多くのエフェクターを制作し、最近は本物のテープエコーREPLICATOR DLUXEなどでも知られるT-Rexから、伝説的なディスクエコー(ドラムエコー)を再現したユニットが登場です
。
「T-rex BINSON ECHOREC」。
1950年代、イタリア、ミラノにて当時アンプやラジオなどを制作していたBinsonから発売されたエコーユニット。磁気ドラムという、磁気ワイヤーをディスク/ドラムに巻いたようなデバイスを使用することで、テープよりも耐久性をもたせることができたというエコーユニットです。
結局その後テープの方が汎用性の高さなどから一般的となり、ディスクエコーは一般的ではなくなりましたが、Binson Echorec自体は80年代ごろまで仕様を変えながら生産され、96年まではメンテナンス用などで工場も稼働していました。
そんなエコーレックが、正式にBINSON ECHORECという名前で復活、ということになります。
ECHO VOLUME、DRUM SPEED、REC.LEVEL、REPEAT、ECHO TONEノブ、およびREC.1/REC.2スイッチ、REPEAT/SWELLスイッチ、およびPLAYBACKセレクターがあります。
REC.1/REC.2でディレイタイムをショート/ロングで切り替え、REPEAT/SWELLはリピートとスウェル(リバーブ的な音)を切り替えます。
そして本体右下にはBypassフットスイッチがあります。つまりこのユニット、ペダルボードに置いて使うことも想定されています。スイッチを2秒長押しするとバイパス時にドラムがストップします。
また、フロントのBINSONとECHORECと書かれた中央にはインプットレベルを表示するライトとなっています。
ディスクカバーを開けたところ。
ディレイはショート・ロングそれぞれ4つの再生ヘッドがあります。
ショートでは4つの再生ヘッドのディレイタイムは下記のとおりです。
- 46-87ms
- 93-173ms
- 139-260ms
- 185-347ms
ロングでは下記のとおりです
- 144-270ms
- 190-358ms
- 236-443ms
- 283-531ms
背面にはインプット、アウトプット、XLRバランスインプット、XLRバランスアウトプットとBYPASS、EXP.SPEED端子、4つのプレイバックレベルコントロールがあります。BYPASS、EXP.SPEED端子はバイパスのリモートスイッチとエクスプレッションペダルでのドラムスピードコントロールとなります。
電源は付属の24Vアダプターとなります。
デジタルでの再現ではなく、あえてディスクエコーが復活ですね。
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