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「Gurus Amps echosex 2°」ついに発売!エコーレック系コンパクトディレイペダル3機種まとめ

今年のNAMM SHOWでも出展され、先日ご紹介したイタリア、Gurus Ampsの「Gurus Amps echosex 2°」が実際に流通し始めています。
古いディスクエコー、「Bonson Echorec」のサウンドを再現するディレイペダルですね。
コントロールはBass/Treble(Tone)、Age of Damage、Volume Echo、Length of Swell、Echoとなっています。Length of Swellがフィードバック、Echoがディレイタイムで、Volume Echoはエフェクトヴォリューム(ブースト可能)、Age of Damageでディスクの経年変化をシミュレートし、Bass/Trebleでディレイ音のトーンを設定する、という形となっています。また、インプット側に4つのDIPスイッチを備え、インプット、アウトプットレベルの切替と、バイパス時の動作をトゥルーバイパスとするかトレイルバイパス(バッファードバイパスで、OFF時にもディレイ音が残るタイプ)とするかを切り替えることができます。Mix(Volume Echo)コントロールは最大でシグナルとエフェクトが50:50となります。ディレイタイムはオリジナルEchorecの倍の60〜660ms。
真空管には12AX7Bを採用。ヴィンテージBinsonエコー同様、インプットレベルに合わせ真空管が緑色に照らされるスタイルで、PT2399ディレイチップを用いながら、PT2399が作ったリピート音もチューブプリアンプを通し、ドライシグナルのように扱うことでヴィンテージライクな音色を作り出しています。
サンプルムービー(音出しは1分49秒あたりから)
 
さて、Echorecといえば、Pink Floydのファーストアルバム「The Piper At the Gates of Dawnicon(夜明けの口笛吹き)」などで使用された古いディレイです。テープエコーは磁気テープを使ってディレイを作りますが、Echorecは磁気ディスクを使います。より古いスタイルのディレイで、ディスクの歪みなどがモジュレーションとなって、テープエコーのワウ、フラッターのような揺れを作ったりします。またEchorecはいわゆるマルチタップディレイを作ることができます。Gurus Amps echosex 2°はEchorecの音色のみを再現し、マルチタップには対応していません。
ちなみに磁気ディスクよりさらに前には、オイル缶を使ったディレイペダルなどもありました。これは音声信号をオイルの入った缶に流し、その振動によるオイルの揺れをピックアップで読み取るという、スプリングリバーブに近いような構造です。さらに古いディレイの歴史としては、レス・ポール氏が何枚ものブランクレコードを使い、本当に録音した音を流してディレイの効果を作り出していました。(1曲のレコーディングにブランクレコード500枚使ったと言われています。)ディレイエフェクトの歴史は、ほぼそのままレコーディング機器の進化の歴史とリンクしていて面白いです。

少しそれました。Echorecを再現したペダルですね。そういうコンセプトのコンパクトエフェクターといえば忘れてはいけないのがCatalinbread Echorecです。

こちらもGurus Amps同様デジタルディレイでエコーレックの音色を再現しています。Swell、Tone、Delay Time、Mix、Program Selectノブを搭載。
ディレイタイムは40ms-1000msで、Swellで音の揺れを、Toneでディレイサウンドの音色を調整。Program Selectで、オリジナルEchorecの持つ4つのヘッドの組み合わせ12種類を再現できるマルチタップディレイペダルです。
サンプルムービー
サンプルムービー2
マルチタップならではのサウンドと、ヴィンテージライクな音色が特徴のディレイですね。
 
そして、古いディレイのサウンドを再現するといえば、より多機能なデジタルディレイも得意としています。コンパクトなデジタルディレイペダルでEchorecサウンドを作ることが出来るといえば、t.c.electronic Alter Ego 2ですね。
高いデジタル技術を活かしたエフェクターを製作する世界的なエフェクターブランド、t.c.electronicと有名なアメリカの楽器店、ProGuitarShopとのコラボレーションによって完成したペダルです。
Time、Feedback、Levelコントロールと11モードのロータリースイッチを搭載。Tone Printモードや40秒まで(ステレオ20秒まで)のサンプリングループも搭載するペダルです。ベースとなっているのはFlashback Delay & Looperで、フットスイッチを押しながらピッキングによってディレイタイムを決定するオーディオタップや、そのタップテンポと実際に出力されるディレイタイムの割合を切り替えるスイッチ、そしてステレオIN/OUTに対応、バイパスモードも変更可能、アナログドライスルーという点は同じです。最大7秒まで(スラップバック時は300msまで)のディレイタイムにも対応します。
このペダルに収録されているアルゴリズムは以下の通りです。

  • EREC 2:Binson Echorec 2
  • DMMC:Electro-Harmonix Deluxe Memory Man Chorus
  • T ORG:Tel Ray Organ Tone
  • 2290 M:TC Electronic 2290 Modulated
  • REV M:Reverse Modulated
  • BDM2:Boss DM-2
  • CKAT:Watkins Copykat
  • EP1:Maestro Echoplex 1
  • SP:Roland Space Echo
  • LP:Looper
  • TP:TonePrint

1つ目の「EREC」アルゴリズムが、このエコーレックサウンドを再現するものですね。より多機能で大型なt.c.electronic Alter Ego X4には、エコーレックサウンドが2種類収録されています。
サンプルムービー
Alter Ego X4のサンプルムービー
 
どのペダルを選ぶかはそれぞれですが、エコーレックサウンドはまだこのあたりのペダルでしか作ることができないのではないかと思います。(マルチエフェクターだと入っているものもあるかもですが。)
少しマニアックなので今後増えるかどうかは分かりませんが、特に初期ギルモアサウンドを作りたいとなれば必要になるかと思いますし、他と違うディレイを求める際にも良い選択肢だと思います。
 
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