あけましておめでとうございます!
2007年ですね。お正月というのはゆったりしていいものです。「きになるおもちゃ」は今年もがんばっていきますよ!なので今年も、よろしくお願い致します。
さて、今年最初の新製品紹介は、EPIPHONEからの新しいフルチューブアンプです。昨年登場した、Epiphone AMP Valve Juniorは、5Wで低価格のフルチューブアンプで、非常に人気も高く、「きになるおもちゃ」でも何度か取り上げてみました。探し回って試奏した記事も書きましたね。さて、その低価格ながら本格フルチューブアンプ、という路線を踏襲しつつ、さらに新しい製品展開をしてきましたので見ていくことにしましょう。
EPIPHONE Blues Custom 30
見た目もから、そのままValve Juniorが大きくなったような印象を受けるこちらのBlues Custom30は、名前の通り、30W仕様のフルチューブコンボアンプです。アッテネータを装備していて、30W時はClassAB、15W時にはClassA設計となるこのアンプ、プリ部に12AX7を5本、整流には5AR4を搭載し、パワー部には5881を2本(15W時には1本)使うという本格志向、さらにスピーカーにもこだわってエミネンスの12インチを2発搭載しています。
12AX7ということは、Valve Junior同様、歪みはじめが早い方かもしれませんね。しかも2ch仕様!また、3バンドEQの回路を2種類搭載し、スイッチで切り替えが可能なっています。さらにはリヴァーブまで搭載しているという、フルスペックとなっています。これで実売6万円台ですよ・・・。チャンネル選択とリヴァーブのON/OFF機能がついたフットスイッチも付属します。これは一度試してみる必要があると思います。
EPIPHONE So Cal 50H & 412S
こちらはフルチューブ、フルスタックですよ!プリ部に12AX7を5本、パワー部にはEL34を2本搭載し、50W/25W切り替えが可能としたモデルです。パワー管が違うので、音のニュアンスは変わってくるでしょうけど、基本的な音の方向性は、おそらくBlues Custom 30と同じでしょうね。というのも、プリアンプ部はコントロール系も含めて完全に同じですから。キャビネットにはエミネンス12インチを4発搭載。一般的なスラント型ですね。これ、ヘッドとキャビをセットで10万しないんですから、非常にお買い得です。もちろん出音が大事なのには違いないのですが、Valve Juniorの音を考えると、非常に素直な真空管サウンド、ということになるんではないでしょうか?
金属のネットを使ったメタリックな外観も悪くないですね。
今回は是非とも試してみたいモデルが登場してきましたね。とにかく驚異的ともいえる低価格なので、これは見かけたら一度、音を出してみたいと思います。