「Red Panda Raster V2」。多彩な機能を備えるディレイ・ピッチシフトペダルです。
まず、2つのフットスイッチで右側がON/OFF、左側がシフトエフェクトとなっています。シフトエフェクトは、ピッチシフト、位相シフト、周波数シフトから選択できます。
各フットスイッチにはスイッチモードが選べます。ON/OFFフットスイッチはモメンタリ、ラッチとON時にのみ音を出すミュートバイパスの3モード、シフトスイッチはモメンタリ、ラッチ、タップテンポから選択できます。
コントロールノブはSHIFT、FDBK、DELAY、BLEND、RATE、DEPTHノブ
ノブ下のスイッチは、左からシフトエフェクトのモード選択(ピッチ、位相、周波数)、ディレイフィードバックの方向とシフトエフェクトの掛かり方、そしてディレイタイムレンジとなります。
フィードバックの方向は、普通のディレイとリバースディレイ、そしてピッチシフトなどのシフトエフェクトが最初に1回だけかかるモードとなっています。例えばピッチシフトをかけるとすると、ディレイの反復ごとにピッチを変えるか、最初に1回だけピッチを変えて後のディレイはピッチが変わらないか、をという感じ。
ディレイタイムレンジは、DELAYノブのコントロール幅で、最小は0、最大が400、800、1600msから選択となります。
そしてボタンスイッチはプリセットの選択と保存、LFO波形の選択です。
プリセットは本体に4つ、MIDIを使えば127種類保存できます。
LFO波形は7タイプの波形(うち2つはランダム)と、エンベロープ、逆エンベロープとなっています。
このペダルの構造としては、ディレイ、モジュレーション、シフトエフェクトの3つに分かれます。
ディレイ部はスタンダードなデジタルディレイで、アナログディレイやテープエコーのようなダークな音を作る事もできます。また、ステレオディレイとして使う場合は、L/Rのディレイタイムバランスやフィードバックバランスを変えることも可能。
シフトエフェクトはピッチシフト、フェイズシフト、周波数シフトが可能。ピッチシフトと周波数シフトはどちらもピッチを可変しますが、「ピッチシフト」が音の構造を変えずにシフトする、つまり倍率でシフトするのに対し、周波数シフトは単純に±します。そうすることで、周波数シフトモードでは音の倍音成分の構造が変わり、リングモジュレーター的な音を作る事もできます。
モジュレーションはディレイを揺らしたり、ピッチシフトやフェイズシフト、周波数シフトを揺らしたり、音量を揺らしてトレモロエフェクトを作る事ができます、このモジュレーションを何に割り当てるかでサウンドが異なります。
ディレイにつかえばモジュレーションディレイに、ピッチシフトに使えばピッチヴィブラートみたいな感じになります。
インプット、アウトプット、CTRLとUSB端子を搭載。インプット、アウトプットはTRS端子となっていて、モノラルだけでなくモノtoステレオ、およびフルステレオ接続が可能です。
CTRL端子は好きなノブを割り当てられるエクスプレッションペダル、外部タップテンポ、0-3.3VのCV、そしてTRS MIDI端子として動作します。USB端子もUSB MIDIとして使えるほか、ブラウザベースのWebエディタを使ってパラメータの操作をしたり、ファームウェアアップデートを行います。
WebエディタやMIDIからのみ操作できるパラメータもあります。
バイパスモードはトレイルも選択可能となっています。
出来ることが非常に多彩で、スタンダードなディレイやピッチシフトとして使えるだけでなく、自分だけの個性的なサウンドを創造するような使い方もできるペダルとなっています。
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