今日は、先日の記事でも触れた、MAXON OD9pro+を試してきました。これいいですよ!
ではレポート、いってみましょう!
MAXON OD9pro+
こまかい情報については、先日の記事を見ていただければと思いますが、これはMaxon伝統のオーバードライブの現時点での最新型で、より実践仕様としたモデルです。コントロールはDRIVE、TONE、LEVEL、そしてノーマル/ブースト切り替えスイッチです。
それではセッティング、いってみましょう!
【代引き手数料無料】FENDER JAPANエレキギター ストラトキャスター ST72-US【送料無料】【smtb... |
MAXON OD9pro+
【送料無料!】【在庫あり】Fender USA Frontman 212RフェンダーUSA ギターアンプ FM212R*ラ... |
今回ギターはFender JapanのUSA Vintage PUを搭載したモデルです。ローズ指板でした。Tsxus PUのモデルだとまんまレイヴォーンになってしまうので、こちらにしました。
アンプは、JC-120が置いていなかったので、これです。音質はまったく癖のない(癖がなさすぎるほど)トランジスタアンプです。
それではレポートいってみます。
- 操作性
迷うことはなにもないと思います。DRIVEが左側なので、BOSSの左がLEVELのエフェクターで慣れていると、最初だけは迷うかも、という程度です。ミニスイッチは親指で動かそうとすると、スペースが狭いので窮屈に感じるかもしれません。あとは、Ibanez/Maxon共通のこのケースですが、フットスイッチが少し硬めで、BOSSに慣れていると踏みにくいと思う方もおられるかもしれません。
こんなところですが、問題は全くありませんよ!
私がBOSSで慣れていて、Maxonという老舗ブランドという点や、その形状からどうしてもBOSSと比べてしまいましたが、逆にこちらで慣れている方はBOSSが扱いにくく感じることもあると思います。
- サウンドレポート
ノーマルモードでエフェクトをONにした瞬間、驚きました。とにかく「甘ったるい」サウンドです。もちろんいい意味で、ですけどね。
まさに「TS系」といえるサウンドなのですが、IbanezのTube Screamerにある「シルキーだけどなんか鼻がつまった感じ」はなく、それでいて「甘いサウンド」です。これはおそらく、「Tube Screamer」に比べて倍音成分が多く、そして音抜けが勝っているんだと思います。しかし、Ibanez TS808などと比べてこちらの方が「いい機種」なのか、というとそうではなく、求める音の違いだと思います。SRVやその他の「オールドサウンド」を求める方はIbanezを、TSサウンドを現代のシーンに合わせて使いたい方はMAXONを選ばれるといいのではないか、と個人的には思いました。
さて、ではブーストモードにしてみると・・・これはまたおもしろいです。ゲインは上がるのですが、倍音成分が抑えられ、少し中低域にサウンドがシフトします。ちょっとゲインが高めの「Tube Screamer」そのもののようなサウンドですが、音の抜けはやはりいいですね。
今回は単体で、トランジスタアンプで試しましたが、このサウンドはやはりチューブアンプや、他のエフェクターをブーストするために使うと、その真価を発揮するペダルだと思います。もちろんトランジスタアンプに単体で使っても、いい音になるのですが、どうしても音が奥に引っ込んでしまう印象がありまして、そのため環境によっては、クリーンからの切り替え時に音量が落ちたように感じてしまうかもしれません。
というわけで、今回はMAXON OD9pro+のレポートでした。試奏環境的には、このペダルにとっては不利な機材の組み合わせだったにもかかわらず、きちんと使えるサウンドで、このペダルのポテンシャルの高さを感じました。量産品にもかかわらず、まるでハンドメイドペダルを試しているかのような錯覚に陥ってしまいました。これは一度、じっくりと音作りをしてみたいモデルだと思います。・・・欲しいですね。