動画作りましたw
Youtube
ニコニコ動画

短いサンプルですが、良かったら見てみてください。もちろん音はこの記事にも載せます。

Bogner Ecstasy Blueサンプルサウンド

Download再生できない場合)
前半はBoostオフ、後半はBoostオンになっています。

  • 録音環境

ギター:Gibson Les Paul Custom リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

  • セッティング



volume : 1:00
treble : 11:00
middle : 2:00
bass : 11:00
gain : 9:00
Boost Volume : 12:00
Boost Gain : 最大
variac : off
mode : blue
pre eq : n
structure : 20th

  • バッキングトラック製作:iRealbicon

こんな感じです。ブーストをONにするとブースト用のノブも光ります。
まず、このペダルの基本的な音についてですが・・・最初につないでONにした瞬間は、意外に普通な感じだな、と思いました。しかし弾いているうちにこのペダルのすごさがだんだんと分かってきました。
なぜ最初の音出しで「普通」と感じたのか・・・それは、このペダルの音があまりにも「アンプの音」だったからだと思います。本物のBogner Ecstasyは弾いたことがないので、似ているのかどうかは分かりませんが、出てくる音のダイナミックレンジが、もうエフェクターの域じゃないんです。なので、エフェクター特有の癖が全く感じられず、逆に「普通な音」と感じた、というわけですね。このペダル、試奏するときはアンプのすぐ前だけでなく、アンプの横からも聞いてみてください。すごさが分かると思います。
で、次に気付いたことは、非常にノイズが少ない事。さすがにブーストしてゲインを高くすれば、当然少しはノイズが出ます。しかし、同等のゲインの他のペダルを考えると、圧倒的なノイズレスを実現しています。ローゲインなセッティングなら、ノイズの出やすいストラトでも、音を出していないときはそのまま無音になっているというほどでした。これは素晴らしいです。
各コントロールを触ってみます。まずは5つのノブ。このノブはけっこう重たいタイプで、細かく微調整するのも簡単に行えます。
ゲインはBoostオンも含めると、ほぼ完全なクリーンブーストからディストーションまで、本当に幅広いゲイン設定が可能です。レスポールだと早い段階から歪む音になるんですが、ギターのヴォリュームに対するレスポンスも良いので、手元でのゲインコントロールも簡単。上のサンプルサウンド後半のディストーション的なセッティングでも、ヴォリュームを下げればクリーンになります。
ストラトだともっと簡単にクリーンは作ることができます。上のサンプルと全く同じセッティングでも、ブーストをOFFにすればほぼクリーンなサウンド。もっとゲインを下げればギターのVolumeがフルでも全く歪まないクリーンブーストができます。
イコライザーも非常に使いやすいです。極端に可変幅が広かったり狭かったりすることもなく、全バンド最小から最大のセッティングまで、どんな設定にしても「とんでもない音」になることはありません。積極的に、可変幅をフルに使って音作りが行えます。サンプルサウンドではミッドレンジを強めに出す、スタンダードなオーバードライブサウンドを目指してセッティングしています。
4つのスイッチもいろいろ切替えて試しました。まず「variac」スイッチ。これは電圧を下げるスイッチですね。ONにすると、ミッドレンジが削られ、同時にゲインも下がります。ハイレンジも少し削れた感じの音になりますね。古い音を作るには良い感じのスイッチです。
続いて「mode」スイッチ。これはPlexiモードの方が全体的にゲインが低く、同時にコンプレッションも少なくなります。クリッピングを切り替えたような雰囲気の音の変わり方をしますが、多くのクリッピング切替スイッチであるような音量の変化は特にない感じでした。
次に「para eq」スイッチ。このスイッチはハイレンジの設定を変える物で、「b1」「n」「b2」のモードがあります。nモードがおそらくもっともナチュラルなモードで、b1はトレブルが、b2はトレブルとミッドが強調されます。実際使ってみたところ、このスイッチで可変出来る音は非常に微細。しかみゲインを下げた状態じゃないと変化はほとんど分かりません。ですが、ローゲインセッティングではたしかに音がすこし変化しており、n<b1<b2の順にハイミッドが強くなるという印象でした。
そして「structure」スイッチ。歴代Ecstasyの音を切り替えられるというスイッチですね。まず101モードではローエンドが強調されたサウンドとなり、100モードでは全体的にフラットでナチュラルな印象。そして20thモードでは、100モードのフラットな印象そのままに、ゲインが全体的に高くなる感じでした。また、歴代Bognerサウンドということでplexiモードでは効かないのかなと思ったんですが、plexiモード時にも切り替えればちゃんと音が変わりました。
4つのスイッチの効き方の違いとして、まず最も音の違いが大きいのが「mode」スイッチ、続いて「structure」と「variac」が同程度、そして最も変化の少ないのが「pre eq」スイッチでした。
そしてブースト時にヴォリュームとゲインを個別に設定出来るノブですが、これは非常に便利です。機能としては「ブースターのヴォリュームとゲイン」みたいな感じで、メインのVolume、Gainコントロールを動かすと、ブースターの設定を変えていなくても音が反映される形になります。なので、例えば「このペダルの出来る限り最大のゲイン」を作ろうと思うと、通常のGainノブと、ブースト用のGainノブの両方を最大にしてBoostオンにする、という形になります。
で、実際にこうして使ってみて思ったんですが・・・このペダル、本当になんでも出来てしまいますね。さすがにメタル用ハイゲインやファズサウンドみたいなのは作ることができませんが、たいていのオーバードライブ〜クラシックディストーション程度なら、これ1台でも十分対応できます。ストラトとかだと若干ゲインが低めになるので、ディストーションまで完全網羅ってわけには行かないかも知れませんが、それでもたいていのオーバードライブサウンドなら問題なしです。しかもアンプそのものかと思うほど自然な音なので、使いやすさも抜群に良いです。
一方で、音が自然すぎて「エフェクターらしさ」が無い、と言うこともできます。エフェクターならではの、なんていうか「濃いめの味」みたいな、多くの歪みエフェクターが持つ「エフェクターの音」を作ることができないんですね。すごい感覚的なところではあるんですが、人によっては「普通すぎて面白くない」と感じることがあるかもしれない、と思いました。
 
