定番LPスタジオのコストパフォーマンスモデル、フェイテッドが久々の入荷!!Gibson Les Paul S... |
ええ、今回からしばらく、きになるものの紹介と別で、私の個人機材の紹介もしていこうかと思います。「レビュー」とついているものは基本的に所有しているものと考えてくださいね。
まずはタイトル通り、レスポールスタジオのFadedですね。この通り、ブラウンカラーを持っています。
チェリーカラーもあるみたいですね。
定番LPスタジオのコストパフォーマンスモデル、フェイテッドが久々の入荷!!Gibson Les Paul S... |
レスポールスタジオ、といえばまずワインレッドを思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか?そういう意味ではこのFadedも、Worn Cherryの方がスタンダードな選択かもしれませんね。
しかし、オススメはWorn Brownの方です。
この角度が一番分かりやすいですが、見ての通り、渋いです・・・とにかく渋い。
ウェスタンな感じの酒場をイメージさせるようなカラーがお気に入りです。
それに、LivelineのLM3500という革製ストラップをつけて弾いています。
このストラップもなかなかいいですよ。かなり革が厚いので、ストラップロックピンを付けるのに少してこずりましたが・・・その分非常に丈夫です。
さて、話をギターに戻しましょう。
まず、このギターは、頭にLTDと付いている通り、限定品です。
2006年度日本国内販売限定、という、まぁ、来年以降は新品で手に入れにくくなるよ、的な気軽な限定ですね。(本気の限定ってのは、世界5本とかそういうのねw)
そして仕様ですが、マホガニーボディにマホガニーアーチドトップ、マホガニーネックにローズウッド指板と、指板以外はすべてマホガニーなんですね。こういった仕様といえば、往年のブラックビューティことレスポールカスタム(黒)がそんな仕様だったこともありましたが、(指板はエボニーでしたけど)一般的なマホバック/メイプルトップのレスポールとはやはり違ったサウンドですね。
ガンズ&ローゼスのスラッシュやザックワイルドのような「明るいトーン」を持った音ではなく、より暗めの、どこかダークなトーンを持っているように思います。
それに、PUは現行のSTDと同じ、「Burstbacker Pro」を搭載しています。
アルニコ5を使った、ヴィンテージトーンの中でも少しパワーのあるタイプですが、これがオールマホのボディと合わさってものすごいアタックを出します。
工場出荷状態ではあまりにアタックが強かったのですが、PUをかなり下げると非常によくなりました。よく「スタジオはパワーがありすぎ」といわれますが、原因はPUの高さなのではないかと思ったほど変わります。繊細なクリーントーンが出ますよ!
歪みは少し乱暴な、しかしやはりレスポールらしい歪み方で、まさにロックンロール〜パンク系にはうってつけです。
そして、Fadedシリーズの特徴である、極薄ラッカーフィニッシュになっています。
これがまた乱暴な、アメリカンな方法で、(FenderのHighway 1シリーズをマネたか?w)いわゆる塗装工程における課程を省略することで、価格の削減を狙う、というのがもともとの理由みたいですね。
少し話しはそれますが、FadedといえばLPスペシャル、jrやSGやV、はてはLP STDにもありますが、STDのトラ杢のトップを持つギターには個人的にあまり合わないような気がしました。
さて、このFadedシリーズの塗装ですが、前述のとおり非常に薄いです。
取り扱いには注意が必要ですが(特に夏)、生鳴りはかなりいいです。
もちろん個体差がありますのでなんともいえませんが、うちのLPは、ネックの鳴りがすごいですね。ボディもソリッドにしてはかなり鳴ってると思います。
けっこう現行Gibsonのラッカーフィニッシュは厚いのですが、塗装によってここまで違うのか、と、楽器屋で試奏しながら思いましたね。そしてそのままお買い上げ、でした。
おかしいな、エフェクタを試しに行ったはずなのにw
あと、レスポールとしては軽いです。ただ、フレットエッジの処理は悪くないですが、Gibsonのギターとしては少し荒いめですね。そして、ボディは3ピースですね。しかし、それも全く問題ないかと思います。
StudioのFaded、というわけでアーチトップを持つレスポールの中では、今のところ最安値ですね。しかし、マホガニーonマホガニー、BurstBacker Pro搭載と、ただの安モデルで終わらないものを持っていますので、個性派の方や音のバリエーションを増やしたい方、Gibsonが欲しい方はよかったら試してみてはどうでしょうか?