「Fender American Ultra Luxe Telecaster HH」。フロイドローズ搭載テレです。
ハイフレットへのアクセスや快適なプレイを実現するため、コンター加工やヒールレスジョイントを採用。
ボディはアルダー、ネックはオーギュメンテッドD、つまり幅広Dシェイプのメイプルネック、コンパウンドラディアスメイプル指板と、演奏性を高めたスタイル。でもフレットはミディアムジャンボながら22Fと、トラディショナルなスタイルも継承しています。
マッチングヘッド採用。もちろんロックナット。テンションバーが長く見えるのはヘッドが小さいテレだからでしょうか。
ピックアップは2ハムで、どちらもCustom Double Tap Humbucking。1Vol、1Tone、3Wayセレクターで、Toneノブがスイッチになっていてコイルタップも可能となっています。
ブリッジはFloyd Rose Original Double-Locking 2-Point Tremolo。
例えばこれでアーチトップだったりキルトトップのピックガードレスとかにするといっきにメタルやコンポーネントなスタイルに寄るんですけどそうはせず、ブラックボディにブラックピックガードで、スタイルはスタンダードなテレ、というのが面白いです。バインディングありのカスタムテレのスタイルですね。
こういうチャレンジ、フロイドローズとテレってあんまり考えないところがまた良いのかなと思います。自分だけの音、プレイが一番できるギターなのかもしれないと思いました。
まぁもちろん、Fender史上初めてのモデルというわけではなく、カスタムショップとかだとフロイドが載ったテレはありましたが、上位モデルとはいえ通常のラインで出てきたのがすごいなと思います。