多くのマルチエフェクターや映像機器、オーディオインターフェイスなどを制作するZoomから、定番コンパクトマルチエフェクターが新しくなりました。
Zoomは長年、コンパクトなマルチエフェクターに力を入れてきました。今年になり、Zoomはフラッグシップマルチエフェクターを新しくしました。「G5n」(詳細記事)がそれです。
今回は、その流れを引き継いだコンパクトモデルが登場です。2モデル、それぞれ見てみましょう。
Zoom G3n
ZOOM G3n [Multi-Effects Processor] 【9月下旬発売予定】 |
収録されているエフェクトは「トップギタリストがこぞって使用するハイエンドなブティックペダルから、ZOOMオリジナルの独創的なエフェクトまで」とのことで、これまで同様、ハイエンドペダルのモデリングなども入っているということです。5つのアンプモデリングは「Marshall JCM800、Fender Twin Reverb、MESA Boogie Mk3、Bogner Ecstasy Blue Channel、British 30W Class A Combo」が収録され、それぞれに対応した標準キャビネットモデルも同時収録。キャビネットモデルはIR(インパルス応答)を用いてモデリングされています。もちろん組み合わせを変えることも出来ます。ラインレコーディング時には定番、ShureのSM57とSennheiserのクジラことMD421マイクのシミュレートを選択、ミックスでき、さらにサウンドバリエーションも増えているということですね。
液晶画面がよりすっきりとして左右に大きくなり、1つの画面に4つのパラメータが見えるようになりました。視覚的にペダルの形を表示するのではなく、エフェクトジャンルを左上、アルゴリズム名を右上に表示し、下段は4つのパラメータとその設定値をグラフの形で表示することで操作性を高めています。各エフェクトセクションのノブも4つになりました。ノブ下のTYPEボタンでエフェクトタイプを選択できる形となっています。
そして、これらのパラメータやエフェクト設定をユーザープリセットとして150種類まで保存可能。75種類のファクトリープリセットも用意されています。さらに。Mac/Win対応アプリケーション、Guitar Labを使用することで追加のアンプモデルやエフェクトタイプを無料でダウンロードすることも可能です。
また、68種類のリズムパターンを内蔵したリズムマシンも搭載。最長80秒のフレーズをレコーディングできるルーパー機能も付いているので、練習や様々なパフォーマンスに使うこともできますね。
3つの機械式風なフットスイッチに加え、手前に3つのプラスチック型フットスイッチを装備。エフェクトモデルのスクロールやバンク切り替え、チューナーの起動やタップテンポを行うことが出来る形となっています。このサイズながら2段6つのフットスイッチを装備している形となっていますね。
入出力端子はインプット、ステレオアウト、Aux In、Control端子とUSB、DCインプット、電源スイッチとなっています。ステレオアウトのL端子はヘッドフォンアウトとしても機能します。コントロール端子は外部エクスプレッションペダル、FP02Mを接続できます。
Zoom G3Xn
ZOOM G3Xn [Multi-Effects Processor] 【9月下旬発売予定】 |
背面はこのとおり、本体にエクスプレッションペダルが装備されているので、Control端子はありません。
それ以外はG3nと同じ形となっています。
まだサンプル等は出ていない感じですね。コンパクトサイズの中にフットスイッチを増やし、足下での操作性を高めて進化したモデルです。
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