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エフェクターの選び方 VOL.8 〜オーバードライブの選び方 後編〜

さて、では、「オーバードライブの選び方」の後編にいきたいと思います。まだ前編を読んでいないという方は、先にそちらを読んでいただければと思います。
それでは、今回も文字が多いと思いますが、いきましょう。
さて、前編では、オーバードライブは、その回路によっていくつか種類があることを書きました。オペアンプによるものやディスクリート回路のもの、クリッピングも非対称や対称、そしてクリップなしのものなど、いろいろありましたね。
一つ書き忘れていたのですが、あと、デジタル回路によるものもあります。これは、オーバードライブの特性を、入力前から入力後にどのように変換されるのかということを解析し、それと同じようになるプログラムを組んだチップを用いて、アナログエフェクターと同様の効果を生み出す、というものですね。近年は特にその技術が進み、様々なデジタルオーバードライブも登場しています。

 
それでは、「選び方」を書いていきます。

  • 目的を決める

このように、いろいろな種類があるオーバードライブですが、それぞれに個性を持っています。そこで、「どういう目的で」オーバードライブが欲しいのか、ということがなければ、ただ漠然と判断してしまうことになりますし、結果的に使わないものを買ってしまったりするかもしれません。(それはそれで楽しいんですが)ですので、どこかに基準を持っておくことが大事です。いくつか、その「目的」となることを挙げてみます。

とにかく安いものを

たとえば、ギターを始めたばかりの方が、エレキギターのサウンドを代表する、あの「ギュイーン」という音、その秘密が「オーバードライブ」である、と気付くのにそれほど時間はかからないと思います。
そんなとき、最初から2万円も3万円もするようなものを買おう、とする方はあまりいないと思います。ほとんどの方が、「できるだけ安く」ということを考えるのではないでしょうか。

あの音が出したい

憧れのギタリストと同じ音が出したい、というのは誰もが考えることですね。同じ機材は無理でも、似た傾向の機材、であればかなりの数があるものもあります。なかなかペダルだけで同じ音が出る、というのは難しいですが、ある程度の方向性であれば、似た音を作ることも出来るのではないかと思います。

自分の好みで選びたい

最終的にはこうなると思います。それぞれの好みに合った歪みを求めて、ギタリストは誰もがさまようのです。そうしているうちに、オーバードライブのコレクションがどんどん増えていくわけですね。「これ一つがあれば十分」といえるペダルを見つけることができた方は幸せだと思います。
 
・・・と、このようにいろいろな「目的」があると思います。他にも、「このアンプに近い音が出したい」とか、「見た目がいいものを」とか、様々な「目的」があると思いますが、それぞれの基準において、もっとも必要と思う事柄を、頭に入れておくことが大切です。

  • 目的別オーバードライブ種類分け

それでは、いくつかの「目的」に応じて、どんなものを選べばいいか、ということを書いてみます。もちろん、これが絶対ではありませんし、それぞれの感覚で合うものを選んでいただければと思います。

予算別

まずは、「値段重視」で選ぶ場合の予算別に考えてみます。

    • 〜5000円まで

この価格帯のものを求める方は、初心者の方か、よほどの「安エフェクター好き」な方だと思います。ARION MTE-1のように評価の高いものもありますが、基本的に値段相応のものがそろっていると思います。(中にはBUSKER'S BOD-2のような突然変異もたまにありますが、それは稀です)

    • 5000〜10000円まで

BOSSやIbanezなどの「定番品」が多数存在する価格帯です。よほど特殊な目的がなければ、それらの中から、気に入ったものを選ぶのが妥当だと思います。一部ハンドメイド品もこの価格帯にはありますね。

    • 10000〜30000円まで

高級ハンドメイド品や、定番エフェクターのハイエンド品がある価格帯です。オーバードライブのほとんどがこの価格帯にあります。予算以外の「目的」に合わせて選ぶのがいいと思います。

