伝説が甦ります。
1970年代後半に設立された、ROSS。多くのエフェクターを制作し、1980年代まで存続したエフェクターブランドです。ROSSを設立したBud Rossは、1965年にKustom Amplificationsを設立したことでも知られています。
そのブランドは、一部のマニアを除き、マイナーなヴィンテージエフェクターブランドでした。とはいえ、コンプレッサーのトーンは知る人ぞ知る、名機として語られていたことは確かです。
2000年代初め、あるコンプレッサーがリリースされます。「Keeley Compressor」。現在のナチュラル系コンプレッサーの走りとしても知られ、爆発的な人気となったこのペダルが元にしていたのが、ROSS Compressorでした。
ロスコンプ。その知名度を一気に高め、伝説のヴィンテージペダルへと押し上げた、もちろんもともとの音の良さがあるのは間違いありませんが、その功績にKeeleyの存在は欠かせなかったことでしょう。
Keeleyのヒットを受け、数々のROSS系コンプレッサーが発売、製作されるようになり、オリジナルモデルの価格もどんどん上昇していきました。
2017年、オリジナルROSSの創設者、Bud Rossの孫であるCameron Rossと、同郷のBen Brazilにより、ROSSが復活しました。
復活したROSSは、当時のモデルの再現に熱意を燃やし、オリジナルモデルと同じ形状の筐体を開発したり、当時の回路設計者の意見を取り入れ、今の時代にROSSペダルを復活させました。
それが、「Ross Audibles GRAY COMPRESSOR」です。
コントロールはSUSTAINとLEVEL。オリジナルROSSコンプレッサーは、最初期モデルがSUSTAINとOUTPUTという表記となっており、その後LEVEL表記に改められました。復刻版ではLEVEL表記を受け継いでいます。
また、現代のエフェクターの基本スペックとも言える、LED付トゥルーバイパスを採用。オリジナルモデルは3.5mmミニジャックだった電源端子も、スタンダードな2.1mmバレルタイプ、センターマインスDC9Vを採用しています。
ROSS AUDIBLES - Gray Compressor Demo
これは本当に楽しみです。私もオリジナルモデル持ってるので、どんな感じになっているのか比べてみたいですね。
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