【送料無料】Mad Professor Bluebird Overdrive Delay オーバードライブ ディレイ マッドプロフ... |
今度のモデルは「Mad Professor Bluebird Overdrive Delay」というペダルで、オーバードライブにディレイを組み合わせた、ちょっと変わったスタイルのペダルとなります。
Distortion、Tone、Volume、そしてDelayコントロールを搭載。この場合Distortionは歪みという意味で、日本でいう「ディストーションペダル」のディストーションとは違う感じですね。ペダルジャンルとしては完全にオーバードライブです。内部にトリムポットがあり、それらを調整することでディレイタイム、ディレイのフィードバック、そしてローの出方をコントロールすることもできるようになっています。
どちらかというとゲインは高くはないようで、スタンダードなドライブサウンドを得意としているようですね。中でもクランチなアンプに使うことで非常にブルージーなサウンドを簡単に作ることができる、というコンセプトのようです。
このペダルなんですが、面白いのがインピーダンスの値。入力が140KΩということで、多くのエフェクターと比べてかなり低めに設定されています。定番オーバードライブであるBOSS BD-2をはじめ、多くのエフェクターはだいたいインプットを1MΩ程度のインピーダンスとして高めに設定するんですが、それと比べるとかなり低めなのが分かると思います。
さらに、「BODDをより良いトーンで使用するために、ギターとBODDの間にはバッファーまたはバッファーを使用したエフェクターを接続しないようにしてください。」との注意があり、つまりギターからのハイインピーダンスな出力そのままで使った際に最も効果が高い、ということを言っていますね。
インプットインピーダンスに関しては、Sky Blue OverdriveのZコントロールなんかにも見られるように、Mad Professorではいろいろ考えて作っていることもあります。このSky BlueはアクティブPUのことも考えて10k〜227k、他のMad Professorペダルを見るとSweet Honey Overdriveでは260k、最も高いLittle Green Wonderでも500kΩと、多くのペダルに比べて低めに設定されている傾向はたしかにあるんですが、その中でも相当低いインプットインピーダンスで作られたペダルということが分かります。
これはおそらくですが、「エレキギターの出力インピーダンスに対し、ピンポイントで合わせた」ということなんでしょうね。ギターから直接接続した際に最高のパフォーマンスを実現する、そのためにこういった設定としたのではないかと思います。
ペダルの機能としても、オーバードライブにディレイを組み合わせるというちょっと変わったスタイルとなっている上、このインピーダンスに関することも考慮すると、このペダル1つで、例えばブルースのセッション等は完全に対応できる、という使い方のために作られたペダルと言えるのではないかと思います。
サンプルムービーを見る限りでは、スタンダードなサウンドの良質なオーバードライブという感じですが、設計思想にはMad Professorらしい尖ったところが見え隠れしていて良いですね。こういう攻めの姿勢で作られたペダルは好きです。
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