きになるおもちゃ -ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト-

ギター・エフェクター・アンプ・DTM関連の情報サイト


きにおも@Twitter
Facebookアカウント
instagramアカウント
Line@アカウント
きになるおもちゃ@Lineブログ

がっきや速報
楽器店のセール情報や限定特価品をまとめてみます

ボカロ曲

リンク切れ等がございましたら、メールかコメントに書いていただくと助かります



きになるリスト(ニコニコ動画) Youtubeチャンネル Instagram

当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

Zoomからアコースティック用のコンパクトなマルチエフェクター「Zoom A3」登場!

Zoomから、新しいマルチエフェクターが登場です!
今回登場したのは、アコースティックギター用のマルチエフェクターです。エレアコ等に使えるペダルですね。モデル名は「Zoom A3」。名前を見ると、G3、そしてB3に続くモデルのシリーズ、ということになるのではないかと思います。
これまでのG3、B3は3つの液晶画面を搭載し、疑似的なペダルボードを思わせるスタイルのマルチエフェクターとして作られていました。ギター用の上位モデルである「G5」には4つの液晶と独立したチューブブースターを搭載しており、実際は多くのエフェクトが使えますが見た目上はそれぞれ3つ、および5つのエフェクトが並んでいるようなスタイルです。
ところが、今回新しく登場したA3は、1つの液晶画面を搭載したスタイルとなっているのが特徴的です。
ちなみに、この液晶画面をよくよく見てみると、「MS-50Gicon」等のマルチストンプシリーズのものを継承しているスタイルとなっているのがよく分かります。画面下部に段差があり、そこにノブが3つ並ぶというスタイルも、マイクロストンプシリーズに近いものであると言えそうですね。
実はこのA3、マイクロストンプシリーズの発売以前、具体的に言うと昨年初めごろから開発中である、という話が聞こえてきていました。発表から発売の早いZoomにしては、実はかなり難産のペダルだったんじゃないかと思います。なぜZoomがA3でこの新たな筐体を採用したのか、というと・・・非常にシンプルで、「アコギ用のハードケースの小物入れに入るサイズ」だからです。ただでさえ大きなケースを持たなければならないアコースティックギターにとって、別のケースやバッグが必要となるサイズのマルチエフェクターはなかなか持ち運びが大変です。ギグバッグならポケットも多くありますが、ハードケースはギター以外のものはほとんど入らないので、そういう点を考慮した形として製作されたのではないかと思います。
どちらが先なのかはわかりませんが、その流れの中でマルチストンプシリーズと共通するスタイルのデザインを用いた1画面のスタイルを実現したのではないかと。では、肝心の「中身」についても見ていきましょう。
まず、このペダルの大きなコンセプトとして「エレアコの音を生音に近づける」というのがあります。ピックアップからプリアンプを通して出力するエレアコはライブ等で非常に便利で、かつ音量調整などもやりやすいのでよく使われる形です。ですが、その音はアコースティックギターの生音に比べるとやはり違っていて、若干エレキギターのクリーンサウンド的な音になってしまうことが多いのも事実ですね。
そこで、A3には数々の生音を再現するためのモデリングを収録。本体上部のノブを用いて、ドレッドノートやジャンボ、オーケストラ、ダブルO、トリプルO等のアコースティックギターボディから、アップライトベースや12弦といったサウンドを初めとする16種類のボディタイプを選択可能。さらに、材の組み合わせなどを含めたモデリングを施した28種類の「モデルタイプ」も収録し、名機と呼ばれるアコースティックギターのサウンドに近い音色を実現している、ということです。
続いて、アコギ用ならではの大きな特徴として、専用のノブによる3バンドイコライザを搭載しているという点があります。これは本体上部、ボディタイプ選択ノブの下に3つ並んだノブがそれですね。さらに、中央の画面の左右にはBalance、Master、Mic、Pickupノブが並びます。これにより、原音とエフェクト音のバランス、出力音量、そしてピックアップからの入力とマイクからの入力レベルを自在に調整可能。ピックアップ、マイクそれぞれ個別の入力はもちろんピックアップとマイクの両方を入力してブレンドし、より分厚く美しい音を奏でることが可能となっています。
