ええ、ワケわからんタイトルつけてみましたw
ま、ようするに「ブリティッシュアンプ」、もっといえば、「マーシャルアンプ」のサウンドをターゲットとしたエフェクター特集です。
本物を買ってもらえばいいんですが・・・そういうことが出来る方は少ないでしょうから、ここはそういったサウンドをシミュレートしたペダルで、これらのサウンドを体験しましょう、ということですね。
それではいってみましょうか。
マーシャルサウンド・・・それを最初に有名にしたのはエリック・クラプトンでした。
Bluesbreakers feat. Eric Claptonにて、レスポールでマーシャルのコンボアンプをドライブさせたサウンドは、極上のディストーションサウンドとされ、その後のロック界において、ドライブサウンドはなくてはならないものとなりました。
また、Jimi Hendrixは、当時のゲインではパワーがなくあまり歪まなかったストラトを使い、間にファズをいれたりして、ロック界にストラトブームを巻き起こしますが、彼もマーシャルアンプに魅せられた人物の一人でした。
マーシャルサウンドの特徴といえば、「ブライト」「粘り気」「こもり感」ではないかと思います。粘り気はともかく、ブライトとこもり感は相反するように思いますが、「音抜けが悪い」という意味の「こもり」ではなく、「フィルターをかけたような」歪みのことです。「コンプ感」といった方がわかりやすいですかね。
未だに、私を含めて、そんなマーシャルサウンドに魅せられた人がたくさんいるという現状では、それらをシミュレートしたペダルが多数存在するのも当然です。また、私自身の好みの音、ということで、以前紹介したもの、または今後紹介していくものとかぶってしまうこともありますが、そこはご了承願えればと思います。ま、前置きはこのくらいにして、ペダルを見ていきましょう。
- Marshall Guv'nor Plus GV-2
Marshall THE GUV'NOR PLUS GV-2マーシャル ガバナー GV2 エフェクター 歪み |
これはGV-2ということで2作目、ということなのですが、これの初代ガバナーは、それまであまりなかったマーシャルサウンドのシミュレータということで、バカ売れした商品です。
さすがに本家だけあって、そのサウンドキャラクターは熟知していて、「それらしい」サウンドには仕上がっています。この価格でこの音、しかも本家ですから、マーシャル好きはひとつ持っておきたいですね。
- Marshall THE BLUESBREAKERII BB-2
Marshall THE BLUES BREAKERII BB-2マーシャル ブルースブレーカー BB2 エフェクター 歪み |
こちらも2作目ですが、初代はガバナーほどのヒットは出なかったため、個体数が少なく、探すのも困難です。レディオヘッドのトム・ヨークはこれの初代を愛用していますね。
- Line6 CRUNCHTONE
Line6 CRUNCHTONE (オーバードライブ) |
Marshall Plexiをはじめ、Fender Vibroverb、VOX AC-30のクランチな歪みをシミュレートしています。どの歪みもクセがなく、非常に使いやすいですよ。これひとつあればとりあえずクランチサウンドで必要な音は全部出る、というペダルですね。
このシリーズは、入れ替えもできるのでおもしろいです。
- Boot-Leg Rock'n Roll Party 2.0 RPT-2
Boot-Leg Rock'n Roll Party RRP-2.0 |
- CARL MARTIN Plexi Tone
幅広いサウンドニュアンスのオーバードライブサウンドCARL MARTIN ( カールマーチン ) PlexiTone |
これはすごいですよ。独立2ch仕様+ブースターがついていて、これだけでライブのほぼ全ての歪みをカバーできる、といえるモデルです。
クランチチャンネルはプレクシ・パネルをもつマーシャルサウンド、ハイゲインチャンネルは現代のJCMシリーズのようなサウンド、とみていいでしょう。それらを直列にしたり、別々にしたり、またそれぞれにブースターをつないだり、と6通りのサウンドメイクができます。
そこそこ値段は張りますが、音質にも定評のあるカール・マーチン、オススメしたいと思います。
- HUMAN GEAR FINE Overdrive
【送料無料】HUMAN GEAR FINE OVERDRIVE オーバードライブ ヒューマンギア オーバードライブ『... |
ブライトで歯切れがよく、また非常にコントローラブルな印象を受けた覚えがあります。
そして、たしかにプレクシ・サウンドでしたね。
Human Gearのペダルは興味を持ちつつも、その価格から敬遠ぎみだったのですが、これを弾いて認識が変わりましたね。この”FINE”・・・どういう意図で名付けたのかは不明ですが、弾いていてFINEな気持ちになれる、ということは間違いないと思います。
ちなみに同社の”VIVACE”というディストーションペダルは、浅井健一が使用していることで有名です。
- Lovepedal COT 50(Plexi)
【エフェクター】Lovepedal COT50 Angus MOD |
ハイエンドなハンドメイドエフェクターで有名な「LovePedal」のマーシャルサウンドシミュレータです。「どんなアンプにつないでも60年代のプレクシサウンドが得られる」という、かなり自信にあふれたコメントがついていますが、本当にそうですねw
特筆すべきはこのコントロール。トランジスタのバイアス調整しかついていない、というこのユニークかつシンプルさは、ギター側のヴォリューム/トーンでいくらでもサウンドを作れる、という自信の表れでしょう。そして、それにウソはなく、本当にこれだけで、多彩なサウンド作りができるんですから驚きです!
ちょっと個性的なこのペダル、人とは違うものが欲しい方には最高ではないですか?
- Radial PLEXITUBE
RadialPlexitube [直輸入品] 【ラディアル】 |
エフェクターとしては「フルスペック」といっていいでしょう、リズム/リードの2ch仕様、真空管12AX7搭載、アクティブ3バンドEQ+ミッドブースト、トップエンドコントロールと、これ以上ない、といえる構成になっています。
本物の真空管を搭載していることで、「粘り気」という項目ではトップクラスといっていいと思います。ちょっと大きいですが、エフェクターの設定次第で、さまざまなシチュエーションに対応できる、そんなペダルですね。
この2台は、私が所有していて、かつ気に入っているマーシャル系ドライブペダルです。
この次に、というか明日必ず詳しく書きますので、ここでは名前の紹介にとどめておきます。
追記:書きました!それぞれの名前のよこの「こちら」から見てください
とりあえず現在出ている中でもいい、といえるものを紹介してみました。
40年経っても未だに求める人が後を絶たない「マーシャルサウンド」
ロック界の伝説のひとつであることは間違いないでしょうね。