アメリカで2007年に設立されたハンドメイドエフェクターブランド、Heavy Electronics。スタンダードなペダルからちょっと変わったエフェクターまでいろいろなラインナップを持ち、それらは全てアメリカ、ミネアポリスでハンドメイドで製作されています。
ハンドメイドながら手頃な価格帯で、かなり前から海外のフォーラム等でもちょくちょく見かけることのあったブランドですね。そんなHeavy Electronicsが日本に入ってくるようになったようです。
それぞれ見てみましょう。
Heavy Electronics Red Eyes
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics Red Eyes 【即納可能】 |
コントロールはVolume、Tone、Gain。中央には3つのLEDがあり、緑色のON/OFFを示すLEDと、ピッキングに合わせて点灯する赤い2つのLEDを搭載。2つの赤いLEDがRed Eyesを示している、ということですね。
回路まで見たわけれはありませんが、おそらくクリッピングのLEDをデザインに持ってきた、ということではないかと思います。
サンプルムービー(旧デザイン)
今回入って来たのは新しいデザインでコンパクト化されたモデルのようですね。音は、動画だけではなかなか判断が難しいですが、これだけを見る限り、コンプレッションが軽くかかった、絶妙な音が特徴のように感じます。良さそうですね。
Heavy Electronics Highway 77
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics Highway 77 【即納可能】 |
Gain、Level、Voiceコントロールを搭載し、高いヘッドルームでレスポンスも高いペダルで、またGainを絞った状態でも音が細くならないように設計されているということです。
Voiceコントロールが少し変わっていて、いわゆる高域を調整するToneではなく、ローエンドを調整するコントロールとなっています。
サンプルムービー(スライドギター)
ギターだけでなく、ベースにも対応できるペダルとのことですね。ローエンドの再現性が非常に高そうなペダルだと思います。
Heavy Electronics Grind Fuzz
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics Grind Fuzz 【即納可能】 |
コントロールはGainとLevel、およびSwellスイッチとなっています。このSwellスイッチは、超高域を付加し、ハイゲイン化するスイッチとなっていて、より過激なファズサウンドが欲しいときに使います。また、側面にポットが設けられており、これで駆動電圧を下げることが出来ます。電圧を下げると電池の残りが少なくなった状態に近い音色となります。
サンプルムービー
動画を見ても分かるとおり、ベースにも対応するファズとなっています。原音をしっかり再現するというだけあって、ローエンドでも音が潰れないサウンドですね。これはギターでも言えることで、7弦や8弦、さらにローダウンチューニングなどにも対応できるファズペダル、ということが言えると思います。
音はクラシックなファズというよりもよりモダンなサウンドで、ヘヴィネス系にもよく合いそうだと思います。良さそうですね。
Heavy Electronics ASCEND
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics ASCEND 【即納可能】 |
ただ、一般的なToneコントロールは、どの位置に設定してもその影響が出てしまうんですが、このペダルの場合はToneコントロールがバイパス可能(フルアップポットか何かでしょうか)となっているので、1ノブのクリーンブースターサウンドも、Toneでサウンドを調整したブーストも、両方の音を作ることができる、ということです。
こちらもRed Eyes同様、新しいデザインのバージョンとなるようです。旧デザインではToneコントロールがありませんでした。
サンプルムービー(旧デザイン)
Heavy Electronics DESCEND
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics DESCEND 【即納可能】 |
どういうペダルかというと、ONにすることで音量を「下げる」ために作られています。いわゆるクリーンブースターの逆バージョン的なモデルですね。
コントロールはVolumeとFilter。このVolumeはポットではなく6モードのロータリースイッチとなっているのもポイントです。FilterはいわゆるToneコントロールで、ASCEND同様バイパス可能な作りです。
どう使うかというと、例えばチューブアンプなり、レスポンスの高いオーバードライブやファズペダル等で歪ませた音を、Volumeを下げることで一発でクリーンやクランチに持って行くという使い方です。ここでVolumeをノブではなくスイッチにした意味も分かってきます。一発で「このあたりのゲインにしたい」という切替ができる、というわけですね。
サンプルムービー
クリーンブースターによっては、ブーストだけでなくカットができるペダルもあります。一般的にはそういうペダルを使ってヴォリュームダウンを行うということはよくあるんですが、このペダルのようにヴォリュームダウン専門のペダルというのはあまり見かけないですね。意外にあると便利なペダルではないかと思います。
Heavy Electronics Saturn
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics Saturn 【即納可能】 |
これは何かというと、リングモジュレーターです。多くのリングモジュレーターはギターだけでなくシンセなどでの使用も考慮されて作られることが多いんですが、このペダルは、シンセ等でも使えますが、主にギターをメインとして作られているのがポイントです。
コントロールはMix、Freq、Drive。Mixは原音とエフェクト音の割合で、リングモジュレーターそのもののコントロールはFreqのみ。Driveは、リングモジュレーターと原音がミックスされた後に設置されているオーバードライブのコントロールとなります。
つまり、リングモジュレーターをさらに歪ませることでより個性的な音、それでいてギターらしい音を出すことが出来るペダルとなっているということですね。
サンプルムービー
このサンプルではさらに前段にGrind Fuzzを接続して歪みが強化されていますので、このペダルの作る歪みの部分はちょっと分かりにくいんですが、作り出す音の雰囲気は分かるかと思います。
ややこしいコントロールを廃し、さらに歪みを加えて作られたリングモジュレーター。おもしろいペダルです。
Heavy Electronics RADIO HAVANA
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics RADIO HAVANA 【即納可能】 |
この「RADIO HAVANA」は、ギターサウンドをローファイ化してしまうというペダルとなっています。ギターサウンドを、小さなラジオで鳴らしたような音を作るペダルですね。
コントロールはLevel、Gain、Disorder。Disorderはクリッピングを調整していろいろな音をつくるためのノブということです。本体で歪みも作れるようですね。
サンプルムービー
小型スピーカーで音を鳴らしたような、ローエンドがカットされ、軽く歪む音から、さらにファズ的なサウンドなどが出ています。楽曲の雰囲気を少し変えたりする時などにはおもしろい効果が得られるペダルという感じですね。
Heavy Electronics El Oso
【新商品】【正規輸入品】Heavy Electronics El Oso 【即納可能】 |
ここまで見てもらえば分かるとおり、Heavy Electronicsのペダルはそのブランド名に違わぬ、ローエンドを重視してペダルが作られている傾向があります。このペダルはそれをさらに推し進め、最も強い重低音を作り出すペダルとなっている、とのことです。
コントロールはLevel、Mix、Gain。原音がミックスできるディストーションですね。ダイナミクスを広くとることで、自然な歪みを作ることができるとのことです。
サンプルムービー
サンプルムービー(ギター)
ベースで使えば超攻撃的なベースサウンドが得られ、ギターでも非常に分厚いディストーションとなっていますね。ヘヴィネスサウンドなどにも相性が良さそうなペダルです。
というわけで、Heavy Electronicsのペダルをいろいろ見てみました。
ローエンドに重点を置き、かといって轟音しか出せないようなペダルではなく、使いやすい音から個性的な音まで満遍なく揃ったペダルラインナップ。価格も手ごろで、良さそうなブランドですね。
人気blogランキングへ