カナダ、バンクーバーから新しいエフェクターブランドが登場です。
「6 Degrees Fx」というこのブランドは、内部基板をタレットボードで組み上げ、細部のパーツまでこだわったスタイルを作るペダルブランドですね。
4つのモデルが出ていますが、個別のモデルを見る前に、全モデルに共通するこのブランドの基本的なこだわりについて触れてみます。
基板は全て、こんな感じにポイントtoポイントで、タレットボードで組み上げられます。耐久性が高い形で、「クラシカルでオールドスクールな外観を美しいと考え、そう感じるが故にポイントtoポイントを採用」しているということです。
トゥルーバイパススイッチには頑丈で信頼性の高いハイグレードのスイッチを採用。配線には「20AWGのソリッドコアヴィンテージクロスワイヤー」が使われていると言うことです。
ポットはハイエンドオーディオ等に使われることが多いというBourns社製のオーディオポテンショメーター。高耐久性でスムースな可変ができるとのことですね。
抵抗はカーボンコンポジション。「ヴィンテージなルックスとハイワッテージレーティングが好み」だから使っているとのことです。
コンデンサも拘りを持って選択。基本的に「多くのハイエンドキャパシタをテストし、比較を重ねた結果、3つの違ったメーカーによる3種類のキャパシタ」を使用するとのこと。
基板は耐水性が高いというグラスファイバー製。おもしろいのが、ここに取り付けるタレットのターミナルを自社製作している点です。「トップグレードの真鍮と錫」を使い、導電性を向上させているということです。
ジャックはノイトリック製。
といった共通点があります。最近のブランドだと、Noelと似た方向性の拘りを持つブランドという感じがしますね。
では、ラインナップ4機種を見てみます。
6 Degrees Fx Sally Drive Classic
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3つのノブはLevel、Tone、Gainで、内部トリムポットでブーストレベルを0〜15dBの範囲で設定できるということです。右のフットスイッチがON/OFF、左がブーストON/OFFです。
内部はこんな感じ。TS回路をこんな感じで組むってのはなかなか無いですね。それこそ、ラグとタレットの違いはありますが、TS808HWくらいでしか見かけないかもです。
サンプルムービー(ブースター無しのバージョン)
6 Degrees Fx Rodeo Drive
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こちらはヘヴィにモディファイしたBluesbreakerに強力なEQを加え、内部トリムポットでミッドの強さを調整出来るようにしたということです。コントロールはLevel、Tone、Gain。EQセクションでは1ノブながらトレブルとベースにシグナルを分けることでハイもローも犠牲にせずに音の調整ができるということです。
中身はこんな感じです。]
サンプルムービー
6 Degrees Fx R3 Distortion
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こちらもヘヴィにモディファイされているとのことですね。Level、Tone、Gainコントロールに加え、3モードのクリッピング切替スイッチ(G.A.Sスイッチ)を搭載。Gはゲルマニウムダイオード、Aはアシンメトリー(非対称)、Sはシリコンダイオードの選択となるようです。また、内部にミッドの強さを調整するトリムポットと、コンプレッションの強さを調整するトリムポットが付いています。
中身はこんな感じです。RAT系回路だと言われても分からない感じが面白いです。
サンプルムービー
6 Degrees Fx Millie Fuzz
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こちらはまたヘヴィにモディファイしたシリコンファズフェイスにビッグマフの要素を加えたようなペダルとのことです。CrunchとBurnの2チャンネル仕様となっていて、Crunchチャンネルではファズフェイス回路にビッグマフのEQセクションを加えたような形、Burnチャンネルではそこにさらにビッグマフのゲインステージが加わるというスタイル。コントロールはLevel、Tone、Gainで、左のスイッチでチャンネル切り替えができます。
内部トリムポットで、ミッドレンジのレスポンスとBurnチャンネルで有効になるビッグマフのゲインステージのバイアス調整が出来るとのことです。
ディスクリート回路なのでメタルカンOpampは使われていません。トランジスタはBC108とのことです。
サンプルムービー
というわけで、6 Degrees Fxのエフェクターでした。
こういう作りに拘りのあるブランドは、見ているだけでも楽しくなってくるのがとても良いと思います。音もクオリティ高そうで、是非触ってみたいですね。
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