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当サイトの内容を説明文等に使用している楽器店さんがあるようですが、一切関係がありません。

Lovepedal Super 6

今回はHAO Rumble MOD.を試しに行ったのですが、おいていなかったので、Lovepedalの、かなり個性的な新製品、「Lovepedal Super 6」を早速試してきました!LovePedalの製品って、なんでこんなにいいんでしょうねw
まさにとんでもないエフェクターです。それではいってみましょう!
まず、この、Lovepedal Super 6の説明を、代理店の公式サイトから引用してみます。

Reminiscent of the mid 60's Blackface Fender era..
Specifically a Blackface Super on 6..

日本の代理店でありながらこれだけです。おそらくLovepedal側から渡された文章なんでしょうけど、何がなんだかさっぱりわかりませんw
そこでまず、このたった2行の文章を「解読」してみましょう。
1行目ですが、60年代中盤のフェンダーブラックフェイスというのが読み取れますので、COT50のように、フェンダーアンプをシミュレートしたペダルかな、という感じがしました。
そして2行目「Blackface Super」ですが、これはほぼ間違いなく、Fender Super Reverbのことでしょう。最近、「FENDER U.S.A. '65 Super Reverb」として復刻されていますね。



そして、最後の「on 6」ですが、これは、英語の公式サイトに答えがありました。
公式ページの文章が非常におもしろいので、これも引用してみますね。

“It was some time in 1979 when one of the "big guys" showed me how to dial in that Fender or Music Man amp that always seemed to be on stage where ever you played: "Easy" he said. "It's the magic six". Volume to 6, Treble to 6, Middle to 3 and Bass to 2 (6, 6, and 3x2=6). Bright should be on, reverb set for two and master volume (if one) set so that you can be heard above the drums without drenching the vocals. "The rest of the knobs you can just ignore" because no one used tremolo in late 70's and the footswitch was always disappeared… The effect was almost like having the key to Holy Grail - I have to admit that he was right and I joined the Magical Six Choir.”

Bjorn Juhl a.k.a. The mad Professor

要するに、1979年当時、60年代中盤のいわゆる「第一期ブラックフェイス」にはいわゆる「お約束」の設定があったらしく、それが「Magic 6」といわれる、ヴォリューム(いわゆるゲイン)6、トレブル6、ミドル3、ベース2の設定で、「6、6、3×2」で「魔法の6」というわけですね。そしてリバーブを2〜3に設定し、ドラムや環境に合わせてマスターヴォリュームを上げる、そして他のツマミは「無視」する、というわけだったようです。
なぜなら、70年代後半には誰もトレモロなんて使わなかったし、フットスイッチは必ずといっていいほど失くしてしまうものだった、とw
(Magic 6にはVolume、Treble、Middle、Bass、Reverb、Master Volumeの6つのツマミだけを使えばいい、なんて意味もあるのかもしれません。)

そして、この「Magic 6」設定の「Fender Blackface Super Reverb」をシミュレートしたのが、「Lovepedal Super 6」だということです。

ちなみに、これはさっき調べたもので、試奏したときに私はこのことを知らず、自分用の簡易レポートには、「謎につつまれたペダル」なんて書いてありますw

(私は機材を試奏するたびに忘れないようにケータイで簡易レポートを書いてメールでPCに送っているのです。試奏したあと、この簡易レポを書くために音の余韻を感じながらカフェで一服する瞬間が好きですw
もしご要望があれば、すでに記事で試奏レポートとして書いたものばかりですが、ウェブコンテンツの一つとして公開しますよ。全部は残っていませんが・・・。)

さて、このSuper 6ですが、ESPのCRAFT HOUSEさんのところには、試奏前は知らなかったことが書かれていましたので、詳細を説明していきます。
ツマミは3つ、左から「master - volume、tone - softness、presence - intense」ということです。ペダル本体には、「volume」と「intense」しか書いてありません。特にtoneは特徴的で、右に回すとベースをカットしていく、というタイプのようです。
では、試奏セッティング、いってみましょう!
 

Bill Lawrence ストラトタイプ

ええと、まずギターの説明をしないといけません。ギターはビルローレンスですが、PUがすべてディマジオのシングルとなっていて、フロントからYJM、Blue Velvet、HS-2で、今回はずっとリアのHS-2ばかり使いました。これはノイズを軽減したヴィンテージサウンドをもつPUで、エリックジョンソンなども使ったらしいですね。
どうもこのギター、今回行った楽器屋さんのテスト用ギターのようで、いろいろと中身が変わっているようです。ヴィンテージ系のサウンドということで、私のストラトに搭載しているLindy Fralin TALL Gとちょっとタイプが似ていたような気もしました。まぁ言ってしまえば、基本的な構造と狙ったタイプが同じなら試奏レベルではあまり差がない、ともいえるんですがw

では、レポートの方にいってみたいと思います。

  • 操作性

正直言って、予備知識がないとワケわかりませんでした。ただ、Lovepedal全般に言えるのですが、ツマミの効き方が絶妙で、「これを動かせば音がこう変わる」というのが非常に分かりやすいため、少しいじればだいたいの音の作り方は分かる感じはします。

  • サウンドレポート

最初はCOT50のような歪み系だとばかり思っていたのですが、このペダルは「まったく歪みません」!
カテゴリを「エフェクター全般」に設定していますが、どの種類に入れていいのか分からなかったのです。あえていえば、プリアンプやコンプレッサーが一番近い気がします。
さて、音ですが、ジャズコーラスはもともとフェンダー系の音なんですが、それがさらに上質なものになります。そしてこの唯一無二な艶やかさはまさにLovepdalの真骨頂!いくつかLovepedalのエフェクターを試してきましたが、本当にここのペダルの艶やかさは他のものと比べて一歩抜きん出ています。
トーンを右に上げていくと、なんだかTS系のような「コンプ感」があるんですよね。これがベースカットだということを加味すれば、おそらく結果的に中域が強調されてそう感じた、ということかもしれません。(TS系サウンドのキモは低域だった、ともいえるのかもしれません)
そしてPresenceですが、その名のとおり、高域が強調されます。特に12時を超えると音量が上がるように設定されているようで、私はこのコントロールを「トレブルブースター」だと思ってしまったほどです。しかし、総じてサウンドはすばらしく、これはまったく新しいペダル、と考えてもいいんではないでしょうか。
あえて近い雰囲気を持ったエフェクターといえば、エキサイターやエンハンサー的要素をもつコンプレッサープリアンプ、Hatena? Spice Landがまさにこれと似たコンセプトだと思います。
 
これは是非、歪みペダルと合わせて試してみたいですね。今回はこの謎のツマミの設定に時間を食ってしまったのですが、次回は別の歪み系ペダルと合わせて試してみたいと思います。



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