音の傾向別

いわゆる「こんな音」という、目指すべき音があるオーバードライブです。

    • TS系

Ibanez TS808 Tube Screamerの回路を基本としたオーバードライブで、もっとも種類が多いオーバードライブですね。ちなみにBOSSのOD-1もクリッピングが違うとはいえ、回路としてはTS系になります。(発売されたのはOD-1が先ですけどね)
激安なものからハイエンドなものまでさまざまです。10万円近い価格がするものもありますね。
音の特徴としては、あまり歪まず、中域を膨らませたマイルドなサウンドを得意とします。オペアンプを使った回路です。

    • マーシャル系

TS系に次いで数が多いオーバードライブ、だと個人的に思います。(集計したわけではありませんが)マーシャル系にもいくつかあり、1959やJTM45のようなプレキシパネルを持つ、歪みが少なめで、中低域を強調するタイプと、JCM800などの、ゲインが高めで、中高域を強調するタイプに分かれます。前者はペダルの名前や解説に「Plexi」という言葉が入っていることが多く、後者は、解説で「ブリティッシュスタック」という言葉が使われることが多いように思います。ご参考に。

    • ブースト系

「アンプのゲインを上げる」ことを主な目的としたオーバードライブです。ブースト系の中にも、それ自体で歪みを作ることができる、XOTIC AC-Boosterのようなタイプや、それ自体では全く歪みを作らない、EX-Pro 32Volt BOOSTERのような「クリーンブースター」と呼ばれるタイプのものがあります。
他にも高域を強調するトレブルブースターなどがありますね。単体では地味ですが、アンプや他のエフェクターと組み合わせると、絶大な効果を発揮する、玄人好みなエフェクターですね。TS系もブースター系として使うことができます。また、TS系回路を元としたものも多いです。

これらが、オーバードライブの中で特に多いものだと思います。他には、フェンダーアンプのサウンドを元としたものや、同じくVOXアンプを元としたものなど挙げればキリがありません。

  • 目的と選択肢が整ったら

数あるオーバードライブの中から、それぞれの目的に合ったペダルというのは、いくつか見つかると思います。さて、そういった選択肢が整ったら、次にやって欲しいのは、「予備知識」をつけることです。今ではインターネットという情報源がありますので、そういったものを駆使して、選択肢となったペダルの操作法や、評価を事前にチェックしておくことが大切です。そうすれば、実際にお店に行っても、スムーズに確認作業ができるからです。このとき、目安となる値段や、どこのお店に置いてあるかなどもチェックしておくと良いと思います。
確認作業とは・・・そう、試奏のことです。試奏については、VOL.5で詳しく書きましたので、そちらを読んでいただければと思います。

  • 遂に購入

試奏で、ツマミの効きや音の傾向などを確認し、気に入ったペダルが見つかったら、その場で購入・・・する前に、もう一つ確認をしましょう。それは、価格です。
ちなみに、通販と店舗販売では、基本的に通販の方が安くて当然です。ですが、ある程度の差であるならば、できるだけ店舗での購入をオススメします。なぜなら、その方が修理などの際に直接持ってくることもできますし、なにより「その場で」手に入るという満足度には代えられないものもあると思います。
しかし、たとえば1万円以上の値段の差があったりした場合は、どちらで買うかということをもう一度考えた方がいいと思います。
ちなみに、私はこれまで何度か通販でエフェクターを購入していますが、新品、中古問わず、トラブルというものに遭ったことがありません。踏みつけることを前提として作られたエフェクターは、通販でも特に心配はないと思います。
 
と、このような流れで、オーバードライブを選んでいただくのがいいと思います。もちろん、その人の環境によって、試奏ができないものもあると思いますし、また、選択は自由なものですから、必ずしもこの通りにしていただく必要はないと思います。
あくまで、「エフェクターを選ぶ」際の指標となればと思いますので、参考になればうれしく思います。



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