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Voxの新アナログディレイ!「Vox Double Deca Delay」レビューします!


Voxから新たに発表されたアナログエフェクター群、Tone Garageシリーズ。最初に発表されたものの、発売が少し遅れていたアナログディレイペダル「Vox Tone Garage Double Deca Delay」が遂に発売されました!
このシリーズの開発を主導したのは日本のKORGのチームで、以前Voxエフェクターミーティングに参加させていただいた際、全モデルをお借りすることができました。
先にStraight 6 DriveV8 DistortionTrike Fuzz、そしてFlat 4 Boostはそれぞれレビューしましたが、今回発売になったということで、お借りした中では最後のモデルであるこのDouble Deca Delayをレビューしたいと思います。

では、いってみましょう!

Vox Tone Garage Double Deca Delay


こちらが、そのDouble Deca Delayです。「Double Deca」は、ロンドン名物の2階建てバス、ダブルデッカーに由来しています。
 

コントロールは、Level、Modulation、Feedback、Time。そしてShort/Long/Bothの3モード切替スイッチを搭載します。
 

内部にはこのように、3つのBBDを搭載。これが直接ディレイを作り出します。Longモードではこの3つのBBDを使った、最大900msのディレイを、Shortモードではこのうち1つだけを使った最大300msのディレイを作ります。Bothモードではショートとロングの2つのディレイを組み合わせたサウンドとなります。ショートとロングのディレイに掛けられるフィルタには少しだけ違いがあるため、Bothで組み合わせた時に音にめりはりが出ます。構造上Timeノブをどのように設定しても、ロングは常にショートの3倍のディレイ音になります。
 


こちらもBBDですね。正確には内部には4つのBBDが付いています。BBDは全てCoolaudio製ですね。
 

また、Tone Garageシリーズ共通の仕様として、電源スイッチが付いています。
 
 


電源を入れると、この部分が常時赤く光ります。
 


単3電池6本による電池駆動も可能。36mAと大きめの電流消費を必要とするペダルですが、単3電池のパワーで約80時間の連続駆動を実現しています。
 

Made in Japanです。
 
では、写真はこんな感じにして、レビューしてみたいと思います。

  • 操作性

まずは操作性から。最近のペダルは全体的にかなり小さなものが多くなってきている中で、このペダルはBOSSコンパクトと同等のサイズとなっています。なので非常に小さなペダル、とは言えませんが、アナログディレイとして見ればスタンダードなサイズと言えそうです。
電源スイッチ、および単3電池駆動という点は少し変わっていますが、アダプタ駆動ならばほぼ気にする必要はないと思います。ShortとLongのディレイの仕様については、慣れればすぐに分かると思いますが、最初はちょっととまどうかもしれませんね。
ただ、全体的に使用感として使いにくいような印象はありませんでした。

  • サウンドレポート

では、音を。まずはいくつかサンプルサウンドを録ってみました。

サンプルサウンド1(Long Mode)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:Level=4:00 Modlulation=Min Feedback=2:00 Time=12:00 Mode=Long

サンプルサウンド2(Short Mode)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:Level=4:00 Modlulation=Min Feedback=2:00 Time=12:00 Mode=Short

サンプルサウンド3(Both Mode)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:Level=4:00 Modlulation=Min Feedback=2:00 Time=3:00 Mode=Both

サンプルサウンド4(モジュレーション〜発振)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:Level=4:00 Modlulation=12:00 Feedback=2:00 Time=3:00 Mode=Both(前半のみ)
※後半はTime・Feedbackを動かして発振させています。

サンプルサウンド5(フルモジュレーション)


Download聴けない場合はこちら

  • 録音環境

ギター:Fender USA American Vintage 57 Stratocaster リアPU
アンプ:Koch Classic SE C-SE6C クリーンセッティング
セッティング:Level=4:00 Modlulation=Max Feedback=2:00 Time=Max Mode=Both

音はこんな感じです。非常にやわらかく、あまり主張しすぎないディレイサウンドが特徴と言えますね。
LongとShortですが、Longの方が少しディレイ音が暖かくなっていて、Shortは少し歯切れの良いサウンドとなっています。ただディレイタイムが長い=同じ時間での反射回数が少ないということなので、Bothで組み合わせた際にはLongの部分にアクセントが付くようなサウンドとなっていて、3連符を繰り返すような音になるのも面白いですね。ディレイサウンド自体は濁りの少ない、現代的なアナログディレイと言って良いと思います。減衰の仕方にも変な乱れはなく、まろやかで美しいディレイです。
モジュレーションは、かなりつよくかけることも出来ますがModulationノブの大半でコーラスの範疇のサウンドとなることが多いです。最大にすればピッチヴィブラート的な音にもなります。このディレイはモジュレーションをかけるとかなり重厚なサウンドをつくることができて、弾いていてとても気持ち良いペダルとなっているのも特徴ですね。
発振も十分にさせることができます。強力な発振、というほどではないものの、モジュレーションを合わせることで存在感のある発振になりますね。また、音の減衰が綺麗なこともあってか、後からギターサウンドを足しても綺麗に出てくれます。その後ろで発振が重なる、幻想的な音が簡単に作れますね。
 
強烈な主張をするようなタイプのディレイではありませんが、その分とても使いやすくて、同時に無個性なわけではなく、しっかりと個性的な使い方も出来る、とてもよく作られたモデルだと思います。
特にモジュレーションのバランスが素晴らしいですね。アナログディレイのモジュレーションって、ともすればオマケ低度なものもあるんですが、このペダルのモジュレーションは本格的に奥行きのあるコーラスサウンドが作れます。とても良いディレイだと思います。

Tone Garageシリーズのデモムービー
 
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