というわけで、「Bogner Ecstasy Blue」のレビューでした。
まだ届いたばかりなので、また新たな使い方などが見つかるかも知れません。また、是非自分なりの使い方を見つけて欲しいペダルだと思います。基本的にナチュラルで正統派なブリティッシュ系の歪みを作ります。しかし作れる音が幅広いので、ギターやアンプに合わせていろいろセッティングできそうですね。
また、このBlueを使ってみて思ったんですが、ストラト等の出力が低いタイプのギターの場合、しっかりとした歪みを作りたいならBlueよりRedの方が合っているかも知れません。比べたわけじゃないので明言できませんが・・・お店などで試してみてください。
本当にすごいペダルです。

追記:ストラトでのサンプルサウンドも作りました。
Youtube
ニコニコ動画

Bogner Ecstasy Blueサンプルサウンド(ストラトバージョン)

Download再生できない場合
最初はギターのヴォリュームを8に絞ったクリーンサウンド、そこからヴォリュームを10にしてローゲインクランチ、BlueのブーストをONにしてロー〜ミディアムゲインのドライブサウンド、そして最後にKTRでブーストしたオーバードライブサウンドとなっています。

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング

  • セッティング


Ecstasy Blue
volume : 2:00
treble : 1:00
middle : 2:00
bass : 2:30
gain : 10:00
Boost Volume : 10:00
Boost Gain : 最小
variac : off
mode : blue
pre eq : b2
structure : 101

Klon KTR
Volume : 2:30
Treble : 10:00
Gain : 10:00
Buffer : ON

  • バッキングトラック製作:iRealbicon

 

 
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