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メタルだけに特化した超多機能ディストーション!「Amptweaker TightMetal Pro」登場!

凄まじいハイゲインディストーションが登場です。
かつてVan Halenと共に5150アンプを開発し、他にも様々なアンプを手がけてモダンアンプの礎を築き上げたというアンプビルダー、James Brownが主宰するエフェクターブランド、Amptweaker
この「Amptweaker TightMetal Pro」は、誰よりもハイゲインサウンドを知ると言って良いビルダーによる、超攻撃的な多機能ディストーションです。
見た目からかなりやばい雰囲気を放っているペダルですが、基本的には同ブランドのハイゲインディストーション、TightMetalの発展型となるペダルです。
コントロールは、Volume、Low、Mid、High、Gain、Tightの6つのノブと、Boost Gain、Boost Volumeの2つのノブを搭載。さらにMid Boost、Mid、Edge、Gate、Gainの5つの切替スイッチが付いています。そしてフットスイッチが2つ、左がOnで右がBoostですね。
それぞれの機能ですが、まずフットスイッチ。左でエフェクトのON/OFFを切替、右でブーストをします。ブースト単体で使うことはできません。Volume、Low、Mid、High、Gain、Tightの6つのノブは、基本的な音を作るものです。音量とゲイン、3バンドEQ、そしてローエンドの太さを調整できるTightという組み合わせですね。
Boost Gain、Boost Volumeの2つのノブはBoostを踏んだ際の調整で、ゲインとヴォリューム、それぞれをどのくらいブーストするかを設定出来ます。これはエフェクト回路の前段と後段にそれぞれブースト回路が入っていて、Boostを踏むとそれらを両方ともONにする、という形のようですね。
Mid Boost、Mid、Edge、Gate、Gainのスイッチは、Mid BoostがBoost Volumeに連動するミッドブーストで、Boost時にミッドを太くしたいときにつかうもの、MidスイッチはThrashモードにするとより深くミッドレンジを削ることができるようになり、EdgeスイッチはSmoothモードにすることでハイを少しカットしてスムーズなサウンドにすることができます。Gateはノイズゲートの深さを切り替えるもので、Chompモードにすると特にミュートでのタイトな刻みに合わせたノイズゲートとなります。Gainはハイゲインとローゲインの切替で、通常はオールドスクールなメタル、Highモードにすると、よりモダンでヘヴィなハイゲインサウンドが得られるということです。
さらに、このペダルには3つのエフェクトループを搭載しています。1つは、エフェクトのON/OFFと連動する「ユニバーサルループ」となっていて、もう1つがBoostをONしたときにだけ有効になる「ブーストループ」です。そして最後が、エフェクトOFF時にのみONになるAmptweakerならではの「SideTrakループ」です。これらを駆使することで、例えばクリーンと歪みでアンプを分けたり、クリーンの時にだけ深い空間系をかけ、バッキングとリードでさらに別のエフェクトを分けて使ったり、ということを、このペダルの2つのフットスイッチを操作するだけでまとめて切り替えることができるようになっています。まさにペダルボードでの司令塔的な、スイッチャー的な役割が可能ということですね。
そして、ペダル内部には5つの切替スイッチと2つのトリムポットを搭載。5つのスイッチのうち2つは「ユニバーサルループ」と「ブーストループ」がそれぞれエフェクトの前と後ろ、どちらに入るのかを切り替えるスイッチ。そして、エフェクトON時とブーストON時、それぞれのサウンドをファットにするスイッチが2つ。最後に、電池使用時の駆動電圧を9Vと18Vで切り替えるスイッチとなっています。18V駆動で、かつ電池駆動をさせる場合、電池を2つ使う必要があります。アダプタの場合は、普通に9〜18Vのアダプタで動作します。2つのトリムポットのうち1つは、ノイズゲートの微調整です。そしてもう1つが、インプットゲートという、2つ目のノイズゲートの調整となっています。

ちょっと整理しますね。このペダルは、3バンドEQとTightコントロール搭載のハイゲインディストーションで、ゲインとヴォリュームのブーストが可能です。また、エフェクトON時、ブースト時、さらにエフェクトOFF時にそれぞれ有効になるエフェクトループが付いていて、ボードの中枢を担うことができます。駆動は9Vから18Vに対応し、電池を使う場合にも2つの電池を使えば18V駆動にできます。
そして、表に5つ、内部に5つのスイッチがあり、表の5つは主にサウンドの切替、内部の5つは一度設定すればあまり動かさなくて良いスイッチです。内部トリムポットで、2つあるノイズゲートの強さを調整できます。

そして、このケースのノブの後ろ、足で踏んだり蹴ったりできない場所に、もう1つスイッチがあります。それは電源スイッチで、電池駆動の場合にボードにセットしたまま置いておく時に電源を切ることができるようになっています。ちなみにインプットからプラグを抜いても電源OFFになります。
また、アダプタで駆動した場合には、表の6つのノブをLEDが照らして、暗い場所でも現在のセッティングが分かるようになっています。ノブは側面にもポイントが打たれているので、横から光が当たってもすぐに設定がわかります。ちなみにBoost GainとBoost Volumeは、ブーストON時にノブ自体が点灯します。

サンプルムービー/レビュー(英語)

メタルサウンドならほぼなんでも作れてしまうんじゃないかってほど、すさまじいペダルですね。「もしこの機能があれば良いな」という思いをまとめて形にするとこうなる、というようなペダルにも思えます。ハイゲインディストーションの頂点に君臨する・・・かどうかは分かりませんが、少なくともその候補となる位置にあるペダルの1つと言えるのではないかと思います。
これはちょっと使ってみたいですね。ヤバい機能性だと思います。
 
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