Gibsonでは、多くのレギュラーモデルを製作する一方、カスタムモデルの製作も古くから行ってきました。1930年代には、さまざまなバリエーションモデルの製作を行っており、50年代ごろからはレスポールやSGなど、様々なモデルのカスタムカラーモデルを多く製作しました。特に50年代後半頃には当時のカラマズーのギブソンファクトリー内にカスタム専門の部門が設置されていたと言うことです。このカスタム部門は後にギブソンファクトリーが移転してからも継続され、多くのアーティストモデル等を製作し続けています。
そして、1992年、現在のGibson Custom Shop設立のきっかけになるギターの製作が始まります。R9、といえば分かる人もいると思います。現在でもGibsonギターの中でもフラッグシップモデルとなっているモデル、1959 Les Paul Reissueです。
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そして今年、2013年は1993年から20周年。すなわち現在のGibson Custom Shop設立から20周年、ということになるわけですね。
その20周年を記念して製作されたのが、このモデルです。この「Gibson Cusom Shop Historic Collection 20th Anniversary 1965 Firebird VII Reissue Golden Mist Poly」は、全世界100本限定で製作される1965年のFirebirdを元にしたモデルです。
ソリッドマホガニーボディ、9プライのマホガニーとウォルナットを組み合わせたスルーネック仕様。指板はシングルレイヤーのエボニーで、22F仕様です。ピックアップはミニハムバッカーを3つ搭載し、2Vol、2Tone、3Wayセレクターにマエストロヴィブラートを搭載したABR-1ブリッジとなっています。
ギターのフィニッシュはGolden Mist Polyフィニッシュ、そこにゴールドのハードウェアを配した、本当にエレガントなモデルに仕上がっています。この一見ナチュラルに見えるシャンパンゴールドのようなボディカラーといい、このギターは本当に素晴らしく美しいです。
全世界100本限定ということで、本当に欲しい人のためだけに作られたモデルですが、正直ここまで美しいファイアーバードは見たことがないです。
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