アメリカから新しいエフェクターブランドが登場です。この「Alexander Pedals」は、かつてPharaoh Amplificationを主宰したMatthew Farrowが設計するエフェクターブランドです。革新的なアイディアを持ったペダルを作ること、そして1987年、Matthew Farrowの弟のAlexが小児がんで亡くなったことを受け、その分野にチャリティとして全てのペダルの売上の一部を寄付することを目的として作られたブランドということです。
4機種、少し時間が無いので駆け足気味になると思いますが、見ていきましょう!
Alexander Pedals Litho Boost
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Volume、Tone、Contourコントロールを搭載し、クリーンブーストから個性的なブーストまでを作ることができるということです。
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Alexander Pedals Equilibrium
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Rate、Depth、Mixとサインウェーブ〜丸みを帯びたスクエアウェーブをコントロールするノブで、Mixノブは基本的にWet最大でヴィンテージサウンドになるということです。トレモロでクリーンミックスはたしかに珍しいですね。
3つのモードスイッチがあり、Tremoloモードでは最初期のチューブアンプに搭載されるバイアス電流を使用する伝統的なトレモロサウンド、Harmonicモードでは60年代初期のピギーバックアンプに搭載された“Vibrato”エフェクトを再現、Vibratoモードでは50年代に作られた“フリーケンシーヴィブラート”の効果を再現するということです。Strymon FlintやCatalinbread Pareidoliaなどを思わせるペダルですね。
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Alexander Pedals Amnesia
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Time、Repeat、Mix、Modコントロールを搭載。Modではモジュレーションも追加でき、中央位置でモジュレーションなし、右回りでコーラス、左周りでヴィブラートとすることができます。
10〜900msのディレイタイムで、発振も可能。さらに3モードスイッチで「高い解像度と、マイルドな“バケットロス”で、暖かなリピート」のMN3005、「明確なトーンですが、ディレイタイムを伸ばすと音に軽い歪みが加わ」るSAD4096、「音楽的でダークなトーンと、ソフトで暖かなリピートが特徴」のMN3208の、3種類のBBDのサウンドを切り替えて使うことができるということです。このシミュレートは意外に、今までなかなか無いタイプのスイッチですね。
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Alexander Pedals Radical Delay
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基本的に80年代のクリアなデジタルディレイサウンドを再現するということで、Providence DLY-4や、その前身となった「Delay 80s」を思わせるコンセプトとなっています。
コントロールはTime、Repeat、Mix、Tweakで、3モードスイッチを搭載。かなり個性的な音を作ります。Tweakノブはモードにより役割がかわります。
まず「Mod」。Tweakノブがモジュレーションコントロールとなり、80年代のクリアなデジタルディレイサウンドを作るというモードです。次の「Glitch」は、さらに初期のデジタルディレイサウンドを再現。設定により、「同じ音」がいつまでも続くようなサウンドとなり、Tweakノブを右に回せば奇数倍音が加わるグリッチサウンドとなるとのことです。そして「Bend」は、ディレイにピッチシフトがかかり、リピートごとに音程が上がる、または下がるペダル。Mr.Black Downward Spiralのようなどこまでも墜ちていく効果や、その逆に上昇し続けるような効果が得られるモードです。
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4機種のうちブースターが一番普通な感じかもしれません。正統派ヴィンテージサウンドからかなり個性的な音まで、いろいろ作れる空間系エフェクトが得意なブランド、という感じですね。
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