フランスから、新たなエフェクターブランドが日本に入ってきたようです。このHeptodeというブランドは、2010年に設立されたフランスのハンドメイドエフェクターブランドで、ジャン・リュック・シュティウィ氏というビルダーが製作。現在ではレニー・クラヴィッツをはじめとするアーティストも使用している、とのことですね。
ラインナップされている3つのペダルをそれぞれ見てみます。
Heptode Deep Crunch
まずはオーバードライブペダル、Deep Crunchです。Gain、Level、そしてBass、Middle、Trebleの3バンドEQを搭載し、さらに直接ラインで出力する際に使えるキャビネットシミュレータのON/OFFスイッチを搭載。最大40dBまでのブーストも可能で、オーバードライブ、プリアンプ、ライン出力といった使い方が出来るペダルということです。
サウンドは、Soldano SLO-100のクランチチャンネルにインスパイアされて作られており、独自の真空管エミュレーション技術によってアンプらしいサウンドを幅広く作ることができるペダルとのことです。
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Heptode Heavy Tone
続いて、同じくオーバードライブペダルです。Deep Crunch同様、Level、Gainと3バンドEQ、そしてキャビネットシミュレータのON/OFFスイッチを搭載。オーバードライブやプリアンプペダル、そしてライン出力と様々な使い方に対応します。
こちらもSoldano SLO-100のサウンドを作り出すペダルですね。より高いゲインのモデルです。
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Heptode Virtuoso
ラストはこちら。こちらはちょっと変わったフェイザーペダルですね。
このペダルは、Maestro PS-1Aのサウンドを元に作られたフェイザーで、コントロールノブはなく、3つのフットスイッチでSlow、Medium、Fastのスピードを切り替えるだけ、というもの。ここまでシンプルだと逆に潔くて良い感じですね。
ペダルのデザインもマエストロっぽい雰囲気で、オリジナルPS-1A同様のサウンドを、スピード切替時の動きまで細かく再現したモデルということです。
サンプルムービー
というわけで、Heptodeのエフェクターを3つ、見てみました。Soldanoサウンドを再現したモデルもとても良い感じですが、個人的にはPS-1Aの再現モデル、これが特に弾いてみたいです。ここまでシンプルに作られた、まるでフットスイッチみたいなエフェクターはなかなか見ないスタイルですし、音もとても良さそうに思います。
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