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アメリカの新しいエフェクターブランド、Chase Bliss Audioの作るコーラス/ヴィブラートペダル「Chase Bliss Audio Warped Vinyl」というペダルですね。
Chase Bliss Audioは、アナログサウンドをデジタルでコントロールすることで多彩な機能、それまでアナログでは不可能だったサウンドを作るというコンセプトのブランドです。ブランドの代表者はJoel Korte。ブランド名のChase Bliss Audioは、彼の弟で、飲酒運転の犠牲となったChase Korteを忘れないために、という悲しい秘話があったりするんですが・・・Joel Korteという人の名前、もしかしたら知っている人もいるかもしれません。
彼は、あのZ.VexでInstant Lo-Fi Loop JunkyやSonarのスクエアトレモロを開発した技術者です。彼はZ.Vexにおいてすら「extraordinary engineer」、並外れた技術者だと評価されているようですね。(参考:Z.Vex Instant Lo-Fi Loop Junkyの英文説明書(pdf))
そんなエンジニアが独立して立ち上げたブランドということで、海外では話題となっているのがChase Bliss Audioです。その第1弾となるペダルが、今回ご紹介するChase Bliss Audio Warped Vinylということです。
コンパクトなサイズにノブやらスイッチが大量に詰まったデザインですね。コントロールはRAMP、VOLUME、MIX、RPM、DEPTH、WARP、124(368)スイッチと2つの波形選択スイッチを搭載。
Volume、Mixは良いとして、RPMがモジュレーションスピードの設定で、これはタップテンポでも設定出来ます。タップテンポの入力に対する割合を124(368)スイッチで設定。背面のDIPスイッチを組み合わせることで、1、2、3、4、6、8倍の設定が可能となっています。DEPTH、WARPと2つの波形選択スイッチはModuShapeというシステムとなっています。DEPTHは揺れの深さですね。おもしろいのが、まず2つの波形選択スイッチで、波が昇るときと下るときの波形をそれぞれサイン、トライアングル、スクエアの3種類から選択できます。そしてWARPノブで、波の昇りと下りの割合を調整するということですね。ゆっくり昇って早く下降したり、一気に昇ってゆっくりと下降したり、という設定ができます。
そして、フットスイッチの間にはまたトグルスイッチがあります。このトグルスイッチは、中央にあるときはとくに関係ないんですが、左と右のポジションにそれぞれプリセットを1つずつ保存可能。プリセットの保存にはフットスイッチを使います。
そして、背面はこのように、16種類のDIPスイッチが並んでいます。このDIPスイッチのうち10のスイッチが、左上のRAMPノブ、またはエクスプレッションペダルに関するスイッチです。RAMPノブは、もともとエフェクトON時にエフェクトのかかりがフェードインする時間を設定することができます。ですが、このノブは他の5つのノブをアサインしてまとめて調整可能です。エクスプレッションペダルにも同様に、VOLUME、MIX、RPM、DEPTH、WARPの5つのノブから好きなものをアサインできます。DIPスイッチで、このRAMPノブ、またはエクスプレッションペダルにどのコントロールをアサインするか、ということと、ノブを回したとき、またはエクスプレッションペダルを動かしたときにどちらの方向にパラメータが動くかを個別に設定することができます。これで5×2(5つのパラメータをアサインするかどうかとパラメータの動く方向)で10のDIPスイッチを使います。あとの6つのDIPスイッチは、パラーメータを常時微妙に動かしてさらなる揺れを作るBounce、ローファイサウンドにするLo-Fi、フットスイッチをアンラッチ式にして踏んでいる間だけエフェクトをかけられるMoByp、タップテンポで設定出来る時間をRPMにするかRAMPにするかの設定と、124(368)スイッチをどちらにするかの設定、そしてRampノブ/エクスプレッションペダルの可変幅を、「現在設定されている各パラメータの値より上か下か」を設定するSweepスイッチとなっています。つまり、例えばRAMPにMIXをアサインして、MIXノブが9時を指していたとします。このとき、Sweepスイッチによって、RAMPノブで可変できるMIXの値を、最小から9時まで、にするか、9時から最大まで、にするかを切り替えるというものですね。ややこしいんですが、これによって自由自在なアサインが可能となっている点には注目です。
入出力端子はインプット、アウトプットとエクスプレッションペダル、さらにTAPテンポを外部機器を使って入出力もできます。4つのジャック、6つのノブ、2つのフットスイッチ、4つのトグルスイッチ、16のDIPスイッチをスタンダードなコンパクトペダル筐体に収め、さらにアナログモジュレーション回路とデジタルコントロール回路を入れながら、電池駆動まで実現しているという、なんともおそろしいペダルに仕上がっています。
普通の機械式フットスイッチのアナログペダルなら、この筐体でフットスイッチの下に電池を入れることは不可能ですが、これはそれを実現してしまっているだけでもJoel Korteという技術者のとんでもなさっぷりが伺えますね。
ペダルはこんな木箱に入っているようです。トグルスイッチの名前や、こういったペダルの演出、ModuShapeといったエンジンの名称など、エフェクトペダルを製品として作る上でのノウハウには、たしかにZ.Vexの香りも感じられるように思いますね。
サンプルムービー
サンプルムービー2
サンプルムービー3
とんでもないペダルですね・・・これはちょっと欲しくなります。
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