完全アナログ仕様の2チャンネル・スプリングリバーブCARL MARTIN HEADROOM【送料無料】 |
この「Carl Martin Head Room」は、フロアマウント、つまり通常のエフェクター同様のフットペダルながら、本物のスプリングリバーブを搭載したモデルとなります。しかもこのサイズで2ch仕様のモデルです。
コントロールは非常にシンプルで、右半分と左半分でそれぞれ2つのチャンネルのリバーブを操作します。LEVEL A、TONE A、LEVEL B、TONE Bのコントロールで、右のフットスイッチでエフェクトのON/OFF、左のフットスイッチでリバーブチャンネルの切替となります。
また、リバーブペダルということでラックやアンプの上に置いても使えるよう、ON/OFFスイッチとチャンネル切替スイッチそれぞれを外部スイッチでリモートコントロールすることも可能となっています。駆動は9Vアダプターなので、サイズは大きいですがボードにも組み込みやすいスプリングリバーブです。アンプのエフェクトループに設置しても良いですし、普通にアンプの前に置いて使ってもOKなペダルとなっています。
サンプルムービー
スプリングリバーブは、アンプに搭載されていることが多いです。特にクラシックなアンプなどでは標準的に搭載されていたりしますね。ただ、実はアンプに搭載されるスプリングリバーブって結構クセモノで、リバーブのかかる状態にしてステージで使ったりすると、アンプ自体の振動でスプリングが揺れ、それでフィードバックが起きたり予想外のサウンドになったりすることもあります。最近は、ヴィンテージ仕様なモデルを除けば、けっこうな高級アンプにもデジタルリバーブが搭載されていることが多いのはそういう事情があるからなんですね。
本物のスプリングリバーブの持つリバーブサウンドは本当に美しい音を作り出します。スプリングリバーブというと、Venturesのようなサーフミュージックの代名詞の1つとなっていますが、今ではああいう感じの独特で強烈なスプリングリバーブサウンドはデジタルでもかなりの精度でシミュレートすることが出来ます。
しかし、「本物のスプリングリバーブ」を、軽くかけた時のサウンドはまた格別で、なんて言えばいいのか、本当に美しく、いつまでも弾いていたい気持ちよさのあるサウンドを作ることができます。
昔ながらのアンプに搭載されたようなスプリングリバーブといえば、Fender '63 Reverb Unitが現在の最高峰と言えると思います。
ただ、これはほぼアンプヘッドなくらい場所を取りますし、なかなか持ち運んだりするのも大変です。そこでペダルタイプのモデルが出てくるわけですが、それほど数は多くなく、今回のCarl Martin以外だとDemeter RVB-1くらいでしょうか。日本に正規で入って来ていないものなら、以前レビューしたVan Ampsのリバーブが世界的にも有名ですね。
今回のCarl MartinのHead Roomは9Vアダプタで動作するという点がこれらのスプリングリバーブペダルとまた違う点ですね。プリセットを切り替えられる2ch仕様という点もより使いやすいペダルとなっています。
動画を見るかぎり、音もものすごい良さそうですし、これは弾いてみたいですね。
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