【ディストーション/オーバードライブ】D*A*M Stompboxes Sonic Titan |
名前のあとに、「Power Amp Distortion」と入っていますので、ディストーションカテゴリに入れていますが、英語での「Distortion」というと歪み系全般を指す言葉ですので、必ずしも強い歪みとは限りません。現にこのペダルも、どちらかといえばオーバードライブに近いと思います。
コントロールはレベル、トーン、ドライブと非常に一般的です。特徴的なのは、JFET(接合型電界効果トランジスタ)を用いた回路を構成しているということのようです。
ちなみに、JFETとはトランジスタの種類です。(Tがトランジスタを示します。)トランジスタは大きく2種類あり、最も一般的なのがBJT(接合型トランジスタ)と呼ばれるもので、一般的に「トランジスタ」といえばこれを指します。エフェクターでもよく使われます。
もう一つがFET(電界効果トランジスタ)と呼ばれるもので。今回使われたのもこの種類にあたります。FETには種類があり、最も広く使われるのがMOSFETというタイプで、Fulltone FULL-DRIVE 2 MOSFET Editionなどで「MOSFET」モードとしたときに通ります。
そして今回使われたJFETは、真空管アンプの入力段などで使われます。
D*A*M Stompboxes Sonic Titanでは、そのアンプの入力段に使われる回路と同等の回路を組み込んだオーバードライブで、その反応性や芯のある音を作り出すことに成功したというわけですね。サウンドはブリティッシュ系ということですので、どちらかというと暖かみがあり、すこし暗いめの、VOX系のサウンドではないかと思います。
¥45,000に近い価格と、高価なペダルですが、その実力はどうなんでしょうか。試してみたいですね。
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