そして、40種類のエフェクトを搭載。さきほどのモデルタイプのモデリングが1つと、40種類のエフェクトのうち2つまでを組み合わせることで、合計最大3つまでのエフェクトを同時に使うことができるようになっています。順序は自由自在です。いろいろなスタイルはあると思いますが、一般的なアコースティックギターならば、例えばコーラスとディレイなどを使うことができるので、これで十分と言えるのかもしれませんね。
また、変わっているのがさきほどのマイク入力とピックアップ入力の「ブレンド位置」を設定出来るという点。つまり、ピックアップからの入力にモデルタイプのエフェクトをかけ、その後にマイクをブレンドしてディレイ等のエフェクトをかけていく、といった使い方や、ピックアップ入力の方にだけリバーブをかけ、マイクからの音にはエフェクトをかけずにブレンドする、といった使い方などで、より自由度の高い音作りを実現している、というのがポイントですね。もちろんディレイ等のエフェクトはタップテンポにも対応します。
さらに、これらの3種類までのエフェクトとは別に、アンチフィードバック機能とブースター機能を搭載。フィードバックが起きてしまった際には本体左側のフットスイッチを踏むことで自動的にフィードバックポイントを検出し、ピンポイントでEQを下げることでフィードバックを抑制することができるようになっています。そして、本体右のフットスイッチを使えば最大+12dBまでで、Toneコントロールも可能なクリーンブーストをONにすることができます。そしてもちろん、チューナーも内蔵しています。(タップテンポ選択時はチューナー選択不可。このあたりの操作はマルチストンプシリーズと同じです。)3つのフットスイッチ上部にあるボタンで、ブースト、エフェクト、アンチフィードバックのコントロールに簡単にアクセスできるようになっています。
数多くのエフェクトの選択やパラメータ設定、パッチの保存等は、画面下部の傾斜したところにある3つのノブを使います。このノブは押すことでスイッチとしても働くようになっており、MS-50Gicon等のマルチストンプシリーズのパラメータノブと同じスタイルですね。保存できるパッチメモリの数は20までとなっていて、これらは中央のフットスイッチを踏むごとに設定した順序で変わっていく形となります。
さらに入出力端子も充実していて、まず本体奥のマイク用のXLR/フォンのコンボ端子を搭載。マイク入力は本体の設定によってPhantom電源のON/OFFや帯域選択の可能なローカット、またピックアップとブレンドする関係から位相の反転を設定可能です。本体右側面にはフォン端子のピックアップ用インプットを搭載。入力信号をそのまま使う「FLAT」、マグネティックPUに最適化されたMAGNETIC、ピエゾPUに最適化された「PIEZO」の3種類から入力時のヴォイシングを選択することも可能です。続いて出力端子は、まず本体奥にXLRのバランスアウトを搭載。ここはグランドリフトも可能です。そして本体左側面にはステレオのフォンアウト端子を搭載していて、ここはヘッドフォンアウトとしても使うことができるようになっています。またファームウェアアップデートの可能なUSB端子を装備しています。本体奥にはアダプタ端子があり、裏面には単3電池4本の電池ボックスも搭載。さらにUSBバスパワーでの駆動も可能となっています。
ペダルの頭脳部にはZoomが誇るDSP、ZFX-IVを採用。様々な機能を見ていくと、G3から続くシリーズの基本的なスタイルをより発展させ、G5のような独立ブースター機能を膨らませたブースト、EQ、アンチフィードバックといった機能の採用、そして本体のエフェクト機能やインターフェイスはMS-50G等のマルチストンプシリーズを受け継いでいるというのが分かります。まさに現在のZoomのマルチエフェクターをまとめたようなスタイルで、アコースティックギターのサウンドを最大限に活かせるようになっているのがポイントですね。
この新しい筐体も、Zoomらしくて良いと思います。こればっかりは分かりませんが、今後たとえばマルチストンプシリーズを発展させたような形としてエレキギター用やベース用などの新たなモデルも出てきたりするのかもしれない、という期待も出てくるようなモデルですね。
とても良さそうなペダルだと思います。アコギ用のマルチエフェクターの定番機種になるのは間違いないかと思います。
 
人気blogランキングへ にほんブログ村 音楽ブログへ



にほんブログ村 音楽ブログへ
免責:
紹介している商品のリンク先の販売店、およびメーカーと管理人は関係ありません。
仮に御購入の際になんらかのトラブルがおきましても管理人は責任を負いかねます。
当サイトは楽天アフィリエイト、Amazon.co.jp アソシエイト、Yahoo!アフィリエイト、アクセストレード、A8.net、リンクシェア、Google Adsence、iTunesのリンクを使用しています。
また、当サイトと同じ改造を行って何らかの問題が発生した場合も責任は負いかねます。ご了承ください。
Privacy Policy