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ベースマンのサウンドを基本としたジャキっとしてジリジリなオーバードライブ「idea sound product IDEA-BMX ver.1」レビューします!

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高いクオリティと独自の視点でエフェクターを制作するidea sound product
以前もペダルのレビューをさせてもらいましたが、そんなidea sound productから新たなオーバードライブが登場です。

toy-love.hatenablog.com
toy-love.hatenablog.com

こちらが以前のレビューです。今回はかなり話題となっているオーバードライブです。
それが「idea sound product IDEA-BMX ver.1」。

ヴィンテージベースマンのサウンドを元にしたオーバードライブペダル。さっそくレビューしてみます。
では、いってみましょう。

idea sound product IDEA-BMX ver.1

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こちらがオーバードライブ、IDEA-BMX ver.1です。薄ーく深緑がかった青が美しいフットスイッチキャップがこのペダルの目印ですね。

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まずはトップのコントロール。左からVolume、Tone、Gain。そして中央にスイッチがあり、これはBrightスイッチです。このスイッチは中央位置がBright0、上がBright1、下がBright2というモードとなっています。主に高域付近の切り替えですね。

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側面にもスイッチがあり、こちらはDeepスイッチ。モードはBright同様、中央がDeep0、上がDeep1、下がDeep2というモードとなります。低域付近の出方を切り替えるスイッチとなっています。

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青いフットスイッチキャップ。スイッチを踏むと根元のリングが光ってON/OFFを表示します。

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黒い筐体にはより深い黒で模様が描かれています。また、ブランド名のプレートの下にはモデル名のIDEA-BMX ver.1の文字も入っています。

では、実際にレビューしていきましょう。

  • 操作性

基本的にスタンダードな操作系を備えているので、特に難しいことはないと思います。3つのノブの動きも分かりやすく、ノブにラベルはありませんが何も見ていなくても問題なく使えますね。2つのモードスイッチは、中央が0、上が1、下が2と統一されているのはとても良いところ。ただ、このスイッチは大きく音色を可変するものではないので、最初はモード名というか、それぞれどのモードでどんな出方をするのかを覚えておくと良いかも知れません。

  • サウンドレポート

では音についてです。まず、各モードについて。
Brighモード、Deepモードそれぞれ0、1、2とモードがありますが、動作が共通しているのがこのペダルのポイントです。0はどちらも高域、低域がもっとも抑えられたモードです。抑えられたといってもカットされたという感じではなく、アンプでいうBrightスイッチOFFみたいな感じのモードですね。
それぞれ1と2のモードは、どちらも高域、低域がより強く出るモードとなります。モード1は若干上より、モード2は若干下よりな感じとなっていて、例えばBrightなら、モード1の方が高域より、モード2はハイミッド付近が出るような感じです。Deepはモード1はローミッドより少し下あたりからロー付近が強調され、モード2ではさらに下まで出ます。なので、例えばBright1とDeep2の組み合わせにすると最も広いレンジ、みたいな感じになります。
ただ単純にレンジが違うというのではなく、モード2の方が少し暖かくなるという印象でしょうか。
上にも書いたとおり、大きく音色を変えるスイッチではないです。Deepの方がより分かりやすい感じはありますが、あくまでもアンプ、ギター、そしてアンサンブルに合わせて切り替えるような使い方が良いと思います。曲中に切り替えたり、曲ごとに切り替えることも出来なくは無いですが、それよりも基本的にこのギター、このアンプ、このバンドならこのモード、みたいな感じでだいたい決まってくるのではないかと思います。

さて、サウンドですが、ベースマンです。ベースマンといっても、現行モデルは完全なベースアンプですね。まぁもともともベースアンプとして作られたものをギタリストが使って良かった、みたいな感じなんですが・・・その「もともと」、59 Bassmanのトーンが基本となっているように感じます。
このツイードベースマンは英国に渡ってジム・マーシャルの手で改造され、Plexiアンプの祖となったりしますが、プレキシな音ではなく、あくまでベースマンなサウンドのペダルです。そして、アンプシミュレーターではないので、単にベースマンの音を「再現」したのではなく、あくまでそのサウンドを基本に作られたオーバードライブです。

ちょっと音も録ってみました。

コード

ノブ:Volume=12:00、Tone=12:00、Gain=Max
スイッチ:Bright2、Deep2
ギター:Gibson Custom Shop 50th Anniversary 1959 ES-335 Gloss Antique Natural
ピックアップ:フロント
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Cornell Romany Plusクリーントーン
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ツイード系のクリーントーンで非常にナチュラルなクリーントーンを作るCornell Romany Plusを使用したリグで音を出しています。最初はOFF、ON、またOFF、ONの順で音を出しています。
ゲインは最大。このペダルの場合、ゲインは歪みの強さというよりもサチュレーションという方が近いように思います。つまり音の飽和感。なので積極的にフルアップにしても全然問題ありません。よくあるペダルのように12時位置が基本で3字以降は歪みが強い、みたいな感じではなく、ゲイン0からフルまで、音色の特性は常に一貫していて、その飽和感の強さを調整していくような感じになります。
トーンは結構分かりやすく変わりますが、今回は12時位置。このギターだと。それが一番バランスが良かったからです。
なんかベースマンといえばハコモノとの相性が良いという印象があり、今回は335で弾いてみました。


サウンドはかなりジリっとしていて、ローエンドもDeep2だとすごく出ます。バンドによってはベースと被るくらいまで出せるので、その時はモードを変えると良いと思います。
特筆すべきはこのすさまじいサステインの長さ。これ、GAINコントロールで簡単に長さを調整するような使い方もできます。分かりやすいようにフィードバックに入った直後くらいに止めていますが、そこからフィードバックに入っていけばほとんど無限大に伸ばせるんじゃないかと思います。
サステインは長いんですけど、アタックが潰れてないんです。サステインが長いということはコンプレッションがそれだけかかってるという意味でもあるんですが、単に全体にコンプがかかるのではなく、音のアタックや粒の質感はそのまま、音の粒の周りに纏う倍音成分とサステイン、飽和感をGAINでコントロールする感じが非常に独特。この感じ、クリーンミックスした歪みの雰囲気があるように感じました。つまり音の芯が通っているので、ゲインをフルにしても問題なく使えるんですね。
それは和音よりも単音の方が顕著かもしれません。

単音

ノブ:Volume=12:00、Tone=12:00、Gain=Max
スイッチ:Bright2、Deep2
ギター:Gibson Custom Shop 50th Anniversary 1959 ES-335 Gloss Antique Natural
ピックアップ:フロント
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Cornell Romany Plusクリーントーン
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同じ設定のまま単音を弾いてみました。
最初はOFF、次にONです。335なので若干ミッドが前に出る、つるんとした音が特徴で、特にハイフレットの単音ではその傾向が強くなりますが、歪ませた状態、ゲインフルであってもその特性が残ってるのが分かります。そしてアタックの後に長いサステインとコンプレッションのかかった飽和感の強い音が始まるような感じですね。
これは使いやすいですよ。これだけきっちり音程が出るので現代的な解像感がしっかりありつつ、それでいてファズ的なジリっと感を持ち、しかも無限かと思うほどサステインが伸びます。これはほんとすごいです。
音色の感じも良いですね。ちょっと古めの“いなたい”系の音が基本なんですが、若干グランジ感もありつつ、今っぽいエモさもあるような音です。

ジャズマス

ノブ:Volume=12:00、Tone=12:00、Gain=3:30
スイッチ:Bright0、Deep2
ギター:Fender American Professional Jazzmaster
ピックアップ:リア
アンプ:Kemper Profiler
リグ:Marshall JMPクランチ
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335で弾いてて、これジャズマスにすごい合いそうだと思ったのでやってみました。アンプはプレキシのJMP、つまりSuper Lead。ベースマンの改造から始まったJTMがより進化したアンプですね。そのちょっと歪んだ音を使っています。
そういやこのギター、レビューしてなかったですが、現行のアメプロジャズマスです。バランス良くて使いやすいです。
ベースマン系の音って、どうしても古っぽい感じのジャンルに合わせられたりするんですけど、実はこのペダルの場合は全然今の音が使えます。プレキシと合わせればこんなロックな感じにもなります。
Britghtを0モードにしていますが、これは1とか2のモードにすると、このアンプ、というかリグに合わせると若干シャーシャーした感じが目立ったためです。このモード設定はこんな感じで、今のアンプと合うかどうかみたいな設定の仕方が良いと思います。Deepが2なのはギター単体の音だからで、ベースが入ればDeepも0でも良いかも知れません。
モードを変えても歯切れの良さとかは変わらないので、その辺りは自由に調整できるのが使いやすくて素晴らしいです。

あと使っていて思ったのが、モダンマーシャル系のアンプと合わせると、意外なほどGainが効きません。Gainコントロールでの音があまり変わらず、でもサステインは伸びるので便利です。歪みを強くしたかったら別のペダルを追加したり、アンプ側をいじったり、あとはVolumeを上げてやる方が効果的だったりします。これはこのペダルの面白いところで、特にアタックのエッジだと思いますが、そこがあまり変わっていないということかと思います。

それから低域が出て、サチュレーションが可変できるということで、実はハイゲイン系アンプに合わせても面白いです。例えば5150系アンプのハイゲインと合わせると、ミュートでのズンズンした音をさらに強くしたり、同じくサステインをさらに伸ばしたり、という使い方ができたりします。

これかなり面白いです。ペダル自体に強めの個性があるんですが、それでいていろいろなシステム、ギターやアンプに合わせて使うことができます。とにかく伸びるサステインと、歯切れが良いアタック、そしてスイッチの設定によって、使いやすさが両立しているのが素晴らしいです。

これは是非、機会があれば弾いてみて欲しいと思います。


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