個性的かつ激しくアーティスティックなペダルを多くラインナップする
Devi Ever Fx![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
。かつてEffector13というブランドで活動していたころから、特にノイズやシューゲイザー、グランジ、インダストリアル系アーティストから支持を集めているブランドですね。
昨年の12月、Devi Ever Fxはそのブランドを、同じ個性派ブランドとして知られる
Dwarfcraft Devices![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
に売却。現在、Devi Ever FxはDwarfcraft Devicesによって製作されています。
いったいどういうことがあったのか、それについては
The EFFECTOR BOOK Vol. 23![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=as2&o=9&a=4401639626)
に載っているインタビューが詳しいですが、それとは別に、世界的なエフェクターサイト、
Effect DatabaseにもDevi EverとDwarfcraftの声明がありますので見てみてください。簡単に言うと、Devi Everはゲーム製作やアート方面に力を入れたくなり、エフェクター作りの情熱が薄れてしまっていて、そこでブランドの売却を持ちかけたところ、即座にDwarfcraftがそれに応えた、ということのようです。Dwarfcraftとしては、Devi Everのペダルを出来る限り維持しつつ改善を行っていくとのことですね。お互いに協議して、円満の形で売却となったようですね。Devi Ever自身、「Dwarfcraft以外のブランドに売却することは今となっては考えられない。例えばデジテックとか。」と冗談めかして言っていますので、結果として1つの良い形になったのかな、と思います。
では、新しくなったモデルを見てみましょう。
ではまずは、
Hyperion![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
から。基本的な仕様は変わっておらず、デザインが少し新しくなった、という感じですね。もともとDevi Everは頻繁にデザインを変えるブランドなので、知らなければ「またデザイン変わった」くらいにしか思わなかったかもしれません。
Volume、Pregainのみのシンプルなコントロールを用いたハイゲインファズペダルで、「ビッグマフがやりたかったこと」を網羅したペダルだ、ということです。昨今の多くのハイゲインファズは、ビッグマフでなくHyperionを(密かに)ベースにしていることが多い、とのことですね。
サンプルムービー
もう1つがこちら、
Shoe Gazer![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
です。シューゲイザーというのはもともと英国で発祥した音楽ジャンルの名前で、多数のエフェクターを用い、足下を凝視してギターを弾く様子が靴(Shoe)をにらみつける(Gaze)ようだ、というところから来ている、というのは有名な話でしょうか。他にも説があるかもしれませんが。
そのジャンルの名前をそのままエフェクターにしたのがこのペダルです。Devi Everの
Soda Meiser![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
とTorn's Peakerというファズを組み合わせて作られたというペダルで、多彩な音色を作ることができる、ということですね。コントロールはSM(Soda Meiser)セクションがVolumeとPregain、TP(Torn's Peaker)セクションがVolume、Textureとなっています。
使用アーティストがすごくて、
Dinosaur Jr.![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
のJマスシスや
My Bloody Valentine![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
のケヴィン・シールズ、
Linkin Park![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
の名前が並びます。国内では
SUGIZO![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=53xywebsite-22&l=ur2&o=9)
も使っていましたね。
サンプルムービー
とりあえず今回、日本に入ってきたのはこれだけとなるようですが、今後は全モデルがDwarfcraftの製作となるかと思います。基本的には変わらないと思いますが、Devi Everはかなり音などにムラがあった(当たり外れが大きかった)そうですので、Dwarfcraftになってより安定するのかな、とは思ったりします